きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

福岡市内で、「舞妓の着付けショー」を企画中です。

2016-03-17 16:36:28 | 舞妓・芸妓の着付け

五代目中村雀右衛門さんの襲名披露期間中に…
「きつけ塾いちき」は、福岡で「舞踊と振袖の着付け専門特別講座」を開催しています。
日本舞踊と歌舞伎衣裳の着付けを一般の皆さまにもご覧頂くためにも、6月の10日前後に「京舞妓の着付けショー」を開催する予定です。



ちょうどこの時期に私たちは、「七世中村芝雀丈の五代目中村雀右衛門襲名披露博多座公演」に伺うことになっています。
これと時期を合わせて、この企画が日本の芸能文化の一助になればと行なうものです。

日程が決まり次第、このブログでお知らせ致します。お楽しみに!

 



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帯止が完成/作り帯の土台です

2016-03-17 15:28:25 | 舞踊の着付け

演目や体格で使い分けます
またひとつ、帯止(おびと)が完成しました。
帯止はむかし、帯籐(おびとう)と言ったそうです。
現在でも枕の下の  字の部分が籐で出来ているからなのですが、現在では「帯止」といいます。

衣裳方にとって、帯止は羽根を作るための小道具です。
演目や体格で帯止の大きさを決めます。

踊りやお芝居の早変わりなどによく使われる作り帯は、身体を巻く部分と羽根の部分が分かれています。
ですからあらかじめ羽根の部分を作っておいて、本番では身体に巻く帯だけを決めて、羽根の部分は後ろから差し込めばいいわけです。
時間短縮と出来上がりは帯止の方がきれいです。
私の作る帯止の  字の部分はプラスティック製になっています。ですから帯籐(帯止)ではなく、帯プラかもわかりません。







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本塩沢のお勉強会を開きました

2016-03-17 10:37:04 | きもののお勉強会

本塩沢の出来るまで…学院長が講義
「宮崎きもの学院(きつけ塾いちき)」はこれまで30年間にわたって、「日本のきもの」についてのお勉強会を開いてきました。
新潟県の「本塩沢」。
奄美大島の「本場大島紬」。
愛知県の「有松絞り」。
伊勢型紙による「江戸小紋」などが主要なものです。

今回は、本塩沢について、その歴史と製作工程を学び、着る季節や留意点について学びました。
本塩沢は、手括りの技法で先染めされます。強撚糸で織られた生地は独特のシボを生み出します。
とくに宮崎では、初夏や秋口の素敵な肌触りのきものとして、一番人気の「きもの」です。


実物の現場の糸や、布見本、湯揉みや機の写真などを見ながら、日本の素晴らしい「衣の文化」を学びました。
下の写真は、湯揉みの写真で、塩沢の作業工程を説明しているところ。







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