気ままな旅

マイカーでの気ままな旅で、束縛された予定や時間にとらわれない、自由奔放な行動をとる旅の紹介です。

200年の伝統 「熊取だんじり祭り 2009年」

2009-10-16 10:09:18 | 今日の出来事
2009年10月11日(日)今日も朝早くから太鼓や鉦などの囃子が、周辺の山々にこだまして、南大阪の街中に聞こえている。 
    ドンドン ヒャララ ドンヒャララ   ドンドンヒャララ ドンヒャララ   

 昨日も今日の天気も、空は青く晴れ渡り、絶好の祭り日和になっている。
 南大阪にある貝塚市や熊取町、その周辺都市でも、だんじり祭りが開催されている。
 私達もJR熊取駅前周辺に行って、だんじり祭りを見学することにした。

 熊取だんじり祭りは10月10日(土)と11日(日)の二日間に渡って開催される。
 このだんじり祭りは、200年の歴史を持つ由緒ある祭り(神事)で、五穀豊穣を祈願し、豊作に感謝する祭りとして開催されている。
 熊取町にはだんじりを持つ11氏子地区(朝代、和田、大久保、紺屋、五門、野田、七山、小谷、久保、小垣内、大宮)があり、一日目は、町内にある大森神社に宵宮の宮入と称して、毎年十一台の氏子地区からだんじりが曳き出されて曳行されて行く。 
         ソーリャー ソーリャー ソーリャー

 神社に到着しただんじりは、境内中央にある舞台の周囲を三度回って宮入し、神社から神事の飾り物をいただき、だんじり正面に取り付けられる。
 神社境内は大勢の見物客が訪れ、大きな歓声に包まれお祭りムード一色となる。
 全てのだんじりが宮入して勢揃いした後、氏子地区に曳行されて帰って行く。

 二日目は、氏子地区のだんじりが熊取駅周辺に集結してパレードが行われる。
 私達は二日目にパレードが行われる駅前にやって行く。
 駅前には多くの人たちが訪れ、思い想いの場所でだんじりを待っている。
 太鼓や鉦、笛などと共に ソーリャー ソーリャー のかけ声が聞こえ、お祭りムードが漂っている。
 
           
               熊取駅に向かって行くだんじり(地車)パレード

 私達も駅前に陣取り暫くすると、大きなかけ声や、名調子の囃子が耳に入ってくる。
 だんじりが駅方面に向かい、纏(まとい)を持った先頭集団が近づいてくる。
 白装束の祭り服に、黒のハッピや、頭に鉢巻をつけ、先頭にあるまといを回転させている。その度に、まといについた紅い帯状の飾りが、水平になびいて祭りムードを盛り上げている。
 その後ろには、200人~300の人たちに曳行されただんじり(地車)が、大きなかけ声や囃子と共に曳行されてくる。
 
            
 纏(まとい)を舞わしながら高く掲げたり、左右に舞わして紅い帯状の飾りが広がり祭りムードを盛り上げている。

           
 だんじりを曳行するロープの最先端に結ばれた木棒を抱えパレードを引っ張る先頭グループ  

           
         先端にある木棒を抱え、かけ声勇ましくパレードの先頭に立つ青年達。 

           
          どの地区でも多くの子供達が参加、だんじりを曳行している。

           
だんじりの中央部には、囃子係が乗り込むスペースが、大小の太鼓や、鉦、それに笛係りが左右に乗り込む。 
 だんじり前後や左右には、彫り物が施してある。いずれも緻密な彫り物で、だんじりの歴史を物語っている。
 彫り物はだんじりごとに違い、難波戦記、太閤記、忠臣蔵、太平記、源平盛衰記など、勇猛な物語が彫られている。
           
 だんじり内部には大太鼓、小太鼓、鉦を装着、されに笛係りが左右に乗り込む

           
         最も危険といわれる前梃子(マエテコ)、この役割には熟練者なる。

 泉州地域で行われるだんじりは、基本的には全て同じである。
 4つのコマ(木製の車輪)の上に、美しい彫り物を施した台を造り、その上に2段の屋根を乗せて、数十人で曳行する祭りである。
 だんじり祭りの最大の見せ場は、なんと言っても角地をスピードを上げながら、曲がることにある。このことを やりまわし といっている。
 屋根では、大工方が、両手に扇子を持って、飛び跳ね華麗に舞う姿は、大勢の見学者を魅了する。
 ただ、4トンもの重量のあるだんじりを、角地でスピードを上げながら曲がることは容易な事ではない。
 それぞれのだんじりの腕の見せ所であるが、だんじりは大勢の曳行者、屋根にいる大工方、前部でブレーキの役割を果たす左右の前梃子、後ろ側に大きく突き出た棒をロープで結び、そのロープを左右に延ばして舵取りをする後梃子(うしろてこ)に分かれている。
 これらの人たちの連係プレーによって、だんじりの やりまわし は行われる。

           
 だんじり前面部 この部分に2本の棒が挿入される。曲がる方向によって左右のどちらかの棒を地面やコマ(車輪)に当たるまで差込み、片方のコマにブレーキを駆け、カーブを曲がりやすくする。
 狭い路地や角地に電柱や壁などの障害物があると、前梃子が挟まれる恐れがあり、大きな危険を伴う。

           
大勢の観衆が見守るJR熊取駅前に入って来ただんじり、入るとすぐにセレモニーが行われ大歓声が湧いてくる。
       
                 
          大勢の観衆の前を曳行され 熊取駅前をパレードするだんじり 

           
      熊取駅前のセレモニーで花吹雪を上げ、祭りムードを盛り上げるだんじり 大きな歓声が湧く

           
駅前に次から次へとやってくるだんじり、セレモニーで黄色い花吹雪が、上った瞬間には大歓声が駅前広場を包んでいく。 

           
こん度はピンクの花吹雪が、駅前周辺は歓声と熱気がみなぎり、お祭りムードも最高潮に・・・

            
 セレモニーが終わり、出発するとすぐに角地があり、やりまわしが、大工方が華麗なパフォーマンスを見せ、歓声が一層大きく湧いてくる。
 ソーリャー ソーリャ のかけ声と共に、鳴物係りの太鼓や鉦、笛などが駅前に鳴り響き、祭りも一層盛り上がってくる。     
           
 セレモニーが終わり、やりまわしで左右の屋根に飛び移るなどの華麗なパフォーマンスを披露している

           
 両手に扇子を、駅前で大勢の観衆が見守る中 大工方がパフォーマンスを披露して大勢の観衆を魅了していく。

           
 セレモニーや華麗なパフォーマンスを見せただんじりも、駅前から次のコースへ移動していく。関空特急「はるか」も通過していく。

            
駅前では熊取の特産物タオルが、各氏子地区ごとにデザインされ「だんじりタオル」として販売されている。 

           
     熊取駅前でだんじり祭り独特の髪形を尋ねると、撮影に気軽に応じてくれた女の子たち。 

           
 祭り独特のヘアースタイルの撮影にも気軽に応じてくれ、ポーズを作ってくれた愛らしい女の子達 

           
 祭りの中で偶然見かけたハート模様の少女の髪形、思わずカメラを向け撮影させてもらった。

           
撮影場所を移動していると犬もだんじりのハッピを着ているのにはびっくり、思わず撮影させてもらった、犬も祭りムードを盛り上げている。    

           
 休むことなく演奏を続ける囃子係の青年、こぶしを上げ大きな歓声を上げ祭りムードを一層盛り上げる青年達。

           
          演奏の合間に満面の笑顔で仲間に合図を送る囃子係の青年     

           
         駅前から少し離れた角地でのやりまわし、前梃子と後梃子の呼吸もばっちり。

           
 ソーリャーのかけ声のもと、やりまわしのカーブにさしかかり、左右の前梃子の動きが違ってくる。左側の前梃子は、棒を突っ込み左コマにブレーキ、だんじりを回りやすくしている。右の前梃子は、カーブに振り回され大股の足運びで進んで行く。後梃子はカーブの外側に引っ張ってカーブを曲がって行く。
屋根では大工方が華麗なパフォーマンスを見せている。

           
 各地区のだんじりは全て熊取駅前に進んで行く、そのために待機時間が生じる。出番時間が来るとご覧のような大きな歓声を上げ、駅前に向かって行く。 

           
  駅前に向かう最初の角地でのやりまわし、そのさいの大工方のパフォーマンス、やはりだんじりの花は、やりまわし時の大工方の華麗な舞にあるようだ。          
 今年も200年の伝統ある熊取だんじり祭りが開催され、各地区や駅前は熱気と興奮に包まれている。
 やはり日本人は祭りが大好きな国民である。
 若い人に祭りのことを聞いてみると、祭りは大好きです。祭りのない人生なんて考えられないとの言葉が帰ってくる。
 現在のような百年に一度といわれる不況の時代や、暗い事件の多い昨今などの状況から考えると、私は祭りが、老若男女の心をひとつにし、若い爆発的なエネルギーを引き出し、かけ声を出してムードを盛り上げていく、こうしたことが地域活性化を図っていく上で大切であると、祭りから学ばしてもらっているように思えてならなかった。         



              (掲載写真希望の方 agarics-kwze@maia.eonet.ne.jp まで)
       

             

仲間たちと初の底曳き網漁に

2009-07-24 13:06:34 | 今日の出来事
 7月12日(日)朝4時に目覚める。
 今日はかつてから行き付けの居酒屋に集まる人達と、大阪湾底曳き網漁に妻と二人で出かける予定である。
 昨年から今年にかけて本稿でも紹介したユニークな仲間達との行事である。
 朝早く起きて妻が船で食べる、おにぎりやコーヒーを用意している。
 心配していた天気も大丈夫なようで、5時に居酒屋に集合、乗船する泉南市の岡田漁港まで出かけて行く。
 漁港には参加者15人が集まって出航の準備を整えている。

 6時には準備も整って出航する。 
 この漁船は10トン程度で、獲物の選別や雨・日除けの折に役立つシートを屋根に覆っている。
 中央には機械室があり、大きなエンジン音を発生、魚探知機や無線機なども搭載され、その後方には操舵席がある。
 底曳き用の金具と網が一体となった漁具が左舷と右舷に2ケ所ずつ置かれ、計4基で漁をする体勢である。
 
 船は岡田漁港を出航し、関西空港との連絡橋を通り抜けて行く。
 航空機は朝が早いためにかほとんどが離着陸していないようだ。
 大阪湾の水面も驚くほど静かで、りんくうタウウンの高層ビルが、海面に鏡のように逆さに映っている。
 私もこれほど静かな大阪湾は始めてである。

 船は北よりの進路から西よりに方向を変え、神戸市沖合い方面に進んで行く。
 出航して10分ぐらいすると、みんなは想い思いに朝食を摂りはじめている。
 朝早くてほとんどの方が朝食を摂っていない様で、船上からの関西空港やりんくうタウンなどの景観を楽しみながら摂る朝食やコーヒーの味は格別であった。
   
          
       朝6時に岡田漁港を出航、海面に浮かぶりんくうタウンの高層ビル 

           
       船上からの大阪湾に浮ぶりんくタウン  船の先端でくつろぐ女性

           
               左右4ケ所に設置 「金具のついた底曳き網」

          
           静かな海面を船揺れも少なく漁場に向かう 船内の様子  

 出航して50分程で神戸沖合いに到着すると、船長は四基の底曳き用の金具の付いた網の投げ入れ準備をすすめている。
 船には直径10Cm位の長い木棒が左右に2箇所ずつ取り付けてあり、海に向かって5m程突き出ている。
 これに網を吊るし90度方向が変えられる様にしている。
 木棒の根元には金属製のパイプが立てられ、パイプの先端には滑車(ホイル)があり、ワイヤーロープを通して網と結ばれている。

 網入れの準備が整うと船長は底曳き網を順次、海中に投入していく。
 網が海中に沈み始めると、ワイヤーロープもぐんぐん伸び、絡んでいる金属製のホイルが激しく回転、大きな音を発している。
 船長によると投げ入れる深さは20m前後とのことである。
 
           
               海中に底曳き網を投入し漁を開始する
 
 4基の底曳き網を海に投入、10分から20分間曳きまわした後、網を引揚、網に入った獲物を獲る漁法が底曳き網漁法で、2隻で行う場合もあるが、今回は1隻である。

          
 金具のついた網を海底から引揚げると網に泥が入っている場合が多く、船を走らせて泥洗いした後に網を引揚げる。         
          
          
             海底を曳きまわした後に網を引揚げる船長
         
          
              引揚げた網に入っていた獲物 しゃこが多い

 私は船上で漁をすることは勿論、底曳き網漁の船に乗船することも初めてである。
 10分~20分間曳き回して、網を引揚げ、船長が網底にある紐を解くと、どっと獲物が出てくる。
 何が出てくるか興味深々である。 
 しゃこやエビがほとんどで、カレイのような魚やタコ、カニなどが入っている。
 網は順次引揚げられ、それぞれの選別作業にかかっていく。
 選別作業は、2~4人単位に分かれ、左舷2ケ所、右舷2ケ所の4ケ所で行われる。
 選別によって、しゃことエビ、魚類、カニなどに分類、それぞれの篭に入れ、作業が終わると船に設置してある生簀に入れられる。
 選別作業で不要になった小さなしゃこなどは、再び海に戻される。

          
              大きなタコの獲物もとれ みんなに披露する仲間
           
          
    網に入った魚はみんなで選別、幾つかに分類してそれぞれの生簀に入れる
         
 底曳き用の4基ある網は、投入後10分~20分で引揚げられ、獲物を捕り出した後、選別作業に取りかかるが、網はすぐに海に投入される。
 網を投げ入れた後も選別作業は続き、終わったと思いホットしていると次の網が巻き上げられ、再び4ケ所で選別作業が行われる。
 このように網の投入、網の巻き上げと獲物の選別が、午前7時前から11時頃まで10回程度繰り返し行われた。
 選別作業は、15名の参加で4ケ所に分かれて行うが、これは人数が少なければ大変な作業である。
 漁師はこの選別作業を2~3人で行っているようで、よく出来るものと感心する。 漁師の人たちの大変な重労働が思い浮かんでくる。

           
         獲物はしゃこやエビが多く、小さいものは海に戻すなどの選別をする。

 私も写真を撮り続けながら、選別作業をやってみる。
 しゃこやエビが多く、エビは簡単に判明できるが、しゃこは身のあるものと、そうでないものの選別は素人には難しかった。
 結局のところ同じ大きさでも、お腹の部分が少し大きいものを選別して籠に入れる。
 しゃこは、半数近くが選別からはずれ海に戻す。
          
          
       エビやしゃこ以外にタコ、ワタリガニ、カレイに似た赤い魚なども捕れる
         
          
          獲れた獲物は鮮度を保つ為に水槽や大型のポリバケツに入れる

          
 底曳き網は7時~11時頃まで、10回程度繰り返し行う、その度に船長の巧みな操作が繰り返される

          
 選別作業で小さなしゃこなどの獲物は半分以上が海へ、それを狙ってご覧のように かもめ が・・・

           
    網の引揚げ操作などを手伝う人 選別作業中にも底曳き網漁は行われる。

          
 ほとんどの人が朝食抜きで参加、獲物はコンロで焼く、やはり新鮮な食材は最高 !
        
          
            アナゴなども獲れ その場で調理、 調理の腕も一流!

          
        底曳き網の投入や巻上げなど船長の手伝いも慣れた手つきの人たち

           
           良く働く船長、大勢の人を引き連れ 朝早くから・・・ ご苦労様  

          
             底曳き網漁も終わり帰港する船中でくつろぐ仲間たち   

          
         関空島方面を見ながら船の先端で景観を見ながら談笑する人達 

          
              関西空港やりんくうタウンなどの景観を見て楽しむ

          
 船の先端部分で関西空港へひっきりなしに着陸する航空機などに見とれる仲間たち。

          
            快晴になってみんなと記念に、関空連絡橋も見えている
 
          
         船の上空を轟音を発しながら通過、着陸体勢に入っている航空機

          
      帰港前の空港島前を通過、くつろいで談笑する二人 笑顔がすばらしい
           
          
           快晴の中、船から眺望するりんくうタウンのすばらしい景観

          
岡田漁港に帰港、港には鮮やかな色彩のヨットや同じ底曳き船がずらりと繋留されている。
           
           
                 帰港後に全員で記念のショット

 岡田漁港には1時前に帰港、獲物の箱詰め作業を行う。
 今日の漁獲量は定かではないが200kg程度ではと思われる。
 作業終了後に船をバックに記念撮影した後、今朝 集合した居酒屋に帰って行く。
 居酒屋では、漁に参加できなかった仲間たちも多数集まって賑わっている。
 気さくなママさんや女性達も手伝って、獲れたての魚やしゃこなどを調理して出してくれている。
 夕方近くまで仲間たちと愉快に談笑した後、全員に配られた獲物を持ち帰ったが、量も多く近所の方たちにも、おすそ分けすることにした。
 私達にとっては全く初めての経験であったが、あらためて色々な提案や企画を出し、それを実践していく仲間たちのすばらしさを感じる一日であった。         
            

                   
       
  
          
           
     

                     

              

クリスマスと人々の絆を深める餅つき

2009-01-16 10:39:55 | 今日の出来事
  2008年12月21日(日)今日は南大阪にある自宅駐車場で、三重県の友が栽培したそば粉を持ち込んで、手打ち蕎麦を作ることと、クリスマスを兼ねたパーテイーが予定されている。
 しかし、今日は、風が強い上に、午後から雨模様との気象情報がだされた、あいにくの天気が予想される。
 午後からは、仲間達が会場設営の準備に集まり、駐車場の前部分を覆う作業に入ったが、風が強く、意外と戸惑ってしまった。
 会場設営をしている間には、三重県の友が、蕎麦打ちの準備を整え、近所の奥さんと共に打ち始めている。
 程なくして、会場設営も完了、外にはクリスマスらしいイルミネーションも点灯し、クリスマスの音楽が流れる中、総合司会者の開会の挨拶と乾杯の音頭から、楽しいパーテイが始まった。
 総勢30人程度のパーテイである。
 乾杯の後、三重県の友達が蕎麦80%、メリケン粉20%で打った、温かい蕎麦が出来上がり、早速、試食することにした。
 蕎麦も鈴鹿山脈の山裾で栽培されたばかりで、新鮮さと温かさが伝わってくる。
 バーベキューの肉は、ブラジルの店より牛股肉とウインナーを購入、タレなしの塩味で、そのまま食べられるように焼上げられている。
 これは欧米では、日常的な料理方法で、皆には大変好評をいただいている。
 その他、ダッチオーブンで煮込んだ肉と野菜や、参加者が各々の手料理を持ち込んでいる。
 日系ブラジル人女性もクルスマス向きのお菓子や、肉をコロッケ状にしたもの、特性のタレなどを料理してくれている。
 その他、お寿司やトマトを摺りつぶしたもの、すじ肉を煮込んだもの、ミックスサラダなどや、果物などが持ち込まれ賑やかにテーブルに並べられている。
 
          
  会場には色とりどりのイルミネーションが点灯し、クリスマスソングが流れムードを盛上げている。

           
          自分達で栽培して打ったそばをおいしそうに食べる二人

          
              ワインを飲み手打ちの蕎麦を食べてご満悦の二人

          
           プレゼント交換も予定され、参加者全員が持参している。 

          
 いよいよ楽しいプレゼント交換、先に子供達で行った。プレゼントをもらって大喜びの子供達。  

          
  大人達のプレゼント交換も始まり、くじ引きで手にしたプレゼントにご機嫌の人達。

          
           くじ引きで引当てたプレゼントを手にする女性、 満足 ?             

          
   プレゼント交換も終わりそれぞれのプレゼントを持って笑顔で応える人たち          

          
  プレゼントを手に微笑むママ(ユニークな仲間達の項で紹介のママ)と微笑む仲間

          
       プレゼント交換の楽しさが伝わってくる記念一枚、楽しいひと時であった。

 自分で栽培し、手打ちで作った蕎麦、皆で持ち寄った料理、ブラジルの肉料理やプレゼントを手にして喜ぶ子供達や大人達など、楽しく過ごしたパーテイも終わり、帰り際には三重県の友や、近くの人が栽培した野菜などを分配さしてもらった。


 12月30日(火)今日は、南大阪にあるユニークな仲間達と合同で餅つきをする日である。
 それぞれの人たちが、もち米を研ぎ、一晩水に浸して持ち込むことになっている。
 私どもが会場に到着すると、用意も万端と整い、蒸かしにかかっていた。
 前回、「ユニークな仲間」の項で紹介した人達が手際よく準備をしてくれている。
 特に男性の人たちの、餅つきに関する知識や、一つ一つの細かい作業にも手慣れ、手際よくやっている姿には驚かされる。
 女性達も色々と奮闘してくれているが、この男性達の動きにはたじたじで、思わず見とれてしまう程であった。
 まさにプロフェッショナルの集団で、今日一日で30臼程度を搗く予定である。

 昔から餅つきは幸せを運ぶ行事として、広く社会に浸透している。
 農耕を行っていた時代には、春には豊穣を願い、秋には収穫に感謝する祭りなどが行われ、神様に感謝の印として餅がお供えされている。
 お正月やお祭り、家屋の新築などの折に、年に数回、餅つきが行われ、神仏に感謝の意を表すお供えものとして、あるいは国家、地域の安泰、事業の発展、家族の幸せを祈って餅が搗かれ、縁起餅として振舞われている。
 また、餅は食品としても価値が高く、焼くだけで食べられ、保存も可能である上、おいしいご馳走として、腹持ちの良い食事やおやつとして、子供達にも大変喜ばれ、日本中に広く普及している。 
         
            
      洗い餅米は研いだ後一晩浸しておく 蒸かした後、臼に移されてこねる Vサインのポーズ

※洗い餅米は、一晩程度は水に浸すことが必要で、朝方に慌てて浸したものは搗いても粘り気がなく餅にならない。  

          
     蒸かす前にざるに入れ水気を切る(水気が多いと腰のないヘニャ餅になる) 

           
  蒸かすセイロにタオルを敷きもち米をセット、中央は蒸かしやすいように少しくぼめる

           
            セイロ3段で蒸かす     30~40分で蒸かしあがり石臼に移す

           
              蒸かしあがると、熱湯で温めておいた石臼へ移す 

            
搗く前にこねる、これは大変重要な作業でちゃんとやっておかないと、もち米が飛び散ったり、うまく搗けなかったりする。

            
         二人でこねるとさらに効率的 合い取りとタイミングよく搗くことが大切

 餅つきのポイントは、蒸かし上がってから搗くまでの時間で、できるだけ餅の温度を下げないようにスムーズに搗くことである。
 搗く人と合い取りの人とのタイミングがうまくあって、いい餅が搗き上がるといわれている。
 今回の合い取りの人の餅つきのポイントや、知識の深さには驚かされる。

           
      二人でかけ声と共にバランスよく搗く 男性のパワーが地響きで伝わってくる

           
         女性が二人で愛らしく搗いていると、歓声も一段と大きくなる

            
       子供も体験が大切 ママと一緒に搗く お兄ちゃんもてれながらも搗く さすが男の子

           
    現代女性は参画意識が旺盛、男性に負けじと懸命になって搗く微笑ましい姿も

          
          蒸かしあがった餅は餅切器にいれ、一定の間隔でしぼり出す

           
        しぼり出された餅は、のし板(餅箱)の上に白い澱粉を敷き皆で丸める  

           
            和気あいあいとした会話を交わしながら手際よく丸める

           
  みんな表情豊かに思い想いに丸めるていく 寒さも感じさせない真剣な表情で丸める人たち

            
             多少バラツキがあるがみんなで丸めて出来上がった餅

            
    大根おろしとしょうゆに搗きあがった餅  黄粉に搗きあがったばかりの餅 最高のおいしさだ
  
 餅つきの最中に誰ともなく造り振舞われた。味は最高のおいしさで、会場のムードも一層盛り上がってくる。

          
            仲間が自分で造り、お店に持って来たお正月用の松竹梅
        
 年の瀬には、日本中どこにでも見かける、餅つきの光景であったが、最近少なくなったように感じる。
 やはり餅つきは、少人数や一戸の家庭だけでなく、共同体で搗けるようにして、作業を分担し、搗きあがった餅はみんなで分けあう、この搗き方の方が良いと思う。
 このような光景が微笑ましく感じると同時に、地域で共に暮らす人たちにとって、何よりも大切な、人と人との絆の大切さを、学ばしてくれているように感じる。
  

2009年 謹 賀 新 年 ・・・・大阪府(気ままな旅=希間々兼行)

2009-01-01 00:11:41 | 今日の出来事
 
          

          
 祈 念 = 平和を愛する国 日本、 世界に貢献する国 日本、 自然環境で貢献する国 日本      
      

 平成21年(2009年) 明けましておめでとうございます。

           
           今年は丑年 家族、夫婦、男女、友達、みんな仲むつましく  
 

 旧年中は 「気ままな旅」へお越しいただきありがとうございます。
 昨年は、思い出に残る北海道気ままな旅や御岳登山・宮島厳島神社など、多くの旅行写真に思い出や感想などを添えて投稿さしていただきました。
 本年も昨年同様に、妻と二人で気ままな旅を続けて行きたいと考えています。
 私たちの旅の写真や随筆が、何かのお役にたてば幸いに存じます。
 世の中暗い事件や記事が多く報道されていますが、本年は明るい話題の多い年でありますことを祈念するとともに、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 また、時間的にゆとりのある時などには、「気ままな旅」にお立ち寄りいただければと・・・・・お待ちいたしております。

           
   厳しい時代ほど 夢と希望を持って 笑顔の絶えない生活で 心豊かな社会の実現を 



 平成21年(2009年) 元旦

                                  大阪府 気ままな旅 希間々兼行 

ユニークな仲間たちとのひと時

2008-11-06 18:12:07 | 今日の出来事
 11月2日(日)今日は南大阪にある仲間の家で、ガーデンパーテイが開かれる予定になっている。
 今回の仲間達は、南大阪の街に来て知り合った人達で、それまでは全く面識がなかった人たちである。
 私の場合は、数年前に妻が出かけて不在の為、往き付きの店で夕食をしようと出かけたところ、たまたま、その店が休みで、仕方なく他の店に行こうと思って、探している間に立ち寄った店である。そこから付合いが始まった。
 この店は小さな居酒屋であるが、愛嬌のいいママさんが、客達と上手に付き合い、雰囲気の良い店であった。
 当然、客筋の良い常連客が多くて、客同士のコミニケーションも円滑に行われているように感じる。
 店と客や客同士の仲間意識も感じられ、気どらない、ざっくばらんの人間味のする店でもある。
 通常の居酒屋では、その店で飲食して終わりになるが、この店は違っていた。
 店の閉店休業日に、色々な特色のある行事が、客達から提案され、ママさんがまとめられて、実行に移されていく。
 行事の内容も豊富で、しかも幅広く、中身に味があり、多くの人たちが楽しめるように企画されている。
 従って、行事に参加する人たちも多く、家族連れの人たちや、単身の人たちなど様々な人たちが参加、雰囲気的にも自然と盛り上がっている。
 たとえば、今回のバーベキューであるが、店で買った食材は少なく、海の幸や野の幸などは、自分達で用達したり、栽培した物を持ち寄ってくる。
 ある意味で考えると、プロフェッショナルやエクスパートに近いような人たちが集まり、食材などの役割を分担、各々が得意な分野で力を出し切ってくれているように感じる。
 竹の子狩りでは、竹の子の山を持っている方と親しい方がいると、交渉して竹の子狩りと、楽しいパーテイも、現地で一緒に出来るようにするなど、全ての面での段取りが、手際がよく実行され、ムードを盛り上げてくれている。
 料理の面でも女性達の奮闘と、プロ顔負けの味の良さにも驚かされる。
 コンロや冷蔵庫などの備品関連でも、どこから持ってくるのだろうか! 
 まるで屋台のごとく現地に整い、パーテイがいつでも始められるように手際よくやってのける。
 男性の包丁さばきの見事な人も数人がいるように感じる。
 一般の人には難しい、魚貝類や肉なども、簡単に調理してやってのける。
 今回は、今までやってきた行事の中から、主だったものを紹介いたします。

           
            みんなで持ち寄った産物 海の幸 野の幸

          
 仲間が収穫してきた海の幸 近海での魚は小さく沖合いに出ると大きいのが獲れるとのこと

          
           収穫した海の幸 あわびとサザエを手に持って喜ぶ仲間

          
         両手にあわび、広げた手の中に可愛い女性がいて満面の笑顔

          
               見事な包丁さばきで ? うにを調理する仲間

          
              持ち寄った幸の香ばしい香りが漂い始める

          
      鍬を持って竹の子堀り そうりゃー そうりゃー 急斜面の竹やぶでの竹の子堀り

          
               竹やぶの中で食事の準備をする仲間達  

          
                竹やぶの中で一段落する得意のポーズ 

          
      マイナスイオンが多いのか、竹薮の中の心地よい環境に満足する仲間達 

          
               収穫した竹の子を持って喜ぶ子供達
          
  大喜びの初めての芋堀り 抜くと時に力が入りすぎ とたんに 大きな尻餅の少女   
              
          
              みんなで収穫した芋の箱詰め作業を手伝う少女

            
  芋掘り後 アメリカからやってきた孫娘たち大きな声を出しながら エーイとスイカ割りに挑戦

            
                  花見でほろ酔い気分のママさんとメンバー 

              
               花見に訪れたメンバーのお孫さん 得意なポーズ

 上記のように主だったものを紹介さしていただきました。
 最近時々思うのですが、人間の一生って、人生ってなんだろうか!
 人間の幸せって、どういう時に感じるだろうか!
 中年から壮年の年代に入ってきた時にどう感じるだろうか! など色々と考えることがあります。
 勿論、様々な考え方や生き方があり、それぞれに自論をもっている方や、立派に生きていられる方も多いと思います。
 ここでは、自分の余暇やレクレーションの過ごし方について少し触れます。
 特に男性で、時間がありすぎて、何もしなくて一日中家でゴロゴロしていると、本人はもとより、家族までストレスが溜り、体を悪くしてしまいます。
 こういった時に一番大切なのは、人と人とのつながり、コミニケーションです。
 新聞で時々報道されますが、孤独な生活やその果ての死ほど、侘しいものはありません。
 余暇を自分ひとりで楽しむのではなく、夫婦で楽しむ、みんなと一緒に楽しんでいく姿勢が大切になります。
 別に難しく考えることはなく、自然態、自然な気持ちでいいと思います・
 仲間のことを第一に考えながら、自分ができることをしていく。
 常に前向きな気持ちで取り組み、一緒になって楽しんでいく。
 気どらずに素直な気持ちで楽しむ、私はこれで十分だと思います。
 私達のユニークな仲間たちも、自分の個性を活かしながら、こういった気持ちで楽しんでいると思っています。
 皆さんは如何でしょうか !


 
 
 
 
 



関西空港からの夕日と姪との再会

2008-11-04 23:22:20 | 今日の出来事
 10月30日(木)午前11時頃、アメリカに住む姪より自宅に電話がかかってくる。
 日本に急遽帰国し、今日の夕方、関西空港発で再びアメリカに帰るとのこと、飛行機が出発するまでの少しの時間だが会いたいとの連絡が入ってきた。
 特に予定の入っていなかった私は、早速、支度して妻と二人で関西空港へ、愛車で出かけて行った。
 姪夫婦とは、2年ぶりの再会であったが、二人ともすこぶる元気そうであった。
 姪の夫は、アメリカの大学で医学研究を続け、論文を書いたりしているらしく、帰宅が時々深夜になるなど多忙な毎日のようである。
 今回は夫の仕事関連にともなった帰国のようだった。
 来年2月にも夫の仕事の関連で、帰国するとのこと。
 姪夫婦も仲睦まじく、亡き兄が生きていれば見せてやりたいと思える程だった。
 2時間位であったが、思いも寄らない姪との再会は、私どもにとっても、大変心の和むひと時であった。
 姪夫婦と別れ、関西空港から車で帰る途中、西の空が赤く染まっている。
 淡路島の山峰に夕日が沈みかけていた。
 思わず車を止め、ご覧のような夕日を撮影することが出来た。
 姪夫婦の明日も、この夕日のように明るいものであってほしい。
 幸せへの門出を歓迎してくれているように、感じる夕日であった。

          
              姪夫婦と関西空港にて2年ぶりに再会
        
           
              関西空港の国際線前の自動車乗降場よりの夕日

           
            関西空港 国際線前の場乗降場から空港関連施設の夕日

           
             関西空港一期島から二期島淡路島の山峰への夕日

           
               関西空港一期島から二期島淡路島方面の夕日
 

初めて聴く音色 「ミュージックベル演奏会」 に参加して

2008-11-02 12:48:27 | 今日の出来事
 10月31日(金)午前10:00~12:00 まで、南大阪の団地憩いの家で、福祉会主催のミュージックベルの演奏会が開かれた。
 日頃から音楽活動に縁の薄い私どもは、どんな演奏会だろうか! 
 興味ガ湧き、夫婦二人で出席することにした。
 憩いの家には、50人程、団地の長生会の方を中心に集まっている。
 舞台となる正面、両サイドには、「証城寺の狸ばやし」の歌詞や、動物の絵などが、上手に書かれて掲載されている。
 受付では一人一人に歌詞集も配布された。
 歌集集には「春よ来い」など、懐かしい歌詞が記載され、丁寧に作成されている。

 10:00には、いよいよ演奏会が開始された、今回演奏されるメンバーは、近くにある団地住人を中心に構成している。
 グル-プ名は 「ベルサウンズ」で、今回の演奏者は15名である。
 リーダーの話によると、今回、演奏に使われているミュージックベルという楽器は、1990年代に日本で開発された楽器であるらしい。
 ミュージックベルは、35音で構成されおり、数人の方がそれぞれのベルを担当して、メロデイーやハーモニー、リズムを作っていく楽器である。
 音楽の専門的な知識や、楽譜が読めなくても、気軽に参加して楽しむ事も出来る。
 最近では、幼稚園や小中学校なども、社会性、協調性などが身につくとして、教育楽器にも指定されているようで、高齢者施設や養護ホームなどでも、取り入れられている。

 私はこの楽器演奏は初めてで、リーダーの説明を聞いていて、どんな音色か! 
 どんな演奏か! 
 興味が湧き、早く聴きたいと思った。
 演奏者は、全員、両手に違った色のミュージックベルを持っている。
 リーダーの指揮のもと演奏が始まった。
 
          
             ベルサウンズを指導するリーダー

 バッハの曲が演奏されている。
 15人のメンバーが両手でベルを持って、各々が分担しながら演奏している。
 静かで、あっさりした楽器演奏で、誰にでも受け入れられそうな音色である。
 特にクリスマスソングには、ぴったりの楽器のように思へる。
   
          
          演奏に使うベル、それぞれに音色が違い、文字や色で識別する

          
              ミュージックベルを両手に持って演奏する人たち

          
  ベルを持った手を真っ直ぐに伸ばしたり、上に高げたりして音色の強弱をつけて演奏する

          
   私も前に出てみんなと一緒に体験演奏、リーダーの指導のもと、意外と簡単に演奏できた

 ミュージックベルの体験演奏の後、女性リーダーから、音楽に合わせて、両手を動かすゲームなどを楽しく指導して頂く。
 リズミカルに決められた通り、両手を動作することは、簡単なようであるが、なかなかうまくいかない。
 会場内には、うまく出来る人、出来ない人などで、爆笑や歓声があがっている。
 特に曲に合わせながら、声を出して、このゲームをやっていると、脳をすごく刺激して、額が汗ばんでくるようだ。
 何種類か、このようなゲームを楽しんだ後、全員で12曲の歌を合唱して楽しむ。
  
          
                  歌を笑顔で上手に指導するリーダー  
 
 私の若かりし頃に、当時流行していた、歌声喫茶に何回か行ったことがあり、その時の状況が思い出されてくる。
 「春よ来い」「春が来た」「我は海の子」「証城寺の狸ばやし」「月の砂漠」「たき火」「カチューシャ」「トロイカ」
「この広い野原いっぱい」「かあさんの歌」「野に咲く花のように」「今日の日はさようなら」
 の12曲である。{/m_0057/
 やはり歌は、みんなと一緒に声を張上げて、合掌するのはいい。
 大きな声で歌っていると、何もかも忘れさして、夢中にさしてくれる。
 特に今回のように、自分の青春時代に歌った曲を合掌していると、体の中までエネルギーを与えてくれそうに感じてくる。
  
          
               ベル演奏を聴衆する人たち 

 会場も熱気に包まれ、大変盛り上がった演奏会であった。
 ホントに今回は思いも寄らない企画で、参加できてホントに良かったと思う。
 ミュージックベルを演奏する女性達も、音楽に関係のない素人の方だったように思われ、ずいぶんと練習され、努力の後を感じさしてくれる。
 また、リーダーの方の、指導力と素敵な笑顔が印象的で、大変盛り上げていただき、多いに楽しむことが出来た。
 今回、この企画をした方や、資料の準備・運営担当の方も、細部に気を使われ、運営されているようで大変良かったと思う。
 
 関係する皆さんに感謝すると共に、ホントに ありがとうございました。
 





南大阪にある子供中心のハロウイン祭

2008-10-27 19:13:13 | 今日の出来事
 10月25日(土)今日は南大阪にある、団地の子供会主催による、4回目のハロウイン祭が行われた。

 ハロウイン祭は、元々、欧米の祭りとして行われていたものが、最近、日本でも注目されるようになってきています。
 ハロウインのもとになったと考えられるのは、現在の英国と北フランスあたりにある、ケルト人が住んでいた所のお祭りです。
 ケルト人にとって、太陽の神様は、作物の収穫や一日の労働をつかさどる大切な神様で、厚い信仰をもっていました。
 作物の収穫が終わり、寒くて暗い冬の季節が始まる日として、11月1日(万聖節)が新年とされていた時代のことです。
 従って、一年の終わりは10月31日となります。
 一年の最後の夜は、使者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていました。
 これらから身を守るために、みんなで仮面をかぶり、魔除けの焚き火を焚くようになったと伝えられています。
 日本のお盆の迎え火や、送り日にもよく似ています。
 こういったことから、何時しか、31日の夜は、くりぬいたカボチャの中に、ローソクを立てて「トリック・オアー・トリート(お菓子をくれないと、いたずらするぞ)と唱えて、近くの家を一軒ずつ、訪ねるようになったといわれています。
 最近のアメリカにおいては、ハロウインの宗教的な意味を失い、子供達の楽しみの日となっているようです。
 子供たちは、魔女や幽霊、お気に入りのキャラクターなどに扮装して楽しんでいます。
 ハロウインといえば、かぼちゃですが、日本のかぼちゃと違って皮がやわらかく、くりぬきやすくなっています。
 かぼちゃは、黄色かオレンジ色のものが使われ、顔の形にくりぬいて、他の飾り物と一緒に、賑やかに飾ります。
 かぼちゃの中側にキャンドルを置くと、かぼちゃ提灯になり、幻想的な世界を演出して、お祭りムードを一層高めてきます。 
 
 南大阪の団地においても子供たちは、思い思いに扮装して、楽しそうにやってきます。
                 (10人前後のグループに別れてやってくる)
  チャイムが鳴って、玄関に出ると、綺麗に扮装した子供たちが、「お菓子をくれないと、いたずらするぞ」 と大きな声で叫んでいます。
 いたずらされると大変ですから 「差し上げます、差し上げます」 と言って、
玄関に子供達を迎え入れ、一人一人に綺麗な袋に入ったお菓子を渡します。
 子供たちは、お菓子をもらった後、玄関前に全員が一列に並んで、「ありがとう」 と大きな声でお礼を言って去っていきます
 そして、暫くすると また、次のグループがやってきます。

          
             最初にやってきた小さな子供の多いグループ

           
  玄関の階段を上がってくるにこやかな女の子 Vサインの男の子と美しく扮装した女の子

          
          ”お菓子をくれないといたずらするぞ” 

          
               思い思いに扮装してやってくる子供達

           
                 綺麗に扮装してやって来た子供たち

          
           可愛らしい衣装を身にまとい手に飾りを持っている女の子

          
            全員 大きな声で 「ありがとう」 といって去って行く

           
     着飾ったベビーカーの女の子 顔に虎の鬚を描きにこやかに笑っている女の子

           
  お菓子をもらって明るい表情の男の子 お菓子をもらって満面の笑顔で階段を下りる女の子          
         
          
                最後のグループ全員で記念の撮影      
     
          
               グループのお母さんも子供に負けず大扮装 

     
          
          目を上に向けとぼける男の子と真っ直ぐに見つめる小さな弟   

 4年前に団地の子供会で始まったハロウイン祭、この祭りは、まだ目新しく、知らない人も多くいます。
 本来の意味から、一般の人まで浸透していくのには、まだまだ時間がかかりそうです。
 ただ、子供達にとっては、楽しみの日となっています。
 子供達が扮装したり、飾ったりしている服装にも、年々、工夫が見られるように感じてきます。
 今年のハロウインで扮装する衣装や飾り物はどうするか!
 準備したり、考えたりすることも大変であるに違いないが、これも一つの楽しみでもあり、 家族の思い出をつくっていく、大切な出来事でもあるに違いありません。 
 上記にハロウインの歴史や、世界の状況について少し触れましたが、このような永い歴史と伝統のある祭りを、少しでも知ることによって、この祭りに対して違った見方が出来るかもしれません。
 また、この一風変わった祭りのハロウインは、日本各地で秋に行われる祭りとも大きく違っています。
 日本の秋祭りの多くは、五穀豊穣の感謝や祈願で、それに歌や踊りが加わったものや、神輿やだんじりなどの、担いだり、曳行したりするものですが、ハロウインは幽霊やお化けを対象とした祭りで、見ている人々をびっくりさせることに重きをおいているようです。
 それ故に、明々の人々が奇抜な衣装に扮装して、びっくりさせるような化粧を顔に施し、人々を驚かせるのをよしとしています。
 恥ずかしがっていては、何も出来ない祭りでもあります。
 ハロイン祭が、世界的に広がっている理由も、個人の奇抜なアイデアーで、自分を自由に表現できる祭りであることが、受けているように感じています。
 次回の、この団地のハロウイン祭でも、子供たちが一層、奇抜に扮装して驚かしてくれることを期待してやみません。 

熱気と興奮 熊取だんじり祭り 2008年 その2

2008-10-21 12:05:46 | 今日の出来事
 2008年10月12日(日) 今日も朝から上天気になっている。
 今日も関西空港の近くにある、熊取町ではだんじり祭りが行われる。
 昨日は、町内11地区のだんじりが、大森神社迄曳行して宮入、お祓いの儀式に臨んだ。
 今日はそれぞれの地区のだんじりが、JR熊取駅を中心に曳行され、パレードを行う予定になっている。
 朝から町内各地区の、太鼓や鉦などの囃子が、街中に鳴り響き、お祭りムードが漂っている。
 ドンドンヒャララ、ドンヒャララ、ドンドンヒャララ、ドンヒャララ・・・・・

 特にJR熊取駅前は、交通規制も行われ、全ての車が通行止めとなっている。
 私たちは、駅近くにある知り合いの駐車場にマイカーを止め、だんじり祭り見物に出かけた。  
 駅近くにある大久保東交差点で立っていると、早速、だんじりが大きなかけ声と、囃子を演奏しながら勇ましくやってきた。
 この交差点は、旧170号線から右に廻る角地である。
 通常、ほとんどの乗り物は、直線から直角に曲がる場合、スピードを落とし、慎重に曲がるのであるが、だんじりはそうではなく、スピードをあげ、勢い良く走りながら、方向を直角に曲がるのである。
 4トンもある重いだんじりを、走りながら操作するのは、容易な事ではない。
 だんじりを曳行する人たち、旋回のきっかけをつくる前梃子、舵取り役の後梃子、後梃子に合図をおくる大工方、それぞれのタイミングを合わせるのが難しく、各だんじりの腕の見せ所となっている。
 狭い路地で、速やかに、正確に、曲がり角での「やりまわし」を行うには、だんじりのそれぞれの持ち場を受け持つ人たちと、息が合うことが大変重要となってくる。
 そのためには、各地区のリーダーの役割が大きく、常に仲間意識の高揚に努めなくてはならない。
 もし、結束が乱れ、スピードが出すぎて、曲がり角を廻れなく、電柱や家屋等に激突したり、だんじりが転倒し、重大な事故に発展する可能性も考えられるからだ。 
 
 眼前の曲がり角で、だんじりがスピードを上げ、見事に「やりまわし」を行っている。
 屋根の上では、大工方が、両手に団扇を高々と掲げ、パフォーマンスを見せている。
 そーりゃ そーりゃー の大きなかけ声をあげながら走り抜けて行った。

 そのやりまわしを見物する多くの観衆は、危険を顧みずに、勇壮に突進してくるだんじりや、その屋根の上で、団扇を両手で持ち、独特のパフォーマンスを繰広げる大工方の姿に魅了され、熱気と興奮のるつぼと化かして、大きな歓声をあげるのである。

          
           やりまわし時、だんじりの屋根上でパフォーマンスをする大工方
            そーりゃ そーりゃ 大きなかけ声と歓声が湧いている

          
          熊取町内を大きなかけ声をかけながらパレードするだんじり

          
           曲がり角で勢い良くやりまわしをする大工方のパフォーマンス

          
         だんじりが何台も集結して待機するが囃子は鳴り止む事がない

          
          だんじりに乗込んで囃子を演奏する鳴り物係りの青年達 

          
           熊取駅方面へ何台ものだんじりが順番待ちで集結している

          
         やりまわしに入る直前のだんじり、スピードに勢いがついてくる
 
          
        だんじりを曳行する少年少女達、この後やりまわしで走り抜けて行く           

          
         JR熊取駅前に入る順番待ちの合間に青年から物を受け取る女性

          
           大勢の観衆が取り囲んでいるJR熊取駅に向かうだんじり

          
           駅前にやって来ただんじり大勢の観衆から大歓声を受ける
                   
           大勢の観衆がつめかけ、ごった返しているいるJR熊取駅前 

          
        駅前では各だんじりがこのようなデモンストレーションを行い大歓声に包まれる                   

          
      どのだんじりでもこのようなデモンストレーションが行われ、この後、福袋が投げられる 

          
      見事なデモンストレーションを繰り広げるだんじり、まるで紙テープの芸術品に見える  

          
         デモンストレーションを終え、やりまわしで華麗なポーズをとる大工方
       そーりゃ そーりゃ の大きなかけ声と囃子が駅前全体にこだまする
         
           
            色とりどりのデモンストレーションを見せる駅前のだんじり         
 
          
           デモンストレーションを終えた後やりまわしに入る直前のだんじり

 その後、そーうりゃ そーうりゃ の大きなかけ声と共に、一気にスピ-ドをあげ、やりまわし 体制に入る。
 大工方の華麗に舞うパフォマンスと間近に見るだんじりのダイナミックさに、多くの観衆から拍手と大歓声が湧き上がる。
         
          
         やりまわしを終え、駅前から移動するだんじりと後梃子の人たち

          
       やりまわしを終える直前まで飛び跳ねる大工方と駅前から異動するだんじり  

          
            だんじりの後を駆け足で追っていく家族連れの子供達

          
       大勢の観衆の見守る中、駅前から移動するだんじりの後梃子の人たち  

          
   そーりゃー そーりゃー 駅前のデモンストレーションを終えて曳行されて行くだんじり


 絶好の祭り日和となった今日の日曜日、私たちは、時間のたつのも忘れ、JR熊取駅の陸橋の上から、だんじり祭りを見物していた。
 駅前では、電車以外の全ての交通機関が規制され、多くの観衆が訪れて大きな歓声に包まれている。
 また、駅前はこうした多くの人たちの、熱気と興奮が漂い、大変なお祭りムードに盛り上がっている。
 町内各地区のだんじりが、太鼓や鉦・笛などの囃子を鳴り響かせながら、そーりゃー そーりゃ の大きなかけ声と共に次から次へとやってくる。
 駅前にやってきただんじりが、パフォーマンスや、デモンストレーションを行う度に、大歓声が巻き起こっている。
 やはり、駅前のだんじり祭りの盛り上がり方は、明らかに他地区とは違っている。
 
 駅前広場全体を大観衆が取り囲み、その中で繰広げられる、デモンストレーションや、やりまわしのパフォーマンス、それに、けたたましく鳴り響く囃子や、そーりゃ そーりゃ の大きなかけ声、必然的にムードは盛り上がり、駅前広場全体が、熱気と興奮のるつぼとなっている。
 それに、だんじりを曳行する人たち、大工方、前後の梃子の人たち、だんじりに乗り込んでいる鳴り物係の人たちなど、全ての人たちにも、だんじり祭りの熱気と興奮が伝わっているのか、勇ましい顔がら熱血が溢れ、ひとつひとつの動作が、リズミカルになっているように思える。
 
 思えば、私達の住んでいる日本列島は、北から南まで、各地方ごとに多くの祭りがあり、日本人は大変な祭り好きの国民であるように思えてくる。
 屋台や山車、曳山などで曳行する祭り、神輿などを担ぐ祭り、七夕などの飾りのまつり、よさこい踊りや阿波踊りのような、踊りを中心とした祭りなど、様々な祭りが執り行われている。
 どの祭りにも、その地方や地域の歴史・風土・風習から生まれてくる伝統を感じる。
 お祭りは、祭りに参加したり、見学することによって、日頃のストレスを発散、明日への希望と勇気とエネルギーを与えてくれる。
 その時代や人々は、必然的に変わっていくが、こうした祭りの伝統や、それに伴う技術や文化などは、何時までも次世代に継続して、新たな伝統の一歩を築いてほしいと、願わずにはいられなかった。 

熊取だんじり祭り 2008年 その1 

2008-10-20 19:24:29 | 今日の出来事
 10月11日(土)朝から囃子の鉦や太鼓が、ドンドン ヒャララ ドン ヒャララ・・・街中に鳴り響いている。
 今日は、だんじり祭りが熊取町で行なわれる。
 昨日からの雨もあがり、今日は朝から上天気で、絶好の祭り日和である。
 だんじり祭りは、近郊にある岸和田市が有名で、大勢の人が見守る中、4トンもあるだんじりを、角地で勢い良く「やりまわし」する様子は圧巻で、テレビで放映され、全国的にも有名である。
 熊取町の祭りも、それに劣らぬ人気があり、町内挙げての開催で、いたる所で大勢の観衆が訪れ、熱気と興奮に包まれている。 
 「そーりゃ、そーりゃ」 のかけ声が、太鼓や鉦などの囃子と共に街中に鳴り響いている。
 初日に当たる今日は、各地区のだんじりが、宮入と称して、町内にある大森神社
まで、曳行してお祓いを受ける儀式が行なわれる。
 明日の日曜日は、町内を曳行するパレードが予定されている。
 
 広辞苑によると「だんじり」とは、「壇尻・楽車・山車」と表記され、祭礼の曳物のひとつで、車上に、山・人物・草木・禽獣などを飾り立て、囃子を行うものとある。
 泉州地方では、「地車」 と書いて「だんじり」とよんでいる。
 だんじりは、歴史的にも古く、色々な説があるが石器や弥生式時代の頃に、大きな獲物を矢尻で倒し、集落の老若男女が、綱を曳いて村まで運んだ。
 この後、柴や木、竹などに獲物をくくりつけ、多くの者が曳き、大きな声を出したり、歌や踊ったりして、喜びを表現した。
 日本の多くの祭りがそうであるが、秋の収穫が終った後などの、五穀豊穣に感謝、祈願したものが、色々な形に変化していったものと思われる。

 この泉州地域で行われているだんじり(地車)は、4つのコマ(木製の車輪)に、美しい彫り物をほどこした台を造り、その上に屋根を乗せ、曳行するシステムである。
 屋根には、大屋根と小屋根の二つの屋根がある。
 大屋根が前方、小屋根が後方にあり、段違いで造られている。
 屋根の上に乗って、団扇を手に、跳ねたり飛んだりしながら華麗に舞う人を、大工方(だいくがた)と呼んでいる。
 大工方は、大屋根には一人、小屋根には3人ほど乗っている。
 特に大屋根に乗った大工方は、だんじりの方向を、前の見えない後梃子(うしろてこ)の人たちに指示したり、速やかに方向転換するやりまわし時に、屋根の上で、勇壮で華麗なパフォーマンスを表現し、多くの観衆を魅了する役割を担っている。
 4トンもあるだんじりが、「そーりゃ そーりゃー」の曳き手たちのかけ声のもとに 勢いよく方向転換する際に、大工方が屋根上で、両手を左右に大きく広げ、だんじりと共に勇壮に舞うシーンは、だんじり祭り最大の見所である。
 大工方は、プロフェッショナルの要素が高く、熟練が必要だとされている。
 大屋根の下には、4本の柱に囲まれた空間があり、囃子を担当する鳴り物係りが乗り込んでいる。
 鳴り物の囃子は、大太鼓、小太鼓、鉦、笛などで、祭りのムードを高めるべく最初から最後まで演奏してやまず、かなりの体力を必要としている。
 だんじりの後ろには、大きな棒が台に固定され、長い綱で結ばれている。
 この大きな棒を後梃子(うしろてこ)と呼んでいる。
 後梃子は、大工方の合図により、押したり、引いたりしながらだんじりの方向をコントロールする。
 台の前方には、左右に2本の木の棒が差し込まれている。
 これは、前梃子(まえてこ)と呼ばれ、方向転換するやりまわしの時に、内側のコマ(木製の車輪)の回転を抑え、だんじりを廻りやすくする役割であるが、危険が生じる恐れの時には、急ブレーキをかける事もある。
 このように、前梃子を操作する人は、最も危険な役割の為、素質と技術を要求されると共に、全体の規律やチーム全体の連携を保つ、重要なことも課せられている。
 各地区のだんじりの前後には、お祭りのムードを盛り上げる為に、色彩豊かで美しい大きな飾り物が取り付けてある。
 だんじりの後には、長い綱が取り付けられ、各地区の青年団を離れた人や、婦人会や小さな子供などが、揃いのハッピを着て、行列に加っていたり、追っかけ隊などもあって、だんじりの後を走りながら追っている光景が、祭り見学に訪れた観衆の目を潤わしている。

 11日(土曜日)は熊取町11地区(朝代・和田・大久保・紺屋・五門・野田・七山・小谷・久保・小垣内・大宮)のだんじりが、大森神社に宮入りする。
 宮入順は、大森神社から遠い地区から宮入するように決められている(毎年上記の順に決定)

          
              出発前の入念な整備とチエックを行なう(大久保)

          
          整備しながら車軸にコマ(木製の車輪)の取り付け作業をする

          
               だんじりの美しい彫り物(大久保)  

           
          最終チエック(だんじりの後方)   整備完了 サー出発
           
          
            多くの人たちによって曳行されるだんじり(大久保)

この大久保地区のだんじりは、多くの人たちに曳行され、お祓いを受ける為に、4kmほど先にある大森神社へ宮入りする。

          
       町内至る所から大森神社に宮入して、お祓いを受ける為に向かうだんじり

          
               だんじりを待つ大森神社の境内

 大森神社の境内には、多くの観客が取り囲んでいる、中央には伽藍があり、この伽藍をだんじりは2周半する。
 伽藍を廻るだんじりは、速やかに廻ることを良しとされており、狭い境内を止めずにスムーズに廻ることは、なかなか難しく、それなりの熟練と、指図する人、曳行する人たちの息が合致することが要求される。
 特に境内は砂利で覆われており、おまけに昨夜からの雨で多少ぬかるんでいる。
 4トンもあるだんじりが、狭い境内の中での、速やかに曳行されるシーンは見ごたえがあって、多くの観衆がつめかけ、歓声をあげている。
 だんじりは、境内の中央にある伽藍を2周半したところで、神社からお祓いの厳粛な儀式を受ける。
 お祓いを受けただんじりは、境内の所定の位置(毎年決まっている)に、だんじりを止め、全てのだんじり(11台)のお祓いの儀式が終了するまで待機することになっている。

          
             大森神社の境内に次から次へと入って行くだんじり

           
          神社境内に入っただんじりは、最初に中央の伽藍を2周半する。 

           
      槍のようなのぼりをあげながら行進する  だんじりの御祓いをする神主さま
 
          
      境内の中でリーダーの合図の基に、一気にだんじりの曳行を開始する  

          
                境内でだんじりを曳行する女性たち

          
              境内の中央にある伽藍を2周半するだんじり  

           
           大屋根の上で華麗なパホーマンスで観客を魅了する大工方 

           
         伽藍を2周半するが止まらずに速やかに廻ることがよしとされている。  
        
            
 神前にてお祓を済ませ、玉ぐしをだんじりに取り付ける 境内に入ってくるだんじり

            
             お祓いを受けただんじりは全て所定の位置に集結する 

 
 熊取町のだんじり祭りの一日目は、各地区のだんじりが大森神社にいっせいに集まり、お祓いの儀式に望んだ後、それぞれの地区に曳行されて帰っていく。
 勿論、だんじりの太鼓や鉦、笛などの囃子は、鳴り止むことなく、街中に響き渡り、だんじりの方向転換する、やりまわしの時は、そーりゃ そーりゃー と大声を あげながら、だんじりを走りながら曳行して行く。  
 この光景を見たく、だんじりが方向転換する角地では、大勢の観衆がつめかけ、大きな歓声と拍手が湧き上がり、祭りムードを一層盛り上げている。
 夜になると、だんじりには灯入れが行われ、曳行されるが、時には子供達もだんじりに乗り込み、太鼓を叩くこともある。
 夜遅くまで、囃子は街中にこだましやむ時がなかった。
 明日は町内のパレードで行われ、祭りムードが、一層盛り上がっていくに違いない。