てだこの扉

『ティーダ（太陽）の子』

「てだこ」、にはそんな意味が込められている、と聞いた。

沖縄。浦添市てだこホール。12月13日、運よくここで舞台を上演できることになった。今日はその打ち合わせ。

タクシーの運転手は、（失礼な表現だけど）恐ろしく親切で好感がもてた。観光地で業界が激戦を繰り広げているということかも知れないが、単純に人間的におおらかだったということかもしれない。

気温は、生温いのか、半袖の人もいた。でも風邪をひいており、悪寒のため気温を肌で感じることができなかった。

夜は懇親会で様々な話を聞く。この土地の演劇事情は、明らかに「内地」より進んでいると感じた。北欧やロシアとの交流が盛んで、言葉を越えた感動がそこにはあるらしい。郷土芸能についても、多くの学生たちが普通に参加しているし、楽器を奏でる技能を持っている子も多いらしい。
冬に真っ赤に咲いている花ばなや、独特のイントネーションよりも、そこに最も地元との差を感じた。残念ながら。地域のつながりが大事だとか、ボランティア精神が必要だとか、そういうことを声高々に叫ばなくても、日常にそんなこんなが溶け込んでいる感じがした。

さて。あと10日あまり。
そろそろエンジンかけなくちゃ。