安倍内閣総理大臣夫人の「昭恵夫人のフェイスブック」が公表された。
籠池氏が証人喚問で話していたことをすべて否定している内容だ。
しかし、読んでみると、
①いつも西暦で書いているのに……昭恵氏は、フェイスブックでは年号はいつも西暦表記で、数字
はすべて半角にしているのに、このフェイスブックでは元号
(平成)を使っていて、しかも数字はすべて全角表記である。
②硬い役人用語が多くて不自然……「旨」とか「当該」とか「しかしながら」といった公文書に使
われる文言って、これまで昭恵氏は使ってきていない。
③籠池氏の証人喚問での発言のわずか4時間後に、よくもこれだけの反論を書けたものだ。
昭恵氏と籠池夫人とのメールのやり取りが束にして公開されているが、それらの文面からし
て、これだけ歯切れのいい文章内容・文章表現は考えられない。
こんなことからして、おそらく、首相サイドの役人が書いた文章を昭恵氏が、昭恵氏でないかもしれないが公開したものに違いない。
良心的に、甘く想像するなら、違和感を持ちながら、それでも忠実に文章をコピーしている昭恵氏の姿を目に浮かべることができる。
それとも、昭恵氏自身、言われるままに「コピー・アンド・ペースト」でクールに処理したか!?
それとも、画面を立ち上げた昭恵氏に向かって「失礼いたします。」と許しを得た役人が機械的に「コピー・アンド・ペースト」を行ったか!?
いづれにしても、安倍内閣総理大臣は、なぜ、こんな姑息な方法で対処したのか。
事実隠蔽・自己保身、妻を私的・個人的に守りたい感情の大爆発だ!
こうなると、大スキャンダルなのに、「最高権力者のやることだから」と歯止めがかけられない。
こういった状況を一挙に転ずるのは、「志ある者の “内部告発” 」である。
“内部告発” を待つしかないのである。
しかし、これだけの状況下での内部告発は、内部告発者があらゆる意味での “死ぬこと” を指す。
私も小さな組織での内部告発経験者であるが、幸い、左遷で済んだ。左遷先には受け入れてくれる人たちもいた。命も家族も失うことはなかった。もちろん、出世もなかったが。
それでも、“内部告発” を待ちたい!! いろいろな形の内部告発があっていいのだから。