アクセスに
深く感謝
申し上げます。
さて
このエントリィは
もう一度
「脱ダム」について
原点回帰を確認しようと思う。
ご存じのように
八ツ場ダム関連は
成瀬裕史2009/09/22の
この記事と
「晴天とら日和」の記事二つ(感服!)
「前原誠司国交相、いきなり胸突き八丁やねぇ。「八ッ場ダムの建設中止」」
で十分であろうが
さらに追加すると
新しく
地方からの動きも出てきている。
これはkimeraでも紹介ズミ
次は
対立しているが
反対派の言い分が鋭い!
******「朝日新聞」****************
最上小国川ダム継続求め知事きょう視察
2009年09月29日
∞政府と対立の可能性
前原誠司国土交通相が建設・計画中の全国143カ所のダム事業を見直す方針を示したことを受け、該当する3事業の継続を求める吉村知事は29日、最上小国川ダム(最上町)の建設予定地を初めて視察する。総選挙では当選した民主党の鹿野道彦氏を支援した知事だが、ダムを巡り政府と対立する可能性も出てきた。(佐藤恵子、三浦亘)
反対の住民ら「楽観」
県内の対象事業は、ほかに長井ダム(長井市)と留山川(とめ・やま・がわ)ダム(天童市)がある。両ダムはほぼ本体が完成しているが、最上小国川ダムは計画段階で予定地の買収もまだだ。
吉村知事は28日の定例記者会見で、長井と留山川については「(見直しは)ないかなと思う」との見通しを示す一方、最上小国川については、「町民の安心や安全を最優先したい」と改めて事業継続の意向を表明。「政権交代があり、県議会でも議論があるだろうから、できるだけ早く見たいと思った」と29日に現地視察をすると発表した。
民主党県連の舟山康江会長代行は26日の記者会見で、同ダムについて「治水対策のあり方を含めて必要かどうか、(国は)原点に戻ってゼロから議論するのではないか」と語っており、「県政与党」ながら知事とスタンスを異にする。
同ダムに反対してきた住民団体や地元漁協は、政府の見直し方針を歓迎している。
「最上小国川の真の治水を求める対策会議」の高嶋昭代表は、「ダムによらない治水対策は時代の流れ。民主党政権になり政治的にも流れは決定的になった。もはや建設はできない、と楽観している」と話す。地元への経済効果についても「大手ゼネコンにもうけが行くダム工事より、地元業者に仕事が回る河川改修の方がプラス」と主張する。
小国川漁協の沼沢勝善組合長も「私たちは一貫して河川改修による治水対策を訴えてきた。吉村知事にもぜひ理解してもらいたい」という。
県は最上小国川ダムについて、11年度ごろ着工、15年度の完成を目指している。09年度予算には2億4千万円を計上、ダム本体の設計などを進めている。10年度は用地の測量や買収に取りかかる予定。総事業費70億円のうち県負担分は半分。09年度までに総事業費の2割を予算化した。
***<強調:kimera>************記者の目:止めてはならない「脱ダム」の流れ=福岡賢正
首相や国土交通相によるダム建設中止発言に、歓迎の声とともに反発や不安の声が上がっている。だが歴史を振り返ると、ダム建設は自民党長期政権を支えるための手段であり、時代が変化してもそこに依拠し続けてきたことが今回の政権交代劇の要因になった事情が見えてくる。だから脱ダムの流れが止まることはないだろうし、止めてはならないと私は思う。
ダムは社会の近代化を推進するための装置だ。そこで生まれる水と電気だけでなく、洪水調節によって浸水しにくくなった氾濫原(はんらんげん)には人口集中が進み、それによっても工業化、都市化が促される。その結果、経済が成長して税収は伸び、ダム建設に要した費用も回収できる。だから社会が工業化の段階にある時、これほど時代に合致した社会資本はない。大恐慌時に米国がテネシー川流域で進めた総合開発計画「TVA」を皮切りに、経済を活性化させる施策として大型ダム建設が各国で行われたのはそのためだ。
日本も戦後間もない49年、田中角栄氏らが中心となって衆議院に地方総合開発小委を設置し、TVAにならった地域開発に着手した。保守合同で55年に誕生した自民党もその手法を踏襲し、公共事業と補助金によって農村を強固な保守地盤とし、政権を安定させる戦略をとった。
自民党は61年、農業の大規模化、機械化によって労働生産性を高め、余剰労働力を都市に送り込んで工業化を推進すべく農業基本法を制定した。狙い通り農業の省力化は進み、余剰労働力が都市に供給されて高度成長を支えたが、大規模化はあまり進まずに兼業化が一気に進んだ。
自民党の支持基盤は農村ゆえ、残った人々の兼業、つまり農業以外の働き口の需要に応えざるを得ない。73年に高度成長が終わり、税収増による投資回収ができなくなった後もダム建設が推進され続けた理由はそこにある。効果が疑わしい道路や新幹線、空港、港湾整備が税収不足を国債で補いながら続けられたのも同様だ。これによって都市と農村の格差は急速に縮まった。公共事業は所得再分配のための「福祉」と化したのだ。
結局、国の財政赤字は深刻化し、バブル崩壊後の不況対策として地方債を使ったハコモノや公園造りを国に誘導された自治体も、やがて軒並み財政赤字に陥った。
小泉構造改革は長年の公共工事漬けで建設業界に依存した集票システムから脱却する試みだった。だが本来の福祉まで削ったことで、それに代わるものを構築できぬまま、財政難による事業の絞り込みで疲弊した業界の弱体化とともに自民党政権は瓦解した。
欧米の先進国は工業化が終わって10年ほどたった80年代後半、財政赤字に背中を押される形で次々に脱ダムへと政策を転換している。自民党長期政権の終幕で、日本もやっとそこに踏み出せる条件が整ったということだ。
ただ、計画を中止するに当たっては、地域の建設業者や、ハシゴを外されて疲弊した農村への手だてを講じる責任が政治にはある。ダム計画があったがゆえに停滞してきた治水対策も急務だ。
実は国交省も一度、河川政策を転換しかけたことがある。長良川河口堰(ぜき)建設反対運動などの環境保護の声の高まりを受けて、97年に河川法を改正した時だ。翌年には、堤防満杯まで水が来ても耐えられ、越水しても急には決壊しない「フロンティア堤防」の設計手引を作り、全国の重要堤防250キロをこの堤防にする構想を立てて整備に着手した。00年には一般堤防も満杯まで水が来ても耐えられる構造とするよう設計指針を出している。これに沿って堤防強化が進めば、ダムなしでも日本の川の治水安全度は格段に高まるはずだった。
ところがダム反対派がこの堤防強化策をダム不要論の根拠にし始めた途端、同省は設計指針を作り直し、満杯まで所定の余裕(通常1・5メートルか2メートル)を残した水位まで堤防が耐えればいいように強度の基準を引き下げてフロンティア堤防構想も取り消したのだ。「決壊しにくい堤防の技術が未確立なため」と同省は言うが、整備済みの場所で決壊例はなく、実験で過去のデータが覆されたわけでもない。理由らしい理由はなく業界と結びついた省内のダム派の巻き返しに、堤防強化派が寄り切られたためと言われている。
ならば簡単だ。00年の設計指針やフロンティア堤防構想を復活させればいい。農村の建設業の大半は中小業者で、ダムなどの大型工事だと下請けや孫請けに入るしかない。堤防強化なら直接受注でき、地域活性化のカンフル剤にもなる。ほかにも川底にたまった砂れきの除去や、一定の補償を講じて田畑を大洪水時のみ遊水地とするのも有効だ。
そうやって軟着陸を図りつつ、公共事業から本来の福祉へと予算を移していけば、農村も納得するだろう。(西部報道部)
毎日新聞 2009年9月30日 0時10分
*****<強調:kimera>*************
民主はこういう事を
中止と叫ぶのと同時に
住民に説明すべきだと思う。
誰もダムが欲しいわけではない。
欲しいのは大手ゼネコンと
そこから蜜を吸う自民の族議員だけ!
転換・転換を強いられている
湖底に沈む予定に勝手にされた方々の心を
くみ取って欲しい!
そうでしょう?
この記事を書いた
記者の目:国交相「八ッ場ダム建設中止」、乱暴だ=伊澤拓也(東京社会部)
伊澤さん!
<タイトル 「一休み」 だって!>
http://www.47news.jp/news/photonews/2009/09/post_20090929151709.php
まだお読みになっていない方に
<参考:八ツ場ダムの7不思議 by まさの あつこさん>
以前「八ツ場ダム問題」を取り上げたとき
「まさの」さんのことを
匿名希望のコメントで紹介されたのと
それより前に
「代替案さん」の関さんのところでも知っていた。
「保坂展人さん」のところでこの記事が紹介されていたので
kimeraでは二番煎じになるため見送ったが
再度 「脱ダム」の問題を
このエントリィで取り上げたので
改めて紹介させていただいた。
石原の嘘記事もあるので
是非
応援に訪問していただきたい。
このエントリィは
これにて終了です。
単品話題という
よろずやkimeraでは珍しいエントリィになりました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
今更の問題でしょうが?
だからトドメが必要です!
もう少し刺させて!
※ 自治体では現在はここでしょうか?
滋賀県
※ 中止したダムの記事「ウィキペディア(Wikipedia)」より
こうしてみると
結構あるモンだね!
自民党政権下でこれだけできたのだから
新政権ならもっと出来るはず!
緊急エントリィでした!
この一つ前のエントリィ
「予算が変わる!for 霞ヶ関は駄目!赤松と平野がやばい!」
も読んでくださいよ!
お~い
scotti君!
そろそろ出番だぞ!
いつまで秋休みしてるの?!!!
ということで
本当に最後まで読んでくれて
ありがとうございました!