何本もイチゴのライナーが伸びているので、親株から2番目(3番目でもいい)の子株を採り始めることにしました。1番目の子株は病気の心配があるので使わないほうがいいらしいのです。
まず、下準備。
針金を切って∪字形を作りました。
これで、切り採った子株をポツトに移植して固定するのです。ご覧のとおり。
クラウン(葉の付け根)を土に埋めないようにしなければなりません。
根の張りが弱く、子株だけで自立できないので、その手助けをするために使うのです。
ホームセンターなどには、確かめてはいませんが、きっとプラスチック製などの安価な用具が売っているのでしょうが、あえて手作りをしました。
気をつけなければならないのは、長さです。用いるポットに培養土を入れた深さよりも少しだけ短くしなければならないことです。
でないと、株を押さえることができず、根の活着を妨げることになるからです。
こんな手間をかけたくなければ、多くの人がしているように、親株の周りを空けて、肥料も入れて耕しておいて、自然に子株が増えてくるのを待って、2番株・3番株を苗とすればいいことだけのことなのですが。
もちろん、あらかじめ土を入れたポットをいくつも親株の周りに置いておいて、伸びてきたライナーを誘引してもいいのです。このやり方でも∪字形用具はあったほうがいいと思いますが。
次の写真の手前の3株は、ポットを使ったやり方です。
∪字形用具はまだ思いついていなかったので、誘引もせず、自然にまかせる形でポットに活着した株を切り取って苗としたものです。
この子株のほうが元気でいいように思いますが、ぼくとしては、あれやこれや学びながら苗に育てていくほうが好きなので、子株を採って、ポットに移して…のやり方も続けていこうと思っています。