気ままな旅

マイカーでの気ままな旅で、束縛された予定や時間にとらわれない、自由奔放な行動をとる旅の紹介です。

日本三大渓谷美の寒霞渓・瀬戸内海に浮かぶ小豆島の名勝

2013-08-26 21:56:51 | 思い出

 

日本三大渓谷美といわれる瀬戸内海国立公園の小豆島にある寒霞渓(かんかけい)、

垂直に聳り立つ岩壁の横を行き交うロープウエーが渓谷情緒を高めてくれる。

 

今回は2013年5月に旅行した瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)寒霞渓(かんかけい)について触れておきたい。

 前回の投稿では、神戸から小豆島への船旅やオリーブについて、紹介さしていただいた。 

今回は小豆島滞在の2日目、午後からの、寒霞渓への旅の紹介である。

2013年5月4日(土) 五月晴れの快晴の天気が続いている。 

今朝は道の駅 「小豆島オリーブ公園」 で車中泊した後、オリーブ園やオリーブの原木などを見学して過ごしていた。 

オリーブについての見学や学習を終えた後、オリーブ記念館内にあるレストランで昼食を摂った。 

レストランでは、魚介類や地元の野菜などを使った地中海料理が楽しめる。

私たちは、オリーブオイルを楽しめるが、種類の異なるパスタをそれぞれに注文した。

あっさりとした味で、地中海料理の風味が味わえる料理であった。

 食後のコーヒーもあっさりとした美味しいコーヒーである。

 食事を終えるとすぐに愛車を運転、紅葉の名所として、日本三大渓谷美として知られる 

「瀬戸内海国立公園 寒霞渓(かんかけい)」 方面に向かって行く。

※ 日本三大渓谷美(三大奇景・三大奇勝) = 耶馬渓(大分県中津市)・妙義山(群馬県)・寒霞渓(香川県小豆島)

 私たちはオリーブ公園からR436号に入り、そこからブルーラインと呼ばれる道路を寒霞渓方面に上って行く。 

 当初は、ロープウエーからの景色も素晴らしいことから、ロープウエーで山頂駅に向かう! 

 と考えていたが、寒霞渓を見学したあとのことを考えると、 愛車の方が便利である。と、判断して 

愛車でブルーラインを走行、寒霞渓を目指すことにした。

                  寒霞渓独特の聳り立つ奇岩が、新緑の山々と共に美しい独特の風景を形成している。

 

 少し走行すると、今までと全く違った光景の山容が目に入ってくる。

 鮮やかな緑の中に、雨水によって数万年にわたって浸食された奇岩が、鋭い鋭角のように聳り立ち、それが、幾つもの峰々を形成し、寒霞渓独特の風景を醸し出して美しさを見せている。

 愛車はさらに、ブルーラインの曲がりくねった道路をスムーズに走行し、高度をぐんぐん上げて行く。

 車窓からの眺望も抜群で、リアス式の海岸や広々とした瀬戸内海の風景が、私たちを楽しませてくれる。 

 さらに曲がりくねった道路を走行すると、高度も上がり、眼下には、瀬戸内海や、小豆島の街並み、内海湾の素晴らしい眺望が目に入ってくる。

 少し霞んで見えているのが残念であるが、青い空が広がる秋には、もっと美しい景色を見せてくれているに違いない。

 ブルーラインからの内海湾と内海町の街並み、その向こうには瀬戸内海が広がっている。

 

車窓からの素晴らしい眺望を楽しみながらゆっくりと走行していると、いつの間にか瀬戸内海国立公園 「寒霞渓」 駐車場に到着する。 

駐車場近辺には、ロープウエーの山頂駅やレストランなどの施設もあって、多くの観光客で賑わっている。

私たちも、愛車を停めると、すぐに寒霞渓の眺望が楽しめる展望台の方に向かって行く。

        寒霞渓ロープウエー山頂駅周辺の光景、正面には山頂駅、周辺にはレストラン・駐車場・展望台などが整備されている。

寒霞渓山頂駅前にある駐車場からの三笠山671m、数人の方が見えている。

星ケ城山(ほしがじょうさん)は、小豆島中央東部にある標高817m(東峰)の山で小豆島最高峰である。 

星ケ城山は、西峰と東峰からなり、西峰にある山が三笠山(寒霞渓)である。

              多くの人たちが訪れ、展望台からの眺望を楽しんでいる。 ロープウエー山頂駅近くにある展望台。

山頂駅近くの展望台からの風景、眼下にある内海町と内海湾、その奥に広がっている瀬戸内海の光景

日本三大渓谷美の寒霞渓を代表するような奇岩の岩山と、緑の渓谷を行きかうロープウエーの風景。

山頂駅からの寒霞渓の渓谷美を代表するような風景、奇岩で出来た緑の渓谷を這うように行きかうロープウエーの光景

展望台で、恐る恐る眼下の渓谷を覗き込む少年と、幾層にも連なる、鋭角に尖がったの岩尾根が寒霞渓の独特な渓谷美を見せている。

展望台からの光景、風雨によって浸食された奇岩が垂直に聳り立つ渓谷の中で、新緑が広がり、所々にある岩山との一層のコントラストを高めている。

上部写真と同じ場所から撮影した展望台からの光景、浸食された岩壁と新緑の渓谷が、四季折々に美しい景色を見せてくれそうである。

寒霞渓ロープウエー山頂駅近くに第一展望台や第二展望台が、少し離れて鷹取展望台がある。 

これらの展望台は、駐車場から徒歩で行ける範囲であるが、愛車で移動した方が便利な四望頂展望台がある。 

私たちは1時間近く、山頂駅近くでの展望台や施設で愛車をとめ、写真撮影や見学などをして楽しんだ後、四望頂展望台へ移動する。

東屋のある四望頂展望台、その上空にかすかに見えるのが鷹取展望台、四望頂展望台からの渓谷美も一味違った味わいがある。

奇岩で出来た岩山と新緑が渓谷美あふれる光景を醸し出し、そんな中を行き交うロープウエーが、一層、山岳情緒を高めている。

展望台から・・・どっしりと聳り立つ玉筍峰(ぎょくじゅんほう)、眼下の内海湾や街並みの光景と共に、力強い風景を見せている。

四望頂から見る玉筍峰、秋の紅葉の美しさでも有名な寒霞渓、この緑が色づいた時、どんな景色を見せてくれるのか! 想像すると自然と楽しくなってくる。

数万年の年月による風雨で浸食された奇岩や岩壁と共に、四季それぞれに色彩を放つ樹木が、渓谷美を一層引き立て、美しさと感動を与えてくれる。

風雨の浸食により出来た聳え立つ奇岩と渓谷、幾重にも重なる岩尾根の鋭い岩峰、

それに生きづく樹木が岩峰との調和を図り、渓谷の一層の美しさを形成している。 

四季それぞれに変化する渓谷美の色彩が、季節ごとに訪れる人たちを虜にしてくれるような風景である。

奇岩の岩峰上に、ひょっこり乗っている烏帽子岩、左右の聳り立つ岩峰の美しい光景と共に、訪れた人たちの心に深く刻み込むような風景である。

烏帽子岩と後方の内海湾、その後方の山の窪みには、「二十四の瞳」などの撮影で有名な映画村がある。 

烏帽子岩は、下で支える岩底よりも、上に乗っかっている岩の方が大きく、しかも、斜めに傾いている。 この状態で、どうして岩が落ちないのか! 不思議な光景である。

四望頂からの寒霞渓の素晴らしい光景を堪能した後、私たちは愛車に戻り、さらに先にある美しの原高原方面に向かって行く。

 

ロープウエー周辺に広がる奇岩の岩尾根の渓谷と、新緑におおわれたの寒霞渓の見事な光景

美しの原高原・四方指展望台からの眺望を楽しむ人たち、 後方の小豆島最高峰、星ケ城山817mの光景。

山の中腹に白い建物がロープウエー山頂駅で、寒霞渓の美しい光景が一望できる。 

また、この展望台は、朝日が美しいことでも知られ、空に、海に、光の帯が広がっていく朝日の美しさが有名である。

この美しの原高原は、四季折々の花々が咲き乱れることでも有名な高原である。

標高777mにある展望台は、四方を指しても遮るものがないことから、四方指(しほうざし)と呼ばれ、

天気が良ければ瀬戸大橋や、淡路島と四国に架かる大鳴門橋などの大パノラマが一望できる。

 

美しの原高原・四方指展望台からの眺望を楽しんだ後、私たちは小豆島ブルーラインを、銚子渓、お猿の国方面に向かって行く。

ほどなくして銚子渓駐車場に到着するが、時間も5時を廻っていることから、少し停車しただけで、すぐに土庄(とのしょう)方面に向かって行く。

土庄に向かう途中の車窓からの風景、 深い緑に覆われた山の中腹には、城壁のような岩壁もつ山が現れてくる。

きれいに整備されたブルーラインからの車窓を楽しみながら、しばらく走行していると、今度は、目の前に大きな白い観音様が見えてくる。

突然現れた大観音様  大本山 小豆島大観音仏歯寺(ぶっしじ)(別名 しあわせ観音)である。 

太陽も西に傾き、逆光での写真撮影はなかなか難しい。

顔がはっきりと見えないのが残念であるが、観音様らしい優しく、美しい顔をした観音像である。

観音様の道路を、そのまま通り過ぎ、土庄方面に向かって行く。

土庄(とのしょう)町は、明治以降、島内行政や銀行、商店が集中し、交通面においても、小豆島最大の港として発展してきた街である。

また、土庄町には、全長2.5km、最狭幅9.93mの世界一狭い海峡があり、ギネスブックに認定されている。

 

寒霞渓からの帰り道、土庄町に立ち寄った後、私たちは今夜の車中泊先である、道の駅「オリーブ公園」 方面に向かって行く。

今日も、昨夜と同じように、まず、道の駅から2km先に行った所あるスーパーで夕食の買い物を済ませて、サン・オリーブ温泉(天然温泉)で入浴する。

この温泉からの素晴らしい眺望を楽しみながらの入浴は、ほんとに心や身体が癒される素晴らしい温泉である。

入浴後は、近くの道の駅に戻って、テーブルや椅子を愛車から取り出し、妻と二人、夜空を眺めながらの夕食を摂る。

海岸沿いの道の駅の一角で、さざ波の音を聞きながら、星空を眺め、妻と二人で杯をかたむけながら摂る夕食は、

何度経験しても美味しく、全てを忘れさしてくれ、明日への英気を養うことが出来るひと時である。

明日も小豆島の映画村やお寺などの観光を予定している。

ほどなくして夕食を終え、愛車内に入って、特性ベットに横たわると、

直ぐに深い眠りに入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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