人生はウルトラＱ:kipple

「人生はウルトラＱ」

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人生ってぇやつはよぉ！

人生なんてよぉ！


ケムール人を　追いかけて
消滅したケムール人の残した液体を　調子ぶっこいて　踏んづけて　消え去った　あの刑事みてぇなものさぁ！


ガラモンが吐いたゲロみてぇなもんさぁ！


何でも願いが叶うと言う虹の卵をやっと見つけたらパゴスに横取りされて
でもそれ幸いで　結局歩けなかったお婆ちゃんが立ったぁ！


なぁんて事もあったりする　ウルトラＱ　みてぇなものさぁ！


そもそも　何故　人はブログなど　書くのか

そもそも　何故　人は世界に向けて　つぶやいたり　するのであろうか？

何も語らず　黙って　生き抜くのが　三船敏郎ブロンソンってぇもんだ

う～ん　・・・　サッポロビール　・・・

・・・

ふと　そんな事を想う　小雨の　薄ら暑い　晩秋の夜

ガラスの風鈴が　チン　と鳴った

その　真赤な金魚が描かれた　ガラスの風鈴の　小さな音は

異次元を走り続ける電車に閉じこめられた　人たちの

“あけてくれ！”

と言う　遠い遠い　声の様で

電車は異世界に到達する事も無く　窓外に人生の折々の記憶を映し出し　走り続け　・・・

ここではない　どこか　別の世界に到達する事もなく

ひたすら　窓外に映じる己の人生の思い出ばかりが　押し寄せ

走り続ける　電車は　じつは・・・





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あかない

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Ｔhis novel was written ｂｙ ｋｉｐｐｌｅ
（これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。）