きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

スクリーン

2008年05月31日 00時05分45秒 | Weblog
高校時代。春だったか夏だったか。
テニスの大会が雨で中止になり、文化会館のでかいスクリーンで、皆とのんびり高校野球を見ていた。石川県の高校。画面に出てきた左打ちの四番打者が妙にゴツくて、「コイツがホームラン打つかどうか賭けない?」と切り出した。「何賭ける?」とか言ってる間に、そいつはセンターのバックスクリーンにでかいホームランを打った。
皆で盛り上がった。

「松井」という男。
俺達と同じ歳かあ。
そんな感じでその日は終わった。次に「松井」を見たのは、彼が全打席敬遠されて、彼の所属する星陵高校が負けたというニュース。こいつそんなにすごかったんだ……。って驚いたね。

敬遠伝説。長嶋茂雄のあのドラフトでのクジ引き。「持ってる」やつはやっぱ違うんだよな……。

ただ、その人間にスポットが当たるかどうか、ってのもカギなんだよな。

数奇な運命と実力を持っていても、日の当たる場所で生きるのと、そうでない場所で生きるのとではエライ違う。同じ歳の彼は確かにすごいけど、まあそのスポットをうまく生かしたなあって思う。

不器用に生きたとしても、せめて自分とその周囲にはスポット当てておきたいよな。自分にスポットあてたところで誰も自分に気付いてくれないなら、誰かの意識に入ればいい。土足でもよかさ。
「自分のことを知る人」をつくる。いくらがんばっても人数増えないなら、それでよかさ。自分で自分のことを知る、いい機会かもしれんね。

高校総体が始まった。
いろんな場所で、1人を除いた皆が敗戦の悔しさを知る。1チームを除いた全てのチームが涙の味を知る。誰も見ていないマイナーな競技でも、君が懸命なら、松井のあの負け試合より切なく、激しいドラマになるはずだ。例えそれが初戦敗退でもね。俺だって覚えてるもん。最後の試合。

いっぱい、ドラマつくってこいよ。

うへへい

2008年05月29日 00時40分58秒 | Weblog
おう

そうよ

今日は飲み会だったよ。

総体前だもんな。

だから、言ったよ。


「じゃあ総合文化祭のときも、生徒たち頑張るから応援してくださいね。」

って。

そうさ。
何が大事か。

人によって価値観は違う。
財布の中の一万円が大事だったり
おばあちゃんから買ってもらったその財布自体が大事だったり。

誰彼にとって
何が大事かなんて、
馬鹿な俺にはわかんない。
でもね。
それを宝物だっていうやつが一人でもいたら、
それは宝物なんだよ。
鑑定されるまでもなく。

だろ?


めげずにがんばれよ。
この世に生きて
もがいてるやつら

とりあえず、
全員。

な。

腹痛の精神

2008年05月28日 01時34分21秒 | Weblog
「不屈」という精神を、あまり感じなくなった。そんな時代なのかな、と思う。

「不撓不屈の精神で・・・」と、相撲取りが口上を述べることもあるが、今の若い人にとっては「不屈」=「カッコイイ」とは思えなくなってしまっているのかも知れない。自分も含めてね。

わがままさんの多いクレーム社会。「屈しない」の意味を対人関係のみに限定したら、それこそ不屈の精神を持った大人子どもはワンサカいる。これが自分のことになっちゃうと、「まあ、いいか」と妥協しちまう。「ちょっと今は……」と弱気になってしまう。駄々っ子になって、屁理屈までつけちゃう。それで実際、身体にも不調が現れる。頭痛、腹痛……。ストレス社会だからしょうがないのかな。どちらにしても今の世の中、「不屈」を叫ぶより先に、ケアが優先される。こんな社会じゃだめだ、と思いつつ、「毎日ストレスを感じるあなたへ」とか箱に書かれているギャバ入りのチョコレートを食う俺。我慢の時代は終わったのですかね。そこそこ我慢してれば生きていける社会になるのですかね。

科学技術の発達で、人間が満足するシステムやグッズはほぼ揃った。でも、「我慢しなくてすむ」システムは更に売れるだろうな。並ばなくていいとか、足を運ばなくていいとか、わざわざ人と会わなくてもいいとか、ね。なーんだ、パソコン一台あれば仕事も食事もできるやん、て時代、きっと来るよ。下手したら、国会やら裁判やらもネットだな。弁護士が「休廷キボンヌ」とか書きこんだりして。議事堂は博物館になるな。で、そんなこんなで、世の中には、人間慣れしてない人間がいっぱい出てくる。それって快適……か?と迷う時点で現代人なんだが。

まあ例えそんな時代になってもさ、「今はストレス社会だから」とか言うんだぜきっと。

「不屈の精神」
言葉の意味まで都合よく変えちゃいそうだ。便利な世の中になったもんだ。

溜め息

2008年05月23日 20時09分35秒 | Weblog
「溜め息をついたら幸せが逃げていくよ」

やさしい人はみんなこう言って、励ましてくれる。きっといっぱい「溜め息」をついた人だから、そんな言葉もかけられるのだろう。

でも、やっぱり俺はついちゃうな。溜め息。

タメイキだって、「息」だから。俺にとっては呼吸の一部。

呼吸の四分の一ぐらいは、溜め息かもしれないな。俺。痛い背中、ぐんにゃり曲げて、舌打ちと溜め息をセットにてご提供。
なんだか典型的だな。
典型的な「何」なのかはわからないけどさ。まさしく、って感じ。

ハァぁ・・・

次吸うときに、幸せ入ってこないかな。

仏の顔も

2008年05月21日 22時42分46秒 | Weblog
(いけね、ブログ、滞ってた。)

許せること、許せないこと。まあ世の中様々あるけれども、俺は結構色んなことを許せてしまうアマアマちゃんだ。もちろん、許せないこともあるし、職務上「許せない!」と言わなきゃいけない時だってある。でもまあ、ほら、性善説信者だから、気持ちの上ではどっかに甘さを持ってしまう。時折、反省したりするんだな。・・・するよそりゃあ・・・。

中学の頃、許せない女がいた。自分のことを棚に上げて、デカイ声で人の文句を言うやつ。見た目の悪いやつを指差して、「あの男の顔、許せないよねー。吐き気する。」と、まあ当時は「グッドルッキングー」だった俺は被害ナシだったが、人サマの顔を「許せない」と言うソイツが許せなかった。そういうお前、何様だよ、とね。


最近、色んな物事を「許せない」とぶった切るカルシウム不足ちゃんが多いような気がする。いや、「許せない」と騒いで、楽しんでいるやつらかな。

倖田來未を見なくなってどれだけたっただろう。あの「羊水が・・・」の発言をネットで叩かれ、謹慎にまで発展したが。確かに発言力の強い彼女だから、言動には気をつけなきゃいけなかった。でも同じ発言を「ビートたけし」や「タモリ」がしたとしたら、どうなってたんだ?「髭男爵」が「腐るかーい」って具合に、ネタにして終わらせてたらどうなってたんだ?少なくとも、「いつも辛口」なタレントがそんな発言をしただけだったなら、「いつものこと」で済んだかも、って思う。甘い考えかな。

別に倖田來未のファンでもなんでもないんだけどさ、一部の小中学生にとっちゃあ憧れの存在だったわけだよ。風呂場で熱唱して、家族から「さっきの倖田來未?」と聴かれ、恥ずかしい想いをした男子中学生もいたはず。その憧れの「お姉さん」は、小中学生には理解不能な理由で消されてしまった。
そのラジオとやらを、生で聞いていたのは何人なんだ?で、心底不快に思ったの、何人なんだ?で、子ども達の「憧れの存在」であってもさ、「芸能界から消すべきだ」と、真剣に訴えなくちゃいけないって、何人が思ったんだ?でさ、その人達は完璧なのか?人を傷つけたことはないのか?「俺のカキコミが倖田來未を謹慎に追いやった!」なんて自慢して楽しんでるやつらがいるかもしれないが、それはそれほど価値あることなのか?

仏の顔も、三度まで。

仏さまだって完璧じゃねえから、「三度まで」は許すってわけだ。俺は不完全人間だから、三度じゃ物足りないな。

許せないことはある。もちろんあるよ。でもさ、みんなが興味本位でワイドショーの特派員みたいなことやってたら、つまんないのよ。なぜだかわかんないけど、今の世の中「許せない」のハードルがちょっと低いような気がする。で、そんなハードルがいっぱい転がってるんだろ?

いつかコケちゃうよ。他人まで巻き添えにしてね。


とは言っても、俺は常に「バットで10回グルグルやった後に疾走しているような生き方」してるけどな。

狼男

2008年05月08日 23時10分01秒 | Weblog
月を見ると変身するんだって。狼に。

狼男の伝説。幼い頃の俺でもさすがに信じはしなかったけど。

「いきなりキレた」だの、「最近様子がおかしい」だの、まあ人間も変身はする。いや、変心・・・かな。でもそれなりに理由はあるもんだ。意味不明な動機で犯罪を犯すやつもいる。でも、そうなる背景、バックグランドっちゅうのは必ずあるわけよ。

「元」生徒と遊びに行ったとき、そいつが言ってた。
「人間の運命って最初から決めらてるって思うんですよ。」って。
俺も、実はそう思うんだ。それに、俺は「改心」や「努力」をすることも運命のうちだと思うのよ。アンタが努力するのもしないのも、我慢するのも投げ出すのも、全部、すでに、「アンタの運命」に組み込まれてるのよ、って、とてつもなく高い所から見下ろしているやつに言われているような気がする。すべてが「運命」である限り、「運命」を変えることはできない。ひねくれた論理でいけばね。
だから、「いいことをしたら報われる」っていう迷信も信じない。もしそうなら、いいことをして生きてきたやつら、早死になんかしない。彼らより長く自分が今生きている時点で、「そんなのウソだ」ってすぐわかる。
ただ、いいことをしたら「気分」がいい。自己満足にしろ何にしろ、そういうのはあるけどな。運命うんぬんは抜きにして。

どっちにしても、運命ってのは信じなくちゃいけないみたいだ。今の俺はね。そうやって歩みを進めないと、心と背中の痛みで座りこんじゃいそうだ。運命だと思えば、歩ける。何故なら・・・、まあ・・・、歩く運命なんだろうから?これまたひねくれた論理で歩いてる。

「狼男」は信じない。そのかわり、憧れる。
月を見たら暴れ出す。そんなに都合よく人格が変わり、前触れもなく暴れられるんなら、楽だろうね。で、人は、「まあ、あの人、いい人なんだけどさー、月見ちゃったからさー、仕方ないよね」と、意外とその「過ち」を受け入れてくれる。「仕方ない」って思わせるキャラはある意味最強だ。「もちつもたれつ」の、この日本社会。そんなんで快適に生きている奴ら、結構いる。好き勝手に生きて、周りから支えてもらえる人間。不器用なやつほど、器用に生きている気がする。「自由」に?そうかもしんないね。

月見草の花言葉は「自由な心」なんだって。まあ俺が花言葉について語るのもなんだか気持ち悪いだろうからやめるけどさ、「運命」を生きている限り、「自由な心」なんてのは究極のゼイタクなんだろな。

まあいいよ。
その「高い」ところから、半笑いで見ていてくれよ。
とりあえず、歯ぁー磨いて、
枕整えて、
サイズのあわないパジャマはきながら、
明日の運命に、ちっちゃく期待してみるからさ。

「非情」事態

2008年05月03日 00時35分13秒 | Weblog
唐津までの道。

途中でガソリンスタンドをチラッと見て、びっくらこいたよ。

リッターあたり156円だって。つい数年前の89円だった頃が懐かしい。数年・・・も経ってない気もするけど。


しかも何だか以前より「減り」が早い。灯油でも使って薄めてんじゃねえの?
と、まあ、言いたい放題ですがね。

体脂肪で走る車ないかなあ。発明したら究極に金持ちになるだろな。モテモテだな。おっといけね。これを読んで、アイデアを盗んで金持ちになっちゃうやつがいるかもしれねえ。危ない危ない。NASA・・・FBI・・・KGB・・・ELT・・・敵はたくさんだ。
・・・まあ、走って体脂肪減らすほうが現実的だな。
小学生のころ、大人になったらガソリンの自動販売機を発明しようって考えてた。特許とっときゃよかったな。人生、そんなんばっかだ。
いつか、本当に体脂肪で走る車が発明されたら、みなさんで声を揃えて、僕が最初に発明した人間だということを証明してくださいね。

マイホーム

2008年05月01日 20時35分02秒 | Weblog
アビーよ。
もう何歳だ?
九歳?人間でいうと5、60歳ってとこか。まあ、考えてみれば「人間でいえば」って、アビーにとっては余計なお世話って感じだろうな。寿命から逆算してるようで、なんだか可哀相だ。
アビーは何度か家出した。今回の家出は長かったが、結局は帰ってくる。お腹がすいたら帰ってくる。住み慣れた家を「マイホーム」だと思ってくれている、ささやかな証拠だ。
俺は、というと・・・。
幼少の頃はつまらぬ事情で10回くらい引越して、今もまた仮住まい。先祖直伝の仏壇を置ける家が、ない。ちゅうぶらりんこだ。でも、まあ、昔の偉人も言っていたように、この世の中でイキルこと自体、仮住まい。落ち着かなくて当然。きちんとした「自分」を持ってりゃあどうでもいい。
とまあ、意気がってみたりもする。

アビさんよ。
ウチをマイホームと思ってくれているのかい?
アビさんよ。
マイホームに住むって、どんな感じなんだ?
まあ、暇なとき、教えてくれよ。オバアチャンになった後でもいいからさ。