プロの着付けで、お客さまのお役にたちたい。
竹下さんは、鹿児島県姶良市で美容室を経営している美容師さん。
着付けで、お客さまのお役に立ちたいと、今年の6月に入会されて、二ヶ月経過しました。
着付けの経験もあって、技術は順調に仕上がってきています。
今日の帯結びは、浴衣の着付けと、半巾帯の帯結び、「金魚」でした。
なるだけ早くお免除を取得して、今年11月に開催される、「第36回認定証授与式」への参加も楽しみにされているようです。
彼女の美容室の名前は「スローヘアー」です。クリックしてご覧ください。
お近くの方は、ぜひお立ち寄りになってくださいませ。
下は「SLOW HAIR」の写真です。(HPより抜粋)
猛暑の中で、アマリリスの花芽が
事務所の庭にアマリリスが植えてあります。
今年は5月初旬にきれいな花を楽しませてもらいました。 ⇒「アマリリスが咲きました」
二ヶ月ほど前に別の場所に植え替えたのですが、その中のひとつに、また花芽が出てきました。
真夏の、カンカン照りのなかで、力強く伸びています。
みんなが、「ひどい暑さなのに、これから咲くつもりかしら」と心配そう。
花芽の出てきそうなものがあと二本ありそうですよ。
早変わりなどの作り帯に必要な「帯止」
舞踊の着付けでどうしても必要な道具もいろいろです。
その中のひとつが「帯止(おびと)」といわれる作り帯の道具です。
販売されているものもあるのですが、演目の帯の大きさや、踊り手さんの身体によっても一律にはいきません。
そこで着付けを行なう衣裳方は、どうしても用途に応じた大きさの帯止が必要になってきます。
例えば、同じ「藤娘」の作り帯でも、大人の方と子供さんでは、帯止の大きさを変えないと違和感があります。
「きつけ塾いちき」では、その方の体格に応じた帯止を使って着付けをさせて頂いています。
また、舞踊の着付けをはじめ、振袖や普段の着せ付けに使う「着付け用のヘラ」も私たちの使う日常のアイテムです。
おはしょりや腰周りのシワ取りはもちろん、意外な用途があって便利なものです。
この二種類の着付けの小道具は、着付けの仲間から依頼を受けてお作りしています。
写真は、お盆休みのあいだに作った帯止とヘラです。
黒留袖の着付けを再確認
「全日本きもの文化研究協会」は、宮崎きもの学院で、8月度の技術研修を行ないました。
課題は「黒留袖の着付け」と「二重太鼓」。
原点に返って、本来の着付けを再確認するために行なわれたものです。
信じられない、昨今の「きものの着付け」
昨今、新郎新婦のお母さま方の着付けのなかに、信じられないようなものまであります。
例えば、ご両家のお母さまお二人とも、「黒留袖」の背中に「ふくら雀」を結んで御着席。
お二人とも同じ帯結びなので、式場の着付け師の方が結ばれたものと思われます。
きもののことを少しお勉強した方なら、絶対にしない失敗です。
着付けの技術を次世代へ
「全日本きもの文化研究協会」に集う私たちは、日本の「きもの文化を継承する」責務を負っています。
次世代の方に正しく技術を伝えるためにも、こうした技術研修は欠かせない活動のひとつです。