元祖・東京きっぷる堂 (gooブログ版)

あっしは、kippleってぇケチな野郎っす! 基本、自作小説と、Twitterまとめ投稿っす!

ツイートきっぷる小説集④:kipple

2015-01-04 22:03:14 | kipple小説

「ツイートきっぷる小説集④」第百五十一話~第百七十八話

(相変わらず、全然ウケないので、さらにウケは狙ってまスん。)




ツイートきっぷる小説#178-2【お前、泣いているのか?】②
ちぇ、僕が泣いてんじゃなくて世界が泣いてたのか。
と思うと何だかムシャクシャしたので、お前の両目にハサミを突き刺してやると血の涙をドバドバ流し やがった。
すると世界に降り注ぐドシャ降りは血の雨に変った。僕は言った。
「何だ、お前が泣いていたのか」
2014年10月31日 - 15:52


ツイートきっぷる小説#178-1【お前、泣いているのか?】①
僕の視野は隅々まで涙でびしょびしょでこんなに酷く泣いた事は無いと云うと、お前は僕に鏡を見せて
「バカてめぇが泣いてんじゃねぇ、雨が降ってんだよ」
と、ほざくので、よく見ると、成程僕の目はカラカラで涙なんか欠片も無かった。
2014年10月31日 - 15:48


ツイートきっぷる小説#177【星野君
日暮れ時にピカピカ光る蜜柑色の夕陽に照らされた空地の隅に、ちっちゃな蜃気楼が現れる。
そのちっちゃな蜃気楼は幸福そうな一家が皆笑顔で楽しそうに食卓を囲んでいる情景だ。
そこはかつて星野君の家だった。星野君は弟一人とご両親の四人家族だった。
今は亡き四十年程前の元気な星野家だった
2014年10月27日 - 16:17


ツイートきっぷる小説#176【媒質胚胎狂転
月が無く、星も無い夜。
観音開きの音声映像受信子宮箱が赤子を産んだ。
赤子は怪奇無機質赤ちゃんとして見世物小屋に売られた。
音声映像受信子宮箱はその見世物小屋の赤子を薄気味悪く、又、面白可笑しく放映した。
全ての情報媒体は未来永劫、見世物小屋であり続けた。
闇も無くなる終焉まで。
2014年10月18日 - 5:07


ツイートきっぷる小説#175【トリコロジー
トリコ仕掛けの明け暮れに魔法使いの杖をつき裏地真紅の着物着て足を引き摺り歩ければ緑の娘が付けてきた。夕陽が弾け散る中で緑の娘が三井理峯さんの化けたものだと熊沢天皇が化けた私には分かった。私は杖の一振りで赤尾敏を呼び出し夕焼け小焼けの飴玉を貰った。
2014年10月1日 - 4:33


ツイートきっぷる小説#174【夏みかん
突如空間から現われた夏みかんを磨くと空はピカピカに晴れ上がり水浸しにし電気を通すと空は一転激しい雷雨に変じ、地べたに叩きつけグシャッと踏みつけ潰しちまうと空が落下し大地もぐしゃぐしゃで高層ビルなんか木端微塵で爽快で気持ち良く潰れた夏みかんの皮を剥き美味しく頂きました
2014年7月28日 - 16:16


ツイートきっぷる小説#173『貼り神
君がいた未来があり君がいた過去があるけれど君がいない今があるので君がいない今を無くし君がいた未来と君がいた過去を連結すれば君はずぅっといると思い今を削除した。けれど過去も未来も今の集積だったので今を消したら君も僕も最初からいなかった。
2014年6月27日 - 23:30


ツイートきっぷる小説#172『歩きし其処は、蝋燭街道地獄道
日々はほどかれ、真夜中いっぱいの青空が隅の方から暮れてゆき、
底の方から謎の時間がやってきて、
我の痛みし足元を其の濃い橙色が溶かすのです。どろどろと。どろどろに。
2013年11月27日 - 16:49


ツイぷる小説#171『タコサラダ無限会社』路地を歩いてたら電柱や壁が倒れてきて民家が爆発するので大通りに逃げると車たちが次々衝突炎上し地面に亀裂が入りマグマが吹き出し高層ビルが続々倒壊し空が裂け太陽落下し地球丸ごと吹っ飛んだ。虚空のカーテン開いて出ると何だDR. パルナサスの鏡か
2013年6月23日 - 16:34


ツ小説#170『過去』夜中に銃を磨いてると背後のドアが開き私が入ってきた。直ぐ様振り向き私の顔面を撃ち抜き風穴を開けると其の穴に吸い込まれ私は産まれた瞬間に戻り再び幸福な過去の記憶の中を生き成長していった。中年を過ぎ生きるのが嫌になった頃に部屋のドアを開けると私が銃を磨いていた。
2013年6月17日 - 22:22


ツイきっぷ小説#169『激しい雨』世界を滅ぼさんとする者が後ろ手に鎖を引くと天空が裂け全ての死者が地上に降り注ぎ全ての生者を滅し、死者の憤怒と生者の傲慢は相殺された。激しい雨が長く続いた後、生と死の中間の不死者が黒い涙を流して現れ自らを神と呼び鎖を引くと天空の裂け目は閉ざされた。
2013年6月17日 - 22:10


ツきっ小説#168『地下鉄ジジ』元気な女の子の地下鉄ジジが東京にやってきた。雨ばかり降ってて人が沢山いる様な誰もいない様な東京をずぶ濡れになりさ迷う内に真っ黒な廃屋の割れた磨りガラスの中のレインコォトを着た雨女に「これ時間雨よ」と言われ驚いて田舎に逃げ帰るとジジはババになってた。
2013年6月13日 - 15:41


ツきっ小説#167『実体なき世界』鬱蒼と茂る雑草を抜け朽ち果てた無人駅のホームに残された吸殻を拾いDNA検出し書割り製造機で再生させた煙草を一服すると私は実体を取り戻し無人駅は活気を取り戻し元気に軽便来たりて賑かに乗客往来したが吸い終えれば私は消え無人駅も雑草の中の廃墟に戻った。
2013年6月11日 - 14:36


ツイートきっぷる小説#166『乱歩サック・最終章』ウンザリする目の前の日常風景を乱歩サックで裂き破ると椅子の内側から見た世界が現れ又破ると十二階から見た覗きからくりで其の目眩く非日常に恍惚し次々破り完全なる暗黒星に書き割り製造機を見つけた時、私は全ての世界からソォっと消えた。
2013年6月8日 - 23:05


ツイートきっぷる小説#165『乱歩サック・序章』屋根裏から落ちてきた煌びやかな乱歩サックを中指と人差し指と親指に嵌めると全ての風景がサランラップに描かれた書き割りの様なものだと分かった。簡単に破く事ができるんだ。
2013年6月8日 - 23:03


ツ小説#164『足』窓を開けると巨大な素足が六本木ヒルズを踏んづけ潰してた。ざまあと思ってると巨大な素足はズシンゞと俺んちに近づいてきた。咄嗟にバナナの皮を投げると巨大な素足は滑ったが足首から上がない。ふと見ると俺の足首から下がなく瞬間俺は滑って転び滑って転んだ俺に家ごと潰された
2013年5月29日 - 18:33


ツイーぷる小説#163『俺たちゃズッコケ三兄弟!』俺の名はズッ!俺の名はコ!俺の名はケ!三人合わせてズッコケ三兄弟!ところがコの奴が裏切りズンドコ三兄弟に加わった為ズッコケ三兄弟は意味不明なズッケ兄弟になり寂しく人生を終えた。かくも世の中冷酷なズッコケと調子いいズンドコだらけだ。
2013年5月28日 - 19:10


ツイぷる小説#162『バス』僕を乗せたバスは世界の中心みたいに夜を走ってた。中は明るく外は黒一色。最後部席で揺れてる内に直に夜に触れたくなり、窓を開けると薄い膜が中と外を隔てていて剥がすとドロッとした夜が流れ込みアッと言う間にバスの中は外と均質な黒になった。僕もバスも夜になった。
2013年5月27日 - 20:12


ツき小説#161『カトレアのマッチ』カトレアのマッチの火には色がついてるの。でも黒い火が出たらあなたの将来は無いの。黒い火が出た。巨大な店内はぐるぐる回り闇に沈み僕は中野のクラシックでコーヒーを飲んでた。目の前でウェイトレス二人が赤青花火回して「抜けられませぬこの時代」と言った。
2013年5月23日 - 22:32


ツき小説#160『のびる導火線』煙草に火をつけたら鼻毛にも火がついた。鼻毛についた火がバチバチ迫って来るので何だ鼻毛じゃなくて導火線かと思った瞬間、首から上が爆発し首なしの俺は荒野の果てに吹っ飛び粉々の目玉がガンマンが銃口から立ち上る煙をフッと消すのを望郷の中に覗くと闇に溶けた。
2013年5月23日 - 21:33


ツき小説#159『花に嵐のたとえもあるの?』サヨナラだけが人生ならば私の未来はなんなのよ!明日になれば今日は昨日で明後日になれば明日も昨日で、何よサヨナラだけが人生じゃない!そんなの嫌!何とかしてよ馬鹿キップル!●ぷわぁ!ほら君は時間逆行者だ!過去は未来でさっき月の鎖は解かれた!
2013年5月20日 - 20:06


ツき小説#158『月の鎖』無限回廊の天辺で逆さまになり後ろ手に鎖を握ってる女がいた。女は黒いドレスを着ていて空いてる手で座標板を指したので僕はグリグリと位置を僕の未来に合わせた。女は裸電球の頭を強烈に輝かせると鎖を離し落ちてゆき空から月が落ちてきて僕の未来を潰し全てが過去になった
2013年5月20日 - 18:59


ツき小説#157『尖閣諸島奇譚』何故だ!何故皆尖閣諸島をパノラマ島にしようと思わないんだ!世界なんて全て改造可能だろが!日支共同ウルトラ土建で、すぐでしょ!そうか支那の奴ら江戸川乱歩読んでね~な!と思い支那に渡り大量の乱歩本を配りまくってたら秘密警察に捕まりシナラマ島に散りました
2013年5月20日 - 16:41


ツ小説#156『性奴隷信仰』毎日毎日性奴隷信者が「人生を直視し正しい自分史認識を持ち過去の悪行に向き合い千年反省と謝罪と賠償をしなさい」と俺に向かって喚くので頭がおかしくなりガキの頃幼馴染みのヨっちゃんをぶった事を思い出し居場所を突き止め毎日つけ回し謝罪し一円投げてたら捕まった。
2013年5月20日 - 16:27


ツ小説#155『くだもの』新興宗教アメリカに九十万人の一般庶民を焼き殺され侵略され植民地にされ憲法教育捨てられ脳に果物を埋め込まれた日本人は与えられたカルト経典を平和憲法と名付け拝み崇め新興宗教アメリカに入信したが68年後頭が爆発し絶滅した。果物は反米脳波に反応する被自爆装置で…
2013年5月18日 - 23:46


ツき小説#154『けだもの』狂った醜い黄色猿を殺すのが楽しすぎて雌猿子猿を爆笑しながら銃撃し無差別爆撃と原爆二発で九十万人焼き殺せば益々笑いが止まらず侵略を終え植民地にし残りの猿の脳にアンテナ埋め込むと涎垂らして隷属し崇めたくせに68年後侮蔑したのでアンテナを起爆させ民族浄化した
2013年5月18日 - 22:54


ツきっぷ小説#153『置物』あたしの非動物化は生まれてすぐはじまりました。食べる事に興味がなくなりましたが食べる事自体は非動物的に続けてるので生きてはいます。思春期になっても異性に興味わきませんしそもそも他者に全く興味無し。そのうち動く事が嫌になりまして置物として重宝されてます。
2013年5月11日 - 22:55


ツっぷる小説#152『豚』脳病院抜け出して涙の海を渡り血塗られた谷を抜け屍の山を越え「豚の国」に着きました。豚達の王は醜い支那キンペー、首から上が豚のオーカスで他国でも何でも食べちゃうの。鯉口切って村正で首刎ね公衆便所の裏に捨てると惨めにシュゥと萎びたよ。此れが本当のシナ豚金平!
2013年4月29日 - 21:15


ツきっぷる小説#151『隧道』ずっと真っ暗な隧道を歩いてた。何時から歩いているのか、もう解らなくなっていた。気付くと隧道を出ていた。振り返ると隧道の中は古ぼけた朝の記憶の様にぼうっと見通しがきき、私自身が真っ黒な暗闇そのものだったと知った。隧道を出ても辺り一帯相変わらず暗かった。
2013年4月23日 - 18:24




(説明すると入らない。説明抜かすと意味不明。ああ悩ましきかなツイートきっぷる小説)


This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)


1月3日(土)のつぶやき

2015-01-04 00:58:47 | たわ言

【或る着物生活者の一生】
今朝の徘徊は影は寒いが陽の当たってるトコは暖かくてYO!ひっかけ無用にて候。
やっぱ正月は丸組みのぼんぼんだなぁ。正絹灰長着にウール奇怪模様紺系羽織に灰系ぼんぼんに美麗博多帯。
本日はこれでずっと過ごすのだ! pic.twitter.com/7AKbPCgE5a


【或る着物生活者の一生】
ふざけないで、ちゃんと正面から写ったのをと、隣りのピートが煩いのでもう一枚。一応正面を向いておる。

なあ、俺を街で見かけたら十円くれよ。いいだろ十円くれぇ。羽裏の凄ぇ絵を見せてやっからよ。
拝見料十円な。 pic.twitter.com/qskNgkmfZk


三つの血塗れ篇、【どろ~ん】で終わり。 goo.gl/merdL6