きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

非日常

2011年09月19日 23時47分49秒 | Weblog
連休とは名ばかりで、ずっと仕事や仕事に関わることをしていた。
いや、残念なことに「仕事に関わらないこと」に、あまり触れる機会がないような気がする。

オフレコでの失言が引き金で辞任した鉢呂前経済産業相が、
「もう冗談も言えなくなった。」などと話していた。
でも残念ながら、「それはそうだろう」と思う。
政治家なら、寝言でもない限り、政治からしからぬ冗談は言うべきではない。
そんな冗談を思いつく時点で失格だよ、なんて思う。
今の日本にいるかぎり、職業は、すなわちその人間に提げられた表札なのだ。


先日、就職試験を前にした生徒たちに何か話をしてほしいと依頼され、話をした。

「例えば朝八時に職場にきて、夜九時に職場を出たとする。

通勤は往復1時間。
飯の準備、食事、風呂、トイレ、洗濯の時間をあわせて1時間でこなせるとする。
5時間の睡眠を確保したとする。

残りは四時間。就職して与えられる自分のための自由時間はこれくらい。

俺は、その四時間のほとんどを、明日以降の仕事のために費やしている。

いいことではないかもしれないけど、仕事のために生きているようなもの。

君たちはその覚悟をもって受験に望めるか。」

「自分の場合、幼い頃からの夢は違っていた。それを考えたらある意味「失敗」して今の仕事に就いた。だけど、今は「この仕事しかない」と思ってやっている
。失敗が本当に失敗かどうかは、今はわからない。だから恐れる必要なんてない。」

そんなことを話した。


もちろん、フォローも入れて適度に中和させたけど。


世間知らずが偉そうに「仕事」についての私見を語った。
私見というより、経験談。それしか言えない。
いや、人間が発す「誠意ある言葉」は、そこにしか生まれない。

振り返れば、
微塵も考えなかったこの仕事に、何時の間にかハマりこんでいる。

音楽を聴くときは、「曲選びのため」。

風呂に入るときは、「明日のことを整理するため」。

息を吐くときは、「今日のストレスが出ていくことを
願って」。

毎日が、仕事の何かに がっている。


唯一幸運なのは、
「仕事」が、「やりたいこと」に歩み寄ってくれていることだろう。


思えば、「非日常」をなかなか体験しない。
いや、きっと日常の定義が曖昧なのだろう。


明後日、うちのクラスから二人の生徒が就職試験を受ける。
今日はその練習を行った。

最良の結果を期待したい。

それ以上に、
彼女たちの努力が報われてほしいと、切に願う。

バーベキュー

2011年09月12日 15時53分25秒 | Weblog
昨日は実家でバーベキューでした。

僕も含めて、あんまりバーベキューというものをやったことのない集団だったので、色々と困惑。ブルーシートをひいた意味がなかったり、炭に火がついたかどうかも不明だったり。

「その、肉つかんでる火ばさみ、さっきまで炭をいじってなかったっけ?」

みたいなことにも。

でもそういった試行錯誤が楽しかったような。


場所は僕の実家です。複雑な家庭のためか(笑)実家なのに名字は違うのですが、皆適度に触れてくれました。

祖母も高齢となり、賑やかな庭をウロウロしながら見守っていました。こういう刺激も必要かもしれません。


慌ただしい一週間が終わりました。そして顧問の忙しさに翻弄されつつ、自分たちでなんとかしなくちゃという気持ちが更に強まってきつつあります。

本日月曜日は振休。明日からの準備でまた職場行きです。

燃焼系

2011年09月10日 03時26分24秒 | Weblog
文化発表会が終わりました。

ドラマや無声映画にも関わらせてもらい、多くの夜を費やした。体重は一週間で5キロ減。でも、「これを機に」とパソコンから離れては腹筋をしたり、燃焼系サプリに手を出していたことが功を奏したか。(「これ」とは何かが不明瞭だけど。)

いつもの状態に加え、三年担任、十年研ということもあり、この夏が人生でも歴代1、2を争う忙しい夏、睡眠を取らなかった夏となった。この夏に書いた原稿用紙は242枚。小論文の模範回答づくりでも20枚くらいありました。
結局、この夏に約10万文字を一太郎で書きました。もちろんスペースを含めてだけど。

そして、この夏、いつもより関わりが少なかった演劇部の公演が自分の中では1番心配であり、楽しみでした。


最近特に思うことがあります。演劇の公演後、もちろん全てのお客さんを送り出した後なんだけど、泣いて抱き合う姿を毎回見るようになったなあ、と。
この代は、四月から5つの作品とかかわり、6回の公演を行ってきました。そして1つ前の代からなのですが、毎回抱き合って泣く姿を目にするのです。今年は特に男女見境なく。「燃え尽き」と書くと、その後に続く漢字三文字が想像されるから嫌なのですが、次に続く「完全燃焼」を毎回見ているような気がします。

これは何なんだろうな

と思います。でも、何なんだろうな、と感じつつ、一人一人の涙の理由が明確にわかる気もするのです。


「校舎内で首を吊る」

そんな姿と毎日毎日マトモに向き合ってきたのだから、辛い思いをさせたかもしれません。でも、信頼を置いていたから公演に踏み切りました。そしてやっぱり号泣していました。

泣いておられるお客さんもおられて、上演してよかったな、と。そしてそんなお客さんには、また新しいものを観て喜んでもらいたいから、再演はしません。「勿体無い」と言ってもらえると、嬉しかったりもします。


さて。
次はコンクールの作品です。まだ台本を誰が書くかすら決めていませんが、そういうのもふくめてワクワクしています。目標はもちろん、部員たち自身が「この作品が1番好き」と言ってくれる舞台を上演することです。

明後日は、僕の実家の庭でミーティングです。楽しみです。