長崎へ

高校演劇の地区大会を視察するため、長崎へ。頭に刺激を与えないと時代にとりのこされそうな気がする。不安はいつも感じているけど、解消のしかたがわからない。だから進んでみるしかない。まだ長いトンネルの中だけど。

ロシア式

プレステが壊れた。久々の起動に機嫌損ねたか、最初の立方体の画面が固まる。とにかく叩いた。もちろん直らない。ならば、と、ディスクを入れ、起動中に叩いた。なんと動いた。しかしディスク読み取れず。
ディスクを変えてみた。そしたら動いた。モーターは、ゆっくりと、回転した（Project Xのナレーションで。）
何の映画だったか、「アポロ13」とかだったか。アメリカ人が壊れた宇宙船を必死に直していて修理できなかったときに、ロシア人が「これがロシア式（修理）だ」と叩いて、直ったという場面があった。プレステもロシア式で直った。
一方、こわれたディスクを見てみると、裏面にでっかい傷が。叩いた衝撃でついたらしい。
ロシア式の功罪を、目の当たりにした一日だった。

元木、引退。

　１５年ほど前になるだろうか……。ダイエーホークスから指名を受けたにもかかわらず、それを蹴って一年間自主トレをし、巨人に入団した浪人生がいた。それが元木だ。まだダイエー人気が安定していなかったころだったので、彼の気持ちはわからないわけでもなかったが、当時まだ高校生だった私には、そんな彼がとても横柄な人物に見えて仕方がなかった。そんなに九州が嫌なのか、ダイエーが嫌なのか、それともパリーグが嫌なのか……。球団からの指名を断る高校生……おそるべしというより、世間知らずのように見えた。
　そんな彼が、引退を表明した。まだ３３歳である。もちろん怪我もあったが、まだまだ活躍できたのではないか？と思えてしまう。でも彼は引退を決意した。それは他ならぬ巨人が彼を必要としなくなり、そして彼もまた、巨人以外でのプレーを望んでいなかったからだ。巨人に対する熱烈な愛情……それは１５年前と同じなのだろう。１５年……、何かにこだわって愛情を持ち続けること……俺にはできるだろうか。