きもブログ

 「いやどみ☆こ~せい」のブログ。
後悔と、
希望。
これまでも、これからも、今を刻むブログです。

仏の顔も

2008年05月21日 22時42分46秒 | Weblog
(いけね、ブログ、滞ってた。)

許せること、許せないこと。まあ世の中様々あるけれども、俺は結構色んなことを許せてしまうアマアマちゃんだ。もちろん、許せないこともあるし、職務上「許せない!」と言わなきゃいけない時だってある。でもまあ、ほら、性善説信者だから、気持ちの上ではどっかに甘さを持ってしまう。時折、反省したりするんだな。・・・するよそりゃあ・・・。

中学の頃、許せない女がいた。自分のことを棚に上げて、デカイ声で人の文句を言うやつ。見た目の悪いやつを指差して、「あの男の顔、許せないよねー。吐き気する。」と、まあ当時は「グッドルッキングー」だった俺は被害ナシだったが、人サマの顔を「許せない」と言うソイツが許せなかった。そういうお前、何様だよ、とね。


最近、色んな物事を「許せない」とぶった切るカルシウム不足ちゃんが多いような気がする。いや、「許せない」と騒いで、楽しんでいるやつらかな。

倖田來未を見なくなってどれだけたっただろう。あの「羊水が・・・」の発言をネットで叩かれ、謹慎にまで発展したが。確かに発言力の強い彼女だから、言動には気をつけなきゃいけなかった。でも同じ発言を「ビートたけし」や「タモリ」がしたとしたら、どうなってたんだ?「髭男爵」が「腐るかーい」って具合に、ネタにして終わらせてたらどうなってたんだ?少なくとも、「いつも辛口」なタレントがそんな発言をしただけだったなら、「いつものこと」で済んだかも、って思う。甘い考えかな。

別に倖田來未のファンでもなんでもないんだけどさ、一部の小中学生にとっちゃあ憧れの存在だったわけだよ。風呂場で熱唱して、家族から「さっきの倖田來未?」と聴かれ、恥ずかしい想いをした男子中学生もいたはず。その憧れの「お姉さん」は、小中学生には理解不能な理由で消されてしまった。
そのラジオとやらを、生で聞いていたのは何人なんだ?で、心底不快に思ったの、何人なんだ?で、子ども達の「憧れの存在」であってもさ、「芸能界から消すべきだ」と、真剣に訴えなくちゃいけないって、何人が思ったんだ?でさ、その人達は完璧なのか?人を傷つけたことはないのか?「俺のカキコミが倖田來未を謹慎に追いやった!」なんて自慢して楽しんでるやつらがいるかもしれないが、それはそれほど価値あることなのか?

仏の顔も、三度まで。

仏さまだって完璧じゃねえから、「三度まで」は許すってわけだ。俺は不完全人間だから、三度じゃ物足りないな。

許せないことはある。もちろんあるよ。でもさ、みんなが興味本位でワイドショーの特派員みたいなことやってたら、つまんないのよ。なぜだかわかんないけど、今の世の中「許せない」のハードルがちょっと低いような気がする。で、そんなハードルがいっぱい転がってるんだろ?

いつかコケちゃうよ。他人まで巻き添えにしてね。


とは言っても、俺は常に「バットで10回グルグルやった後に疾走しているような生き方」してるけどな。