KINOKO WEB

きのこ関係です。ときどき植物。

かずさの森 「野生きのこ採り」

2007-10-14 | かずさの森
10月13~14日、森林塾かずさの森のイベント「野生きのこ採り」へ。
はっきりとはおぼえていないけど,2002年ころからのおつきあいだと思う。
きのこ初体験の方が中心に集まり,亀山湖のあたりにあるログハウスに1泊して,きのこ狩り体験をする。
私はきのこのお話しや名前をつけたりする。

ログハウスは,スギ林の間伐材でつくられている。
10年以上前に,手伝いにいったことを思い出した。
東大演習林のなかで,房自研というのがあって,その帰りのことだった。


2007年10月14日 千葉県 EOS 5D 28mm f2.5 1/100秒 ISO400

30人近くの参加者があった。
ほとんどの方は,きのこ初体験とか,数回の経験というかんじ。
実際にきのこの生えている姿をみて,はしゃいでる方をみていると,こちらも楽しくなってきた。
最近,きのこをみてはしゃぐことなくなったなぁ。
すごいきのこをみつけてないからだね。



2007年10月14日 千葉県 EOS 5D 28mm f2.8 1/80秒 ISO400



2007年10月14日 千葉県 EOS 5D 28mm f2.8 1/160秒 ISO400

房総の山には,けっこうヒルがいて,分布は徐々にひろがっているともいわれている。
集合場所近くの林のへりできのこの撮影をしていたら,さっそく,ヒルがはってきた。
たしかに,昔はこんなところにヒルはいなかった。

しかし,きのことりをしたかずさの森は,予想以上にヒルが少なかった。
昔は,つねに,長靴に数匹のヒルがはりついていたのに,
今回は,私の長靴にはヒルがはりついたのを確認していない。
たまに,他の人の長靴にはりついているのをみるくらい。
きのこを撮影しているとき,音も無く,ものすごい勢いでシャクトリムシ歩行で,
近づいてくるヒルを数匹見た程度だ。

でも,あの姿みるとちょっとこわくなる。
蚊に血を吸われても,ちきしょうと思うくらいだけど,
なぜかヒルだと,手にのぼられてだけでびびってしまう。

かずさの森では,今年から犬をかいはじめたそうだ。
それで,シカがあんまりよってこなくなったための効果だ。
といっても,全く近寄ってこないわけではなく,
林の下草のほとんどは,しっかりとシカに食べられていた。


2007年10月14日 千葉県 EOS 5D 28mm f2.8 1/250秒




2007年10月14日 千葉県 EOS 5D 28mm f4 1/60秒

モミタケ

2007-10-13 | きのこ
オオモミタケはたくさんみたことがあるけど、モミタケってあんまりみたことがない。
北海道で1回、房総で1回、千葉菌の相京さんが山ほどとってきたのと、今回の山梨の1回。

モミタケとオオモミタケの見分けは、胞子の長さを測るのが決定的だ。
傘の色のちがい、関係する樹種も微妙にちがうようだ。
富士山のオオモミタケはシラビソだろうか。
オオモミタケの傘のほうが大きくなると、よく図鑑にかいてあるが、
私の経験では、モミタケのほうが大きい場合が多かった。
また、オオモミタケの柄のほうが長く伸びる場合が多く、
柄をこわさずに掘るのがたいへんだった。

原色日本新菌類図鑑より
「モミタケ(一名 センダイサマツ)Catathelasma ventricosum (Peck) Sing.
傘は径8~20cm、 ・・・省力・・・ 胞子は楕円形~長楕円形、8.5~11x4~6μm、夏~秋、モミ、エゾマツ、アカマツなどの針葉樹林に群生し、ときに菌輪をつくる。食用。分布:日本・カラフト・中国・北アメリカ(東部)。
オオモミタケ Catathelasma imperiale (Fr.) Sing. はさらに大形で傘は径15~40cm、オリーブ褐色、胞子は大きさ10~15x4~5.5μm、北海道ではトドマツ、エゾマツ、本州ではアオモリトドマツ、ウラジロモミなどの針葉樹林に発生する。日本・ヨーロッパ・北アメリカ西部に分布する。」


2007年10月8日 山梨県 EOS 5D 24mm f8 1秒

すいとん

2007-10-12 | 料理
山梨で3日間のきのことり。
食事は、ほとんどすいとんだった。
いま、すいとんにこってます。


2007年10月6日 山梨県 EOS 5D 32mm f8 1/500秒

初日、めぼしい食用きのこはウラベニホテイシメジくらい。
たくさん生えていたのだが、個人的にはあんまりうれしいきのこではない。
にがいのきらい。

このウラベニホテイシメジ、にがみはかなり弱く、
ほとんど気にならなかった。
歯ごたえがよくて、汁物との相性いいね。

ウラベニホテイシメジって、火をとおすと、傘の色が濃くなる。
もしかしたら、毒きのこのクサウラベニタケとの判別点になるかも。
でも、クサウラベニタケを火にとおすと、どんなふうになるのかわからない。


2007年10月6日 山梨県 EOS 5D 70mm f2.8 1/200秒 ISO200

夜、けっこう冷え込んだ。
寒いのきらい。
寒くなると、きのことりの情熱さめてくる。


2007年10月7日 山梨県 EOS 5D 17mm f8 20秒

2日目、めぼしいきのこがなかったので、
しかたなくカラカサタケをつかってみる。
味や香りは淡白で、おまけに歯ごたえは布切れを噛んでいるよう。
汁物にはむかないきのこだ。


2007年10月7日 山梨県 EOS 5D 70mm f2.8 1/3200秒

3日目、レストランマッシュルームのシェフと合流。
マロンはあいかわらず元気だった。
雨の山の中を走り回っていた。


2007年10月8日 山梨県 EOS 5D 28mm f2 1/125秒 ISO800

シェフと3日もののすいとんを食べる。
ハナイグチはやっぱりうまい。
傘のぬめりといい、歯ごたえといい、
汁物と実によくあう。


2007年10月8日 山梨県 EOS 5D 70mm f2.8 1/100秒 ISO400

ヒグマアミガサタケ

2007-10-11 | きのこ
まだ、白バック写真をやっていなくて、
ポジフィルムも知らなくて、ネガフィルムを使ってた。
きのこの写真を撮りだして、1年目か2年目のころ。
夢を求めて、マツタケを探したこともあった。

久しぶりに訪れたこの山。
昔、大きなマツタケをみつけたっけ。
今回は、その山には登らず素通り。

白バックを撮るようになって、
だんだんと、山の奥の方まで入らなくなった。
車から近い範囲できのこを探して、あとは車にもどって撮影。
だから、高級なきのこやすごいきのこをみつけるチャンスは激減した。

車を運転していると、
沢沿いの倒木に生えているヒグマアミガサタケを発見。



2007年10月8日 山梨県 EOS 5D 23mm f22 2.5秒

モミタケ

2007-10-10 | きのこ
この日は,あんまりきのこ見つからなかった。大物はモミタケ。
他には,ウラベニホテイシメジ,ヌメリイグチ,アミタケ,タマゴタケ,カラカサタケ,クロラッパタケなど。



2007年10月8日 山梨県 EOS 5D 17mm

コウモリタケ

2007-10-09 | きのこ
山の中を歩いていると,ところどころに,太いモミの木が生えていることがある。
モミの木に関係のあるきのこがはえているかも。
コウモリタケも,そのひとつだ。
アカモミタケ,運がよければモミタケ。



2007年10月6日 山梨県 EOS 5D 21mm f11 1/4秒

ミヤマタマゴタケ

2007-10-08 | きのこ
このきのこ、どこかの図鑑に写真ないかなぁと調べてみたら、
家の光の図鑑にはなかったけれど、なんと、
きのこワンダーランドにはのっていた。
おそるべし!

この写真を撮影したとき、実は、かなり暗い光線だった。
フィルムなら、カラーバランスがくずれ、撮影するのをためらう状況だ。
デジカメだとあっさりと写ってくれた。
ありがたい。


2007年10月6日 山梨県 EOS 5D 40mm f11 10秒

カラカサタケ

2007-10-07 | きのこ
ゆっくりと車を走らせていると、
道端のカラカサタケが目にはいった。
たくさん生えていた。
このまわりに13本あった。



2007年10月6日 山梨県 EOS 5D 85mm f2.8 1/160秒

カンバタケ

2007-10-06 | きのこ
昔,友人がアメリカのおみやげにきのこ図鑑を買ってきてくれた。
その図鑑に,カンバタケがのっていて,
若いうちは食と書いてあった。
食べるきしないなぁ。



2007年9月20日 岐阜県 EOS 5D 36mm f8 1/100秒

ドクツルタケ

2007-10-05 | きのこ
きのこ初心者のころ、
猛毒のドクツルタケを、こわくてさわることもできなかった。
いまは、何の抵抗もなくさわってる。
さわらないと、白バックとれないし。



2007年9月20日 岐阜県 EOS 5D 25mm f22 2.5秒

タマゴタケ

2007-10-04 | きのこ
車をとめて,車道ぞいの林を歩く。
タマゴタケがけっこう生えていた。
こんな目立つところに,よくも抜かれなかったものだ。
ほかには,ショウゲンジ,ツバフウセンタケ,ベニテングタケなどが少々。
林を1周して,タマゴタケのあたりにもどってくると,きのことりのおばちゃんが。
カサを開いた大きなタマゴタケは抜かれてしまったが,
少し離れたところにあった,たまごの双子ちゃんは無事だった。



2007年9月29日 山梨県 EOS 5D 40mm f5.6 1秒

ササクレシロオニタケ

2007-10-03 | きのこ
雨の降るコナラ林,
ベニイグチ,ニセアシベニイグチ,セイタカイグチ,ヤマドリタケモドキなど,
おわりかけのイグチがたくさんあった。
そんな中,白く大きなササクレシロオニタケがよく目立った。


2007年9月29日 山梨県 EOS 5D 17mm f22 1.6秒

テングタケ

2007-10-02 | きのこ
テングタケとイボテングタケ,典型的なものは,区別できるのだけれど。
実は,この写真のきのこがどっちなのか,よくわかっていない。
顕微鏡的にはどこがちがうのだろう。



2007年9月22日 岐阜県 EOS 5D 40mm f11 2秒 ISO100

カラカサタケ

2007-10-01 | きのこ
私の自宅の近所では,圧倒的にマントカラカサタケが多い。
ただのカラカサタケはめったにみない。
カラカサタケは山のほうにいくとよく見かけるようになる。

カラカサタケは大きいわりには,料理すると小さくなってしまう。
普段は,あんまり食べたいなと思わない。
山梨の島田さんが,カラカサタケはハムの味がするといっていた。
今度,食べてみようかな。



2007年9月30日 山梨県 EOS 5D 29mm f8 1/2秒 ISO100