きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

グルメ

2008年10月15日 00時46分01秒 | Weblog
リーマンが破綻して、しばらく経つ。
八年前。リーマンの助けによって、三百万ほど稼いだ。わかる人にはわかるかも知れないが、「仕手株」のおかげだ。最終的にはそれで損をし、そのおかげで今の仕事に就いたんだけど……。

例えば。
例えば、である。
実際に医療現場にいるひとには、大変失礼なフィクションになるが……。自宅で買い物ができ、ロボットがモノをつくり、ヒトゲノムがほぼ解明された時代、未だに「ガン」の的確な治療方法は見つかっていない。……というのが現状。
しかしここで、ガンの治療方法が見つかった、とする。飲めば治る薬ができた、とする。そしたら、どうなるか。
患者は助かる。
人道的には、最良の結末だ。
しかし、日本の医療形態はどうなる?お医者さんの収入はどうなる?ベッドの数はどうなる?ペインクリニックで働いている人の収入は?抗がん剤をつくっている企業はどうなる?

最愛の養父を八年前にガンで亡くした俺は、たまに妄想する。ひょっとしたらあのとき、ガンの治療法なんてもう確立されてたんじゃないの、って。人間全体のことを考えて、ガンの治療法を公表してないだけなんじゃねえの、って。素人だから、そんな妄想をする。

仕手株と、同じ。
ひょっとしたらこの世界を、頭のいい先駆者が支配し、普通の住人が真に受け、愚かな庶民が騙されているんじゃないか、って。

リーマンが破綻した。
そんないま、食うか、食われるか……。
ためされている僕たちは、すでに「まな板」の上にいるってことを忘れてはいけない。

ドラマの常軌

2008年10月13日 21時30分26秒 | Weblog
浜口京子が負けた。
いや、銅メダルを勝ち取った。
競技をやっている人には失礼かも知れないが、トーナメント競技において、ごく個人的な印象では銀メダルよりも銅メダルのほうが好きだ。
負ける悔しさ、そして最後の試合では勝つ喜び。様々な表情を見ることができるからだ。銀メダルでは、最後の試合を「負け」で終えてしまう。テレビなら限られた放映時間。幕ぎれ直前で悲劇が襲い、フォローも笑顔もない。敗因を分析する解説者。負けた苦々しい表情にも、ついシンクロしてしまう。
映画でも舞台でも同じ。暗闇のまま幕を閉じるのと、暗闇から差し込む光を観ながら幕がおりるのと、やっぱり印象が違う。
昔、ヤッターマンシリーズのマンガをよく見ていた。必ず訪れるピンチ。敗北。勝利しても「ドロンジョ」のように毎回生き残る悪党。完全勝利で終わらないからこそ、次が楽しみになる。不完全だからこそ、不完全な自分と重ねあわせることができる。

立派な大人になったのに、オヤジに肩車されて観客に手を振っている浜口京子の姿は、オリンピック同様、感動的だった。負けてはい上がり、また負けて……、それでもはい上がり……。銅メダルに涙する選手たちの姿は、身近で、美しい。アンディ・フグみたいに、記録よりも記憶に遺り、人間らしい負け姿を見せてくれるドラマは、明日からがんばろうとする人間に勇気を与えてくれる。

そのあと、北京の金メダリスト吉田沙保里が登場。完勝してコーチを担ぎ、最後に宙返りした……。

ここまで来るのに、本人のみが知る隠されたドラマが存在するんだろうけど……、ね……。
いや、もちろんすごいよ!

さて、仕事にもどりますかね。

時を刻んで

2008年10月03日 21時30分51秒 | Weblog
『時を刻んで』

今回のオープニングの題名です。

20年前。

ペレストロイカ。
バブル。
アルカイダの誕生。

栄光に向かって走る
あの列車に乗っていこう

そんな歌が流行った年。

今を生きる彼女らが、
20年間の、
ひとつひとつの命を演じ、
生きてくれました。


写真は、そのあとの記念パーティ。
出席者のなかで僕は最年少でした。このなかで僕は、この20年をいちばんのんびりと過ごし、いちばん多感に生きてきたかもしれません。
先輩がたと言葉をかわし、歴史を、重みを、感じました。
あと10年。僕はどう生きるだろう。
舞台に立ったあの子たちはその時、27歳をどう生きているだろう。

時を刻んで
ひとつひとつ
刻んみながら、

どんな呼吸をしているんだろう。


今日は色々な涙をみました。色々な思いが、重なっているようでした。

明日、本番

2008年10月03日 00時03分30秒 | Weblog
さて、明日は県の総合文化祭開会式。
20周年の記念式典です。

今年もオープニングの台本を書きました。

記念大会のオープニング。
明るく、楽しく、元気よく……
といった舞台がオープニングらしくて一番でしょうけど……

やっぱり今年も、そんなの書きませんでした。

今を、泣きそうになりながら、聞こえない叫びとともに、もがく。

20人ひとりひとりの台詞に、何かを感じてもらえますように。そう願います。

1800人以上の観客。
一年生にとってはあまりにも苛酷で、あまりにも夢のある舞台。

なんでも写メれる時代なのに、彼等にとって歴史的な、満員の客席の記憶を、彼等は保存することができない。

だから胸に焼き付けるしかない。はかなく、大切な時間をね。

去年のテレビ放映は、大事な数秒がカットされてしまいました。が、今年は大丈夫でしょう。台詞ツメツメでテンポいい舞台になります。

さてさて。
前夜はいつも、眠れません。

明日、少しでも多くの同志たちに、響きますように。

疲労と涙と全自動

2008年10月01日 00時11分04秒 | Weblog
ぐったり、だ。

今日は泣きたいような一日だった。
だから、珍しく「生きてた」一日だった。今日は、生きてた。

築一年のマンション。ボタン一押しで風呂が沸く。
汗や
感情や
ことばや
あきらめや、

そんなあれこれの
15パーセントぐらいが、
この全自動洗濯機で洗い流されていく。

三万日の人生
ぶんの
イチ。

とりあえず、
生き延びてみたぞ。