きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

雲海

2008年08月14日 02時04分41秒 | Weblog
思えば久々の飛行機だった。振りかえればここしばらくは仕事以外で飛行機に乗ることはなかった。
雲の上の飛行はやはり不思議だ。雨天でも雲の上は快晴。しかもそんな雨天だからこそ、雲海が広がる。
初めて雲の上を飛んだ人はどう思ったんだろう。快感、ではないだろうな。恐怖、だったろな。「計算上、失敗はないから、大丈夫だよ」などと説得されて、恐る恐る飛んだんだろな。初めてナマコ食べた人よりも勇気あるよきっと。

佐賀に戻った。疲労はなかなか取れないな。あれだけ歩いたのに体重は増えていた。

うーん。
後半、乗り切れるのか。

群馬最後の夜

2008年08月09日 21時30分23秒 | Weblog
舞台二日目。「出場校にとっては大失敗」というのもあったようだが、それぞれ見応えある舞台だった。

明日はいよいよ九州代表校の舞台。
またあの切なさと感動が見られたら。そう思う。

今、築70年以上の古い宿でメールをカチカチと打っている。冷蔵庫と洗面所がないのは予想以上に辛く、朝は穴便所の臭いに我慢しつつ、息を止めて歯を磨く。門限もあり、夜に出歩くことなどできない。
先程帰ってきたときは、旅館のおじいちゃんが待っていた。何か言われるかと思いきや、「ハイ」っと、冷たいお茶を貰う。桐生はやはり温かみのある町だ。
歳は70以上だろう。時折話が通じないので心配になることもあるが、「若い人は冷たいのがいいやろ」と、わざわざ冷やしてくださった。
群馬。桐生。ましてやこの旅館。もう来ることはないだろう。失礼ながら、このおじいちゃんと話すのは、明日の朝で最後になるだろう。
「明日は早いの?」
きしむ階段をのぼる僕に、精一杯のかすれた声がかけられる。
「そうですね……。お世話になりました。」

まだ触れると冷たい、お茶の缶。冷えたうちに飲むべきだろうけど、プルタブに手をかけて、ひどく寂しく、切ない気持ちになった。

今日の舞台

2008年08月08日 22時29分30秒 | Weblog
今日は五校の上演でした。
光る舞台は二つあった、かな。
でも所詮私の感性。審査結果はわかりませぬ。

この夏は三つの台本を書きます。うち二つは短いけどね。感性をもっと、揺すぶらないと。

桐生の町並みは古いです。歩けば洋館にぶちあたります。繁華街はシャッターで閉まっている。小さい文具店がみょうに多い。歩いているおばあちゃんから「どうもどうも。こんにちは。」と挨拶された。人違い?

不思議な町です。

でも少し、温かみを感じる町です。

080808

2008年08月08日 01時55分53秒 | Weblog
桐生初日の夜。
就寝後。

……?
ん?

なんだ?

妙にうるさいぞ。


……眠れん。
スリガラスをそっとあけ、外を見ると赤いちょうちんが……。
ここの旅館、飲み屋の正面だったのかよ。それにしても、もう2時近いのに、このはしゃぎようは普通じゃない。しかも、平日の夜だぞ?
よくみると、その飲み屋の窓は全開放。

うるあぁー
があっはははは……

すごいぞこのはしゃぎようは。
高校野球の保護者さんたちのお疲れ様会とかだろうか?

もちろんこれでは眠れるわけもなく、目がギンギンだ。郷に入れば郷にしたがえ?妙な論理だが、仕方ないので布団かぶって寝よう。
暑いな……


ふと携帯の日付を見ると、
08/08/08

うお。
揃っとる。

そういえば始まるんだな。オリンピック。

いざ、桐生

2008年08月07日 18時39分39秒 | Weblog
群馬。
全国理事会のために群馬県桐生市に。

全国理事会。全都道府県から理事が集合。各県理事の方言やナマリが面白かった。「それではページを○○ってください。」(めくる?みたいな意味?)よくわからない方言を群馬の司会者の方がいかにも標準語っぽくいったが、後ろのどっかの県の理事が、「あれ、ナニいっとんだ?△○るって意味か?」と、これまたよくわからない言葉を話していた。ヨッと言いながら拍手する県、私語の大きい県……いや、これは個人の問題か。
会場では長崎の理事さんと話すことができた。実は同郷で同じ歳。ほっとした。
とにかく、佐賀県としては、その名に?恥じぬよう、声を出さないようにした。手を挙げることなく会議は終了。いいのか、これで……。

近くでうどんを食べた。だし汁が黒い。醤油か?ここの人はこれを「うどん」としていつも食べているのか?

うーむ。標準とか常識とか、人それぞれ違ってて当たり前だな、こりゃ。

明日から大会。運営側の動きをよく見ておかなくちゃ。

痛い男

2008年08月06日 03時30分15秒 | Weblog
「鍼灸で治るよ、そんなもん。」

と五年くらい前に言われ、結局治らない肩と首と背中の痛み。

寝違え?というか、鞭打ち症に近い痛みが毎日続いている。首はチクリとした痛み。ハリがささったまんまなのか?と勘違いしそうになりそうな、そんな感じの痛み。百枚入りのシップが一ヶ月もたなかった。なんなんだよ一体。あの時労災でもとっとくんだった。

「気持ちを新たに!」
「心機一転。」

歳が明けても、四月になっても、こんなことを誓ったところで、ズシリとしたこの痛みは消えない。「さあて、やるかあ」と張り切ってみても、背筋さえ伸ばせない有様。どれだけ付き合わなくちゃいけないんだ、と不安になる。午前3時。痛みで起きる33歳。どうなんだろ。

最近、くそぅ、あーもぅ、って独り言(独り叫び?)が多くなってきた。こんな夜中にはさすがにおとなしくしているけどね。首から下を昔の自分と取り替えたって、スッキリ快適とはいかないみたいだ。

……静かだなあ。
静かすぎるから、今度は耳鳴りが激しくなってきたぞ。

コークスクリュー

2008年08月03日 03時40分31秒 | Weblog
ただいま。
今日はよく歩いた。
ほろ酔いでの歩行。
いつもと違うような考えごとをする。
なかなか、悪くない。

人間の時間意識に、「円環時間」というものがあるという。未来に開かれることなく、過去と、それを振り返る現在自己とを行き来するだけの時間感覚だ。

保守的な考え方だ。
伝統を守り、それを模範として今の在り方を修正する、古い考え方だ。

人間が生きるには時間を要する。現在は即ち、過去となる。円環時間という時間意識で生きれば、長生きをしたぶんだけ、その円周は長くなる。

年功序列の社会。
長生きはそんなに偉いのか。

そりゃ偉い。
長生きをすればするほど、振り返る過去があり、否応なしに叩き込まれた教訓が、己を縛ることになる。そんな息苦しい中、生きているだけで充分偉いだろ?

老人は頭がかたい。
それも、だから、当然のことだ。
ストーブを触れば熱い。
土足で上がれば叱られる。
当たり前のきまりごとが、歳を追うごとに増えていくのだから。


コークスクリューの時間を生きる。
円環から飛び出せるような、第二宇宙速度なみの瞬間速度を、僕は出せるだろうか。

いつか、出せるのだろうか。