きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
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腹痛の精神

2008年05月28日 01時34分21秒 | Weblog
「不屈」という精神を、あまり感じなくなった。そんな時代なのかな、と思う。

「不撓不屈の精神で・・・」と、相撲取りが口上を述べることもあるが、今の若い人にとっては「不屈」=「カッコイイ」とは思えなくなってしまっているのかも知れない。自分も含めてね。

わがままさんの多いクレーム社会。「屈しない」の意味を対人関係のみに限定したら、それこそ不屈の精神を持った大人子どもはワンサカいる。これが自分のことになっちゃうと、「まあ、いいか」と妥協しちまう。「ちょっと今は……」と弱気になってしまう。駄々っ子になって、屁理屈までつけちゃう。それで実際、身体にも不調が現れる。頭痛、腹痛……。ストレス社会だからしょうがないのかな。どちらにしても今の世の中、「不屈」を叫ぶより先に、ケアが優先される。こんな社会じゃだめだ、と思いつつ、「毎日ストレスを感じるあなたへ」とか箱に書かれているギャバ入りのチョコレートを食う俺。我慢の時代は終わったのですかね。そこそこ我慢してれば生きていける社会になるのですかね。

科学技術の発達で、人間が満足するシステムやグッズはほぼ揃った。でも、「我慢しなくてすむ」システムは更に売れるだろうな。並ばなくていいとか、足を運ばなくていいとか、わざわざ人と会わなくてもいいとか、ね。なーんだ、パソコン一台あれば仕事も食事もできるやん、て時代、きっと来るよ。下手したら、国会やら裁判やらもネットだな。弁護士が「休廷キボンヌ」とか書きこんだりして。議事堂は博物館になるな。で、そんなこんなで、世の中には、人間慣れしてない人間がいっぱい出てくる。それって快適……か?と迷う時点で現代人なんだが。

まあ例えそんな時代になってもさ、「今はストレス社会だから」とか言うんだぜきっと。

「不屈の精神」
言葉の意味まで都合よく変えちゃいそうだ。便利な世の中になったもんだ。