きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

部活動編成

2010年04月16日 00時06分35秒 | Weblog
今日は部活動編成会でした。
ここ三日間は、「体験入部」でしたが、今日がその結果発表(?)
つまり、新入部員が確定する日です。

朝から不安でしたが、例の部活動紹介と、部員たちの「ありのままの雰囲気」露出攻撃のおかげで、4人の新入生が入部してくれました。
予測では、もう少し増えそうです。

体験入部では、ワイワイガヤガヤ、ちょっと賑やか過ぎる姿を見せてしまいましたが、それでも入ってくれるのであれば、間違いない人材だろう、なんて思って、あえて自然なままでの活動を心がけました。

演劇が大好きな部員。
そうでもない部員。
話がしたくて来ただけの部員。

これまでもそうでした。
これからも、あっちこっちキョロキョロの、落ち着かない集団でしょう。

でも、それでも、ココでやっていきたいと心に決めた集合体、時には涙を流し合いながらもココまでやってきた仲間たちだから、これからも続いていくでしょう。

そして、自然と、新しい部員たちに伝わっていくでしょう。

さて、どんなドラマが待っているのでしょうか。

蓋を開ければいつだって、
想像以上の出来事が待っている。

想像力は人よりもあるつもりですが、
事実はいつも、それを簡単に飛び越えていきます。

人生は一度しかない。

それを実感するには充分な試練が、なぜだかいつだって降り注いできます。

部員たちひとりひとりにも、涙を流す価値のある試練が、ね。


さて、歓迎公演、そして新作の作成。
本気で頑張らなくては。
眠っている場合ではありません。


ただ、

ただ今日ぐらいは、と思い、祝賀の意味も込めて、家で「豚の生姜焼き」を作りました。


「賞味期限」の設定って、さすがですね。
一日過ぎただけで、
ツンとしました。

岐点

2010年04月07日 01時55分41秒 | Weblog
前日は焼肉食べ放題パーティだった。部活動の関係もあり、全員で参加できなかったことが残念だったが、きっとまた、何かあるだろう。

長くこの仕事を続けてるとわかること。いや、そんなベテラン風ふかせなくても、わかることだが、

人には「合う」「合わない」があり、排他的な仲間意識があり、時には外部を攻撃することにより自分たちの連帯を深めようとする性質がある。

だけれども、この集団は、ごくごく狭い範囲で閉じこもることがなかった。教室のなかでの対立構造や、無関心が感じられなかった。
もちろん、もともと機械的に区切られた範囲。実情は違っていたかもしれない。

でも、そういう雰囲気を感じさせないクラスだった。

例えていえば、小学校低学年のクラス。利害を考えず、楽しいことに夢中になりたいだけの、幼い集団。
それに近い部分があったかもしれない。

ただ、それと違うのは、15,6歳の彼らが、意図的にそのような空間を作ろうと努力していたということだ。

そこが、幼い集団との決定的な違いだ。

焼肉、ケーキ、ごはん。
彼らはめちゃめちゃな順番で頬張ったあと、担任に迷惑をかけることなく静かに店を出た。

次はおごってくれよ。
もう俺の財布、レシートしか入ってねえから。


翌日。
今日は始業式だった。
一年三組との別れ。

彼らは期待していたが、泣かなかった。

「ほら先生、俺たちを泣かせてよ!」
「お前のその一言がなかったら、うまく言えたんだけどな!」

いつもの流れだ。
いや、最後か、これも。

いろんな思いが一気にこみ上げたが、やっぱり泣かなかった。

時間もなかったし。

いやほんとうは、涙でお前らの顔が見えなくなるのが、俺的にとってもイヤだったんだ。

なんてな。

でも、それ、ちょっとだけ、本気。



人と人との出会いは、奇跡。
俺もそう思う。
その奇跡の始まりは、人が生を受ける瞬間だ。
母親との出会いから始まり、奇跡は次第にひらけた場所に及ぶ。

生まれ、辛くても、生きることを続けていく。そのぶんだけ奇跡の恩恵は受けられる。
出会いを奇跡と感じられる人には、幸せな人生になるだろう。

いや、そんな面倒くさいことは抜きにして、

一年間、幸せだった。


でも、みんな、幸せを次のステージで新たに生み出さなくちゃいけない。

学校に残るやつも。
学校から離れるやつも。
平等に、幸せになるチャンスは与えられる。


俺は、幸せになるよ。
二年三組で。

だから、お前らも、幸せになれ。

弱音はいたら承知せんぞ!

いや、うそ。
そんときは、相談しろ。


またな!
一年三組。