有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

夕方でも暑くて堪らない

2024年07月28日 | 山野草
最高気温36.7℃の日の夕方4時過ぎに山裾から少し林道へ入ってみました。
前日の最高気温は38.5℃でした。(>_<)
まずは山裾の農業用水脇に咲いてたコオニユリ(小鬼百合)。

花だけ見ればオニユリと同じ、違いは茎に零余子又は珠芽(むかご)が出来ない事。
↓の画像の茎には零余子が着いてません。
オニユリより背丈も花も小型と言われてますが、見た目では・・・?(^^;)

水路の内側の下向き斜に面咲いてるので撮り難い、対岸にも咲いてますが行く事が出来ず。 

この付近に沢山咲いていて、本当に全部コオニユリ?と疑いたくなるほど。
実が出来やすいとの事ですが、実生(みしょう)から開花まで6~8年掛かるようです。
対してオニユリは零余子から3年ほどで咲くとか。

ユリ科ユリ属の多年草で北海道~九州に分布。
食用にする百合根はこのコオニユリの鱗茎だとか、オニユリの鱗茎は苦みが有るようです。

同じ水路脇にはユウスゲ(夕菅)も咲いてました。
残念な事に行けない対岸にしかなく、レンズを伸ばして撮るしか有りません。

ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で本州~九州に分布。
※ユリ科→ススキノキ科→ツルボラン科

夕方から(午後4時頃)咲き始め、翌日の午前中には萎んでしまう一日花。
同じ夜に咲くスズサイコ(鈴柴胡)は日中に曇りや雨で薄暗くなると時間に関係なく咲きます。
ユウスゲは日中に薄暗くなっても時間が来ないと咲きません、時計も持って無いのに不思議。
夕方に咲く黄色の花が何故か涼しさを感じさせます。

少し林道に入ってみるとセリ(芹)の花が咲いてました。 

セリ科セリ属の多年草で全国に分布、ご存じのように強い香りがする春の七草の一つ。
春の七草の一つですが花の時期は今頃です。

薄暗い所に居たダイミョウセセリ(大名挵)、暗すぎたので閃光撮影で。 

更に暗い林道の真ん中に鎮座していたアズマヒキガエル(東蟇蛙)。
暗かったので危うく踏むところでした。(^^;)

↓も閃光撮影です、近寄っても微動だにしませんでした。
以下、
国立環境研究所侵入生物データベースより。
 アズマヒキガエルは鳥取・近畿北部以東の本州に分布。(←以西はニホンヒキガエル)
 ヒキガエル属は外来生物法で未判定外来生物に指定されてます。
 (特定外来生物指定種、要注意外来生物指定種、但し国内産種を除く)
へ~ぇっ!ヒキガエルがこんな事になってたとは知りませんでした。
ただ国内産種を除くので、14都府県では絶滅危惧種に指定しています。

ダイコンソウ(大根草)が一花だけ咲いてました。
バラ科ダイコンソウ属の多年草で北海道南部~九州に分布、花の直径は12~18mm。
根性葉がダイコンの葉に似てる事が名前の由来、その根性葉は画角に入ってませんけど。

イヌゴマ(犬胡麻)。 

シソ科イヌゴマ属多年草で北海道南部~九州に分布、花冠の長さ12~15mm。 
名にイヌが付くので役に立たないようですが、昆虫には役立つようです。 

↓は草の葉の隙間から前ぼかしで。 

久し振りに見たキビタキ(黄鶲)、幼鳥でしょうか? 

暫く見てなかったのでもう帰ってしまったと思ってました。 

ユウスゲの咲く時間帯に行ったのですが、それでも暑くて汗が止まりませんでした。
在庫が終わると言いながら今日まで引っ張って来ましたが、いよいよ本当に在庫切れ。
本日何某か撮らないと夏休みになります。(;^ω^)
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