川べりの家

今日は小さな忘年会。わすれたいこと、わすれたくないことたくさんあるが、とりあえず今日も沢山の脳細胞が死んだ。
家に帰る最後の細道を歩く。
あと何往復ここを歩くのだろう。
ここに明かりはない。
向かい側の大通の明かりだけが唯一の道標。

耳栓

耳栓とアイマスク。夜、外界からの刺激を遮断しないと、イライラする。眠れない。
でも、このまま寝て、めざましの音が耳にとどかなければ、と思うと不安で、また眠れなくなる。
どうせなら完全に一人のほうが便利だ。不安もない。快適に眠れるだろう。でも、起きたところでどうするんだ？
不器用な人間だこと。

七回忌

明日、養父の七回忌。佐賀に帰り古いアルバムなどを開く。部屋には母方の祖父が集めていたレコードがたくさんある。全て古典的クラシックやオペラ。千何百もある曲をかたっぱしから聴いた小学生時代。六年生になると、聴いてない曲を探すのが楽しかった。部屋にはキリスト関係の本もある。叔母がここに住んでいたときに集めた本である。これもまた、なにげなく読んでいた。読んだ後に寝ていたので、夢も宗教的なものが多かった。子供時代、七回ほど転居を繰り返したが、ここはいちばん多感な時にいたところ。これでよかったのかもしれない。
師走。自分にとっての十二月は、あまりにも色々ありすぎた。いや、「何があったか」を覚えやすい月なのかも知れない。どちらにしても、辛い思い出がたくさんつまった月だ。