日野の集合住宅改修の現場にて。
この家には、
北面に屋根の勾配なりの
幅約4.5mもある
大きな大きな天窓があります。
たいへん明るくて
雰囲気がいい感じなのですが、
しかしこれがあるために、
夏は暑く、冬は寒い。
確かに初夏のこの時期でも、
温室のような感じです。
その状況を改善したい!
だけどいい雰囲気は残したい!
ということで、
その間をとって、
半分閉じて、
半分開けられるしくみを
作ることにしました。
閉じる部分は、
断熱材を挟み込みつつ、
断熱性が高く、
柔らかな表情のサワラの板を貼り、
開ける部分は、
サワラの板貼りに呼応して、
同じくサワラで作った建具が
取り付けられる予定。
半分閉じることになりますが、
今日現場を見る限り、
雰囲気のよさを
適度に残すことができそうです。
この家には、
北面に屋根の勾配なりの
幅約4.5mもある
大きな大きな天窓があります。
たいへん明るくて
雰囲気がいい感じなのですが、
しかしこれがあるために、
夏は暑く、冬は寒い。
確かに初夏のこの時期でも、
温室のような感じです。
その状況を改善したい!
だけどいい雰囲気は残したい!
ということで、
その間をとって、
半分閉じて、
半分開けられるしくみを
作ることにしました。
閉じる部分は、
断熱材を挟み込みつつ、
断熱性が高く、
柔らかな表情のサワラの板を貼り、
開ける部分は、
サワラの板貼りに呼応して、
同じくサワラで作った建具が
取り付けられる予定。
半分閉じることになりますが、
今日現場を見る限り、
雰囲気のよさを
適度に残すことができそうです。
先日この場で紹介した
‘秘密基地’の冷蔵庫脇の格子ですが、
これはスギを使って作っています。
しかしスギというのは、
日本全国どこでも採れるものですが、
たいへん奥深い素材で、
実に様々な表情を
持ち合わせています。
赤身の部分は、
文字通り赤いものもあれば、
黒いものもある。
また同じ木でも、
面が違えば、
当然目の出方も違う。
それだけに、
一言で「スギ」で格子を作るといっても、
木配りによって
全然表情は異なってきます。
さて、
ここに納まっている格子。
写真を眺めていると
何か法則性を
見つけることができると思います。
そう、
横方向の材が赤身のみ、
縦方向の材が白太のみ。
細かい目の格子で
一本の木の中に
赤白が同時に入った
いわゆる「源平材」を使うと
とても‘賑やか’な印象になるため、
赤身と白太を、
縦横で使い分け、
そうすることによって、
軽やかで端正な表情を
めざしています。
これは建具屋新井さんのアイディア。
木の建築の設計は、
設計者の考えだけでは
可能性が限られてしまいますが、
職人との対話、
あるいは提案を頂くことによって、
よりいいもの、
楽しいものができます。
この建具は、
そんな例の一つです。