勇退券

小泉が引退するらしい。
小泉純一郎。どちらかというと好きなほうではなかった。まあ、空気読めずに「美しい国」を目指したあの人よりかはましだったけど、国民に対して親和性と巧みな話術で人気をとりながら、どさくさにまぎれて「痛み」を押し付けた彼。人気がある裏で、多くの人々の怨みをかったことだろう。
総裁選を高いとこから見物しながら、どうせまた次の機会をうかがうのだろう、と思いきや、引退。ちょと、意外だったぞ。

そういえば王監督も引退。選手達の涙を見ていると、彼は決して神ではなく、精神的な支柱だったということがわかる。イチローが王監督の携帯に非通知でかけたとき、王監督は「はい、王です。」ときちんと出たという。紳士、とかいう前に、人間としての土台が違う。そう思うよ。

王監督の引退を、マスコミは「勇退」という。
小泉の引退も、おそらくは「勇退」の類だろう。

成果はともかく、人々の意識に深く遺っていれば、いつまでも頂点で、いつ辞めても「勇退」になるのだろう。

勇ましく退く人生。
いつ退いても、勇ましく在れる人生。

王監督の言葉を借りれば、そういうのを「楽しい人生」って呼ぶんだろうな。

贖罪

長いブランク、すみません。
一時期は一日５００人ぐらい見に来てくださっていたこのブログ。昨日は１５名の方が見に来てくださっていました。

数の減少がショック・・・ではなく、毎日毎日「今日は更新したかな？」と、淡い期待をこめて見に来てくださっていた方々に申し訳ない・・・・・・。あああ・・・・・・。
頑張ります。

この一ヶ月、自分の身の上にも色々ありました。
そのうちの一つ。福岡の社会福祉事務所から連絡があり、父がまだ福岡にいるということも判明しました。生きていたのか・・・・・・という想い。しかし、そこから先は何もしません。「意地」ではありません。単に幼い頃からの感情がずっと続いているだけ、です。

それにしても、今日の頭痛はひどいものだった・・・・・・。何だろうな。目が痛くて、首が痛くて、後頭部が痛くて、そのオマケで頭痛が・・・という感じ。口内炎→偏頭痛というパターンも辛いけど、この首の痛みからくる連携技は、ストレスがたまる。いや、そもそもストレスから首の痛みが来ていたりして。なんか、 ほら、古いセロテープを使おうとして、切れ端の部分を探していたら部分的に周回遅れになって、どこがどうなっているのかわからなくなる感じ？・・・・・・例えのほうが難しくなりすぎて、自分でもよくわからないや。

最近、残念な事件が多いです。
総理がいきなり辞めちゃった事件。
食用ではなお米が食品として出回ってしまった事件。
福岡市西区の公園で子どもが母親に殺害された事件。

こりゃいかんぞ！と憤るのは簡単だが、どの事件もワケアリで、一方的に責めることはできない。どんな事件でも突き詰めれば、完全な「悪」ではなくなってしまう・・・っちゅうことになるんだけどさ。

とまあ、いつものように、あれこれバタバタしているさなか、余計なことを考えています。

みなさん。
また明日が来ちゃうよ。
灰色のため息吐いて、またがんばりましょうね。