きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

春風のおかげで

2013年03月15日 | 横浜港南あ邸
横浜あ邸にて。

春になり、
あたたかい日が
続くようになったので、

左官屋の湯田さんたちが
荒壁土を塗り始めました。

すると数日で、
荒壁土が乾き始めています。

春のあたたかい風と、
カラッとした空気の
おかげです。

暑い夏などは、
湿気が高いためか、
かえってなかなか
乾かないのですが。

土が乾く速度を作用するのは、
どうやら風と湿度のようです。

しかし木や土は、
こうして季節に反応するから
面白いですね。






障子はしまる

2013年03月03日 | 町田か邸
町田か邸にて。

ここが‘現場’として最後の日、
障子が入りました。

障子が入ると、
空間が締まりますね。

それは建具全般に
言えることですが、

やはり障子の存在感は、
大きいです。

室内の温熱環境の維持にも
大きく寄与する障子、

活用していきたいですね。










灯りと荒壁

2013年03月03日 | 町田か邸
町田か邸にて。

この家の二階は、
ほぼ全て荒壁土のまま。

‘強い土’ならではの
収縮によるひび割れと、

竹小舞の縦簾が
透けて見えるような縦の波が
味わい深く、

とくに灯りが当たると
その表情が強調されます。

本来は「下地」
なんですけどね。

昔ながらの家づくりは、
作る過程も美しいので、

こうしてそのまま
仕上げにしてしまうことも
あります。



栗板の厨房納まる

2013年03月01日 | 町田か邸
町田か邸にて。

栗板の厨房が納まりました。

こうして作り込む厨房には、
様々な仕掛けがあります。

鍋などを引っ掛ける
ステンレス製の吊金物が隠し味。

厨房の設計は、
機能美が現れるからでしょうか、

また自分も
上手ってわけではないですが、
料理は好きな方なので、

ホンマ大好きです!