KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

「びっくりセーター」は何が「びっくり」か:「夏への扉―マイクロポップの時代」展2

2007-02-15 10:24:49 | フィールド日誌
「夏への扉」展をめぐるエピソード第二段である。

2月に入った途端、突然忙しくなって、なかなかブログの更新ができないので、この機会にたくさん書いておこうと思う。

今年の高校生ウィーク会期中に、水戸市内にあるとある高校の美術部の数名の生徒たちを対象に「高校生に向けたギャラリートーク」を実施してもらうことになっている。この企画の意図について、わたし自身が考えていることは、また後々書くことにして、この生徒たちと先日あったときに聞いたことについて書いてみたい。

高校生が現代美術ギャラリーに無料で入れる「高校生ウィーク」の期間は2/21からなので、当然のことながら、この前あった生徒たちの誰も、まだ展覧会はみにいってなかったようだった。
そんなわけで、以下に紹介する発言は「夏への扉」展そのものではなく、「夏への扉」のチラシに出ている國方真秀未さんの作品「びっくりセーター」についてのものである。

「「びっくりセーター」って、何が「びっくり」ってセーターの下に何も着てないのが「びっくり」だよね」

これほど、簡潔かつ明瞭な、現代アート作品の解釈を、わたしは知らない。
しかも、なんだかものすごく納得した。

そんなわけでそんな話を、「夏への扉」展をみにいったあとに、ご主人様にしてみたところ、新説登場。

「何が「びっくり」って、あの大きさがびっくり」

…キャンバスの大きさの小ささに「びっくり」だそうです。
確かに、小さいけどね。

さまざまな新説をうむ「びっくりセーター」!
さてさて、いったい「びっくりセーター」は何が「びっくり」なのか。
新説、乞うご期待!


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