そろそろ梅雨の気配を漂わす天候の中、タワレコに行ってきました。
目的は今日発売の「Red Hot Chili Peppers / レッド・ホット・チリ・
ペッパーズ」の「STADIUM ARCADIUM / ステイディアム・
アーケイディアム」です。全体の印象は昔のレッチリに戻った感じも
あり、私のようなオールドファンは嬉しい。今回はギターソロも多いし、
うねるベースラインも気持ち良いのですが、28曲ってのはアルバム
として緊張感をなくすもんです。私の頭はLPの人間なんで、CDの曲の
多さにはいつも途方に暮れています。CDはLPのように曲を厳選しなくて
いいから、「いっぱい作った!CDは全部入るから全部入れちゃえ!」で
大失敗しているCDが増えたのも事実。でもファンとしてはたくさん曲を
聞きたい。そのあたりはアーティスト、会社、ファンの思いが交差する
ところですかね。しかし、今回はそんだけ曲が多い割に捨て曲が無いっ
てのは素晴らしい。本当は38曲録音したらしい。この先、CD的役割の
物の容量がデカくなったら、100曲入りアルバムとか出るんでしょうな。
その他の今日の戦利品。
「Opus Dai / Tierra Tragame」 今年3月に全米デビューの日本人
ギタリストを含むカリフォルニアの4人組み。リンキンパーク、システム
・オブ・ア・ダウンの前座をつとめたぐらいだから、その傾向好きには
いいかも。それよりもアルバム名の「ティエラ・トラガメ」。意味は
ラテン語で「大地がのみこむ」という意味合いですけど、トラガメって
のがいいじゃない。虎亀。かっこいいね!
「Ministry / Rio Grande Blood」インダストリアル・ロックの大御所
ミニストリーが2年ぶりに出しました。しかも狂気!やっとヤバい
ミニちゃんが戻ってきましたよ。輸入版しか出てないので歌詞の内容は
まだ把握出来てないが、ジャケがメロイックサイン(人指し指と小指を
立てる奴ね)しているキリスト風のブッシュ大統領!1曲目もブッシュの
「あいつらが悪いからボクちん戦争しま~っす」演説がラップのように
サンプリング!その後、デジタル高速ビート&爆裂ギターのリフが怒濤の
ように押し寄せるのであります。アルバムずっとです。死にます。たぶん
死ぬ人がいます。私は途中で休憩したんで一命を取り留めました。
「Donavon Frankenreiter / Move By Yourself」ジャック・ジョンソン
とかのサーフ系です。どんだけサーフ系が流行ってようが、落ち着きます。
私の希望は1曲めのアルバムタイトルにもなっている「Move By Yourself」
みたいな雰囲気で全編作ってほしいですね。忙しい方、これ聞きながら、
昼寝でもしたらどうですか?ドライブでもいいし、散歩でもいい。鳴って
いるのが忘れ去られるぐらいの音楽。
「Casual Projects/Casual Projects」オーストラリアの8人組。新人です。
ほとんど情報ございません。しかーしっ!レッチリの後継者といっても
過言ではないぞ。今んとこだけどな。タイトで乾いたラップがテンポの
良いミクスチャーに絡んだ音だ。なんじゃそりゃ。音楽ライターもどきの
レビューなんていらないね。
「Queensryche / Operation: Mindcrime II」クイーンズライチなのか
クイーンズライクなのかハッキリしろ!88年の名作『オペレーション:
マインドクライム』の続編ですが、我が師匠(今はミワンコフの師匠)
ロニー・ジェイムス・ディオ先生が参加しているから購入しました。
そんなに悪いアルバムでもないですが、メリハリのない曲展開にメリハリの
あるボーカルのジェフ・テイト。それがクイーンズライ…