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霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

自然情報・登山情報・イベント情報・霧ヶ峰パークボランティアの活動など霧ヶ峰の今を伝えます。

ニッコウキスゲ開花情報

2019年07月07日 | Weblog
梅雨に入ってから、はっきりしない天気が続いています

霧の発生も多く先月末から毎日観察されて、まさに霧ヶ峰!

少し遅れていたニッコウキスゲですが



<富士見台にて>

車山周辺、富士見台、八島ヶ原湿原周辺、
そしてセンター前の園地でも、咲き始めました

徐々に花の季節へと向かっていきます

<ハクサンフウロ>

<イブキトラノオ>


ここ数年、車山肩を訪れる方々に一生懸命サービスしている
ホオアカ


今年もいました♪

実際に会ってみませんか

霧ヶ峰自然保護センター周辺コース紹介「忘れ路の丘」

2019年07月02日 | Weblog
霧ヶ峰自然保護センター前の「忘れ路の丘」を行く散策コースを紹介します。


センターの前に見えるなだらかな丘です。青々と盛り上がって見えるのは何かというと…。


オニゼンマイです。群生していて目立ちますね。
茶色くなっているのはこれから葉が出るところです。


丘の上にあるのが霧鐘塔。
晴れていると奥に美ヶ原の方が見えます。


レンゲツツジの木の上で元気良くノビタキが鳴いていました。


幼鳥はオスメスの区別がつきにくいですが、
オスのようです。近くを飛ぶ虫に興味津々?
エサが自分で採れるようになったらもう大人の仲間入り。
凛々しい顔つきですね。


グライダーの滑走路。霧ヶ峰では上昇気流が発生しやすいため、
それを利用してグライダーの飛行が行われています。




センターから忘れ路の丘を歩き1周まわるコースは45分ほど。
忘れ路の丘は見晴らしがいいので景色を楽しめます。
ドライブなどで霧ヶ峰を訪れた方も、是非一度歩いてみてください。

霧ヶ峰のレンゲツツジ

2019年06月20日 | Weblog
寒い日が続いた影響か例年より開花が遅れていたレンゲツツジですが、
場所によっては見ごろを迎えています。



富士見台では色鮮やかなレンゲツツジが観光客をお出迎え。
ビーナスライン沿いにある駐車場から少し下に降りて散策できます。



踊場湿原では遊歩道沿いにレンゲツツジが並んでいます。
花はそろそろ終わりに近づいているものもありますが、
まだもう少し楽しめそうです。

レンゲツツジの木々の間に踏み跡が見られますが、
足元に咲く花が出てこなくなってしまうことがあるため、
中には入らないようにしてください。


〈踊場湿原、チゴユリ〉


〈車山湿原、コバイケイソウも咲き始めました。花は小さめです〉


〈アカギキンポウゲ、花弁に光沢があります〉

初夏に向けて次々花が咲く霧ヶ峰。
梅雨の晴れ間に是非訪れてみてください。




レンゲツツジ開花情報

2019年06月08日 | Weblog
レンゲツツジに関するお問い合わせが多くなってきました。

霧ヶ峰の中でも比較的標高の低い踊場湿原では、現在2~3分咲き
といったところです。


しっかりと咲いている木と、まだ蕾のままの木などがあります。


<奥の木は開花していますが、手前のは小さい蕾が多くもう少し日にちが掛かりそうです>

車山肩のビーナスの丘周辺は、花芽の数も多く後1~2週間でしょうか、




これから暖かい日が続けば、どんどんと咲き進むでしょうね。

またズミやミヤマザクラなども咲き、目立ってきました。




足元には、スミレの仲間やマイズルソウも見られるようになり
霧ヶ峰も春から初夏へと賑やいでいきます。


静かな草原で、草花をのんびりと楽しむには良い季節です。


春のおとずれ

2019年05月23日 | Weblog
霧ヶ峰のあちらこちらで春の花が咲き始めています。


ショウジョウバカマにとまるクジャクチョウ。
「美味しい!」と言わんばかりに蜜を吸っていました。



キジムシロ。男女倉山(ゼブラ山)山頂の日のあたる場所で。
この時期に咲く花は小さいものが多いので、
足元に注意して歩くといろいろな花に出会えるかもしれません。


こんな蝶にも遭遇。

名前はコツバメ。麓の町ではツバメの姿も見かける
ようになってきましたが、こちらは鳥ではなくて蝶です。


茶色と白で、外縁部が白と黒の互い違いで美しいです。



春といえば桜。まだ桜が咲いているの?と思われる方も
いるかもしれませんね。これはマメザクラという桜です。


花が小ぶりで下を向いているのが特徴です。


これからも次々と様々な花が開花します。
是非春を探しに霧ヶ峰に来てみて下さいね。




野鳥観察ノススメ

2019年05月17日 | Weblog
霧ヶ峰には数多くの野鳥が見られます。
霧ヶ峰自然保護センターの周辺にもノビタキ、ヒバリなどの姿が・・・。


〈センター前で アカハラ〉

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私、新人スタッフAは、そんな鳥たちの姿を捉えようと
センター前の、草原が広がる園地へ意気込んで出かけました。


ウロウロ…。
「あ!いたいた!よし、望遠レンズのズームを拡大っと。
あれ?鳥の姿が見えない?ガーン!もういない!!」


トボトボ…。
新人スタッフ「ノビタキがいたけど、カメラを向けたら既にいなくなってました。」

先輩スタッフ「う~ん、自分が自然の一部になってないのかも。今は営巣の季節だし、
       ウロウロしてたら警戒するでしょ。」

新人スタッフ「自然の一部!?確かに自分より大きな生きものがうろついていて、
       シャッターチャンスを狙っていたら怪しいですね。」

先輩スタッフ「動き回らずにしばらくじっとしているのが、撮影のコツかな。」


再び園地へ…

「鳴き声が近くで聞こえる!ヒバリかな?」
カシャ、カシャ。
「撮れた撮れた」



新人スタッフ「撮影できました!」

先輩スタッフ「この時期はつがいでいることが多いから、つがいかもしれないね。」

新人スタッフ「オスとメスの違いって見た目に大きな違いが必ずあるわけではないんですね。」

先輩スタッフ「そうだね。ヒバリの場合はオスの方が頭の毛が立っているんだよ。」

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鳥を観察するには、双眼鏡があると便利ですが、
双眼鏡が無くても、まずは自分の目で鳥たちの姿を追って
観察してみることをおススメします。
鳥のことだけでなく、登山道や開花情報など
情報収集をしてからお出かけください。

車山周辺登山道状況について

2019年05月06日 | Weblog
10日間あったゴールデンウィークも今日が最終日です。
みなさんはどう過ごされましたか。
センターにも多くの方が来てくださいました!
楽しい思い出のひとつになったでしょうか。


〈車山湿原〉

さて、登山道の状況を確認しようと、車山周辺を歩いてきました。


〈車山湿原から山頂へ向かう階段。雪があるのは登山道外です〉

2週間前までは雪が多く残っていましたが、登山道には5月5日時点で
雪は残っていません。ぬかるみも無くなり問題なく歩けます。


途中行き会った方とお話したところ、
「霧ヶ峰にはじめて来たけど、すごくいいところですね!
 好きになりました!!」と言われていました。

新潟県から来られた方で、新潟の山「平標山に似ている」と感じたとのこと。
初めて聞いたので聞き返してしまいましたが、たいらっぴょうやま、と言うそうです。
気になって調べてみると、平標山は群馬県みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町に
またがる山で、標高は1.984m。なだらかな稜線が特徴のようです。


〈車山肩から〉

ちなみに霧ヶ峰の最高峰は車山で1.925m。霧ヶ峰のなだらかな地形に
似た雰囲気を感じられたのかもしれません。

その方とお話していた車山湿原周辺には、レンゲツツジの群落があり、
6月中旬以降に見頃を迎えることをお伝えしました。
季節が変われば、咲く花も変わり、景色もガラッと変わります。
是非違う季節に何度も訪れてみてくださいね。



虹!!

2019年04月29日 | Weblog


昨日4月28日お昼頃、珍しい虹が現れました!
青空の下、水平に広がる虹・・・。 
なかなか見られない光景に、霧ヶ峰に来られた観光客、登山客の方たちも
その様子を写真に収めていました。

これは環水平アークといって、太陽の高度が高く
空気中の氷によって、光がプリズムを通ったようになります。
上空の高い場所で発生しているので、見られる範囲は広く、
昨日の虹も全国各地で見られたそうです。

普段でも虹を見ると嬉しくなりますが、
こんな虹が見られたら得した気分になりますね♪


雪解けの草原で

2019年04月22日 | Weblog
シカが樹皮を食した跡がありました。
かわいそうに丸ハダカになってしまいました。
これも自然の姿なんだけど、みんなが大好きな霧ヶ峰の植物を
守るためにシカの食害対策をしています。


シカに樹皮を食べられた木


八島ヶ原湿原内のシカ柵(ニホンジカ防鹿柵)


雪解けの草むらに何か“にょろにょろ”と這ったような跡を発見。
ヘビが冬眠からお目覚め???
真冬に雪の下で地面を這うように動き回った小動物のしわざと思われます。
冬が終わり雪解けの高原にはいろいろな生き物の痕跡が見られます。
あなたは霧ヶ峰で何を見つけれるかな。


センター前園地内にて(赤のサインペンは比較のためのもの)

センター開館しました♪

2019年04月15日 | Weblog


11月半ばからの長い冬期休館を終えて、
4月15日、霧ヶ峰自然保護センターが開館しました!

麓では桜や水仙などが咲いていますが、霧ヶ峰はまだ雪が残っています。




先週は雪が降った後、木々や草花についた雪が溶けて、
雨氷のような姿が見られました。
日が当たるときらきら輝いてとても綺麗です。
霧ヶ峰で雨氷が見られる機会はそう多くはないので
もしも見られたらラッキーですね♪


〈シシウド、第2園地で〉


〈ススキ、第2園地で〉


レンゲツツジの芽も氷でコーティングされていました。
6月に入ると霧ヶ峰の主役になるレンゲツツジも、
出番はまだかと、じっと待っているようです。


〈第2園地、4月15日撮影〉

登山道は雪が残っているところも多くあるので、
スパッツや防水のパンツを身につけていた方がいいです。

センターにも是非立ち寄ってみてくださいね。
2019年度もスタッフ一同みなさまのご来館を
心からお待ちしています!