気ままな旅

マイカーでの気ままな旅で、束縛された予定や時間にとらわれない、自由奔放な行動をとる旅の紹介です。

浜松でのブラジル結婚式

2008-08-01 09:19:24 | 今日の出来事
 私たち夫婦は、前日に名古屋で行なわれたトランポリンを、出演者から招待状が届き、観劇した後、浜松で行なわれる日系ブラジル人の結婚式に参列するため、式場に向かった。

 結婚式場はJR浜松駅から南側の数キロの所にあった。
 私にとってはブラジル人同士の結婚式参列は始めてで、どのような結婚式になるのか、胸がワクワクしていた。
 
最初に式場をみて、あまりにも華やかで、明るい雰囲気に驚かされる。
 式場の飾りや椅子やテーブルが、白と赤を用いて明るい雰囲気をかもし出している。
 最前にはテントのような形をして、白でおおわれた祭殿がある。
 この祭殿は神父より結婚の契りのセレモニーが行なわれる場所である。
 予定時間を少し過ぎてから結婚式が始まった。

          
             結婚式の時間まで車の中で待機している花嫁

          
                   明るい雰囲気の式場

           
              華やかな花に囲まれた結婚式用のウエデイングケーキ

                   
                  飾り付けられた花と果物・ケーキ・お菓子

            
                   結婚式用の料理やケーキ・果物

 結婚式が始まって最初に登場するのは、神父夫妻である。
 この神父夫婦は、花婿の両親でもある。
 神父夫妻がお互いに腕を組みながら床に張られている、赤いジュウタンの上をゆっくりと歩いて祭殿の方へ登場していく。
 次に花嫁の両親も、腕を組みながらゆっくりと登場する。
 厳かな雰囲気である。
 次に、また夫婦が同じように、腕を組みながら次から次へと登場していく。
 全員の登場が終わると、下記の写真の愛らしい少女が、きれいに着飾った指輪の入った籠を持って登場していく。
 雰囲気も一層厳かに盛り上がってきている。
 
           
          結婚指輪の入った着飾った籠を厳かな雰囲気の中で持参する少女

                   
                    真剣な表情で登場する花婿

 色の白い花婿がスーツ姿で登場する、友達もたくさん来ているようだ。
 歓声がわいてくる。
 それに笑顔を振り向けて応える花婿。
 今、行なわれている結婚の慶びの表情が伝わってくる。

           
                 満面の笑顔で登場してきた花嫁
 
 続いて白のウエデイングドレスに身を包んだ花嫁が、手にオリーブオイルの入った瓶をもって、満面の笑顔で登場する。
 2年前にブラジルから日本に来た時に合って以来であるが、見違えるように成長し、美しい女性になっているのに驚かされる。
 まるで、女優さんのような美しさである。
 花婿もこんな美しい女性を、娶れてさぞかし満足だろう。
 
           
               新郎から出された腕を笑顔で応える花嫁
 
 祭殿前で待っている花婿が、後から登場してきた花嫁に腕を差し出し、満面の笑顔で応える花嫁の姿があった。
 やはりブラジルは、西洋文明社会の一員である、このような動作が自然と出てくる。
 日本の社会では、なかなかこのような自然な形にはならない。
 新郎新婦は、ここから祭殿の前まで行って、結婚という洗礼の儀式に臨んでいく。
 やがて、マイクを片手に持った、神父からの結婚の儀式が始まった。
 私にはポルトガル語が分からないので、何を言っているのか理解できないが、横の妻の話によると、
「このカトリック系を母体とした宗教は、結婚した以上は永遠であり、離婚することも、離婚を考えることも、神は許さない」
 と言っているとのことであった。
 神父さんセレモニーの話しは、波のように、時には激しく、時には静かに、流暢よく話されていたが、一時間近くも話されたのには驚かされる。

            
               用意された祭殿で始まった結婚のセレモニー

                   
               神父からの言葉に厳粛な表情の新郎新婦

          
             晴れて夫婦になって新郎の両親と焚き合う新郎新婦

 長かったセレモニーも終わり、晴れて夫婦になって、抱きしめながら両親と慶びを分ち合っている。
 家族愛を深く感じる光景である。

           
               慶びにわく花嫁の両親と記念の撮影

            
                    新郎新婦を囲んで記念の写真
 
 今回の結婚式ではお酒類は一切出なかった。
 宗教の関係でお酒を禁じているらしい。
 私も数多くの結婚式に参列しているが、お酒を飲まなかった結婚式は始めてであった。
 会場の雰囲気は、お酒があるないに関わらず大変盛り上がっていた。
 ブラジルの人独特の明るさがあり、さすがサンバの国のイメージが伝わってくる。
 
 このブラジルの結婚式も、決して日本のような豪勢な結婚式ではない。
 むしろ質素であると思われる。
 日本のように出席する時のお祝い金や、一人一人に出される豪勢なお膳、引き出物などのお返しもあるわけではなかった。
 新郎新婦の考えも、式にお金をかけるよりも、これからの生活を重視する考えに徹しているようだ。
 これからの人生を、誰にも頼ることなく、自分たちの力で切り開いていこうとする二人の姿勢が感じられる。

 これからは、夫婦二人で、力を合わせ、健康にに注意しながら、すばらしい家庭を築いてほしいと思う。
 二人が前向きで輝いた、幸せな人生であってほしいと思う。

 そして、この若い夫婦や家族の、これからのご多幸を願わずにはいられなかった。




  

 




沈没したトルコ艦船の追悼式に訪れたトルコ大統領と遭遇

2008-06-09 22:43:44 | 今日の出来事
 6月7日(土)午前7時30分 大阪にある自宅を、妻と二人で愛車エステイマで出発する。
和歌山県串本町大島にある「リゾート大島」で開催される、キャンピングカーを中心としたキャンプ大会に、友人夫妻と参加するためである。
 高速道路からR42号線を串本方面に走行していくに従って、沿道に立つ警察官の姿が目立って多くなっている。
 今日はトルコ大統領が訪れるらしい程度の情報が耳に入っていた。
 私の出席するオートキャンプ場のすぐ近くに、明治23年(1890年)に帰国途中に暴風雨に遭い沈没した、トルコ軍艦「エルトウールル号」や、犠牲になった乗組員580人の方々に関する資料や写真などが展示されている「トルコ記念館」はあった。
 私はトルコ記念館の前で大統領一行をお迎えしようとして、待っていると、暫くしてパトカーに先導された黒塗りの乗用車が到着した。
 アブドラ・ギュル トルコ大統領ご夫妻の乗った専用車である。 

          
         トルコ記念館の前に到着し手を振って歓迎者に応える大統領
          
          
             追悼式の前に大統領が訪れたトルコ記念館 

          
             暴風雨に遭遇してエルトウールル号が沈没した海

           
              小旗を振って大統領を迎える人たち

          
              笑顔で歓迎者に応える大統領ご夫妻

          
          
            にこやかな表情のアブドラ・ギュル トルコ大統領ご夫妻

 私は目と鼻の先ほどの近くで、トルコ大統領ご夫妻と対面することが出来た。
 トルコ記念館の見学を終えた大統領ご夫妻は、小旗を振って歓迎する人たちの前までこられ、
 「私は、私どもの艦船が遭難した折に、大変お世話になった、あなた方の祖先の方々に、感謝の気持ちを表す為に、ここを訪れました」
 と大統領は挨拶されました。
 私は身近で、大統領ご夫妻にお会いできて、大変嬉しく思っている。
 大統領が全ての人々をひきつけるような、大変魅力のある方のように思えてならなかった。
 また、大統領に同行している奥さんの表情も、心の温かさを感じさせるような、にこやかな表情も印象的であった。
 遠い国のトルコが、急に身近に、親しみのある国へと変わってしまいそうだった。

 

        

近所の愛犬サリーとの散歩

2008-02-06 20:10:06 | 今日の出来事
 今日の夕方、私達は夫婦二人で散歩に出かけた。
 ところがすぐ近くの愛犬サりーの家の前にさしかかると、サリーが私達に気付き、連れて行ってほしいーといわんばかりに数回飛び上がって訴えてくる。
 家の人の了解を得て、サリーと散歩に行くことになった。
 散歩コースは私達がいつも行く和田山に登り、永楽ダムを経由して帰るコースである。(約7km)
 喜ぶサリー、最初は私達に何回か、飛び掛かり喜びのしぐさをする。
 団地からの階段を下りた、高架橋の下の道で、首輪からロープをはずしてやると、道の周りの草花の臭いを盛んにかぎながら進んでいく。
 新池の横の道を通り、さらに進むと和田山(標高=171m)への、木の登り階段にさしかかった。
 頂上までは300段近くある長い階段だ。
 サリーは常に私達の前を行ったり来たりしている、私達が気になるのか、少し登った所から、私達をじっと見つめている。
 サリーに私達が追いつくと、また離れ、上から見つめている。
 こんなことを何回か繰り返しながら頂上にたどり着いた。
 頂上からの展望もすばらしいが、サリーが私達に対するしぐさも愛らしい。
 頂上からは反対方向のふれあいセンターへおりて行った。
 ふれあいセンターからは道路を通り永楽ダムへ行く。
 永楽ダム周辺も最近になって新たに整備された公園になっている。
 大阪みどり100選にも選ばれている。
 ダムサイトは桜の木が多く、シーズンには花見客でにぎ合う、市民憩いの公園でもある。
 サリーは疲れも見せず、臭いをかぎながら進んで行く。
 決して遠くへ行ったり、勝手なことをしない、大変しつけの良い賢い犬である。
 途中から小雨も振り出し帰宅する頃には薄暗くなっていた。

                 
               階段の上からじっと私達を見つめるサリー

          
               和田山頂上で愛らしいしぐさのサリー

          
               和田山頂上からふれあいセンターと別所池望む

           
                   和田山頂上から新池望む