![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_lazy.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0001.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0167.gif)
今日は、だんじり祭りが熊取町で行なわれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0057.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0003.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0001.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0001.gif)
だんじり祭りは、近郊にある岸和田市が有名で、大勢の人が見守る中、4トンもあるだんじりを、角地で勢い良く「やりまわし」する様子は圧巻で、テレビで放映され、全国的にも有名である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
熊取町の祭りも、それに劣らぬ人気があり、町内挙げての開催で、いたる所で大勢の観衆が訪れ、熱気と興奮に包まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_f.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_m.gif)
「そーりゃ、そーりゃ」 のかけ声が、太鼓や鉦などの囃子と共に街中に鳴り響いている。
初日に当たる今日は、各地区のだんじりが、宮入と称して、町内にある大森神社
まで、曳行してお祓いを受ける儀式が行なわれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kagamimochi.gif)
明日の日曜日は、町内を曳行するパレードが予定されている。
広辞苑によると「だんじり」とは、「壇尻・楽車・山車」と表記され、祭礼の曳物のひとつで、車上に、山・人物・草木・禽獣などを飾り立て、囃子を行うものとある。
泉州地方では、「地車」 と書いて「だんじり」とよんでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_ang1.gif)
だんじりは、歴史的にも古く、色々な説があるが石器や弥生式時代の頃に、大きな獲物を矢尻で倒し、集落の老若男女が、綱を曳いて村まで運んだ。
この後、柴や木、竹などに獲物をくくりつけ、多くの者が曳き、大きな声を出したり、歌や踊ったりして、喜びを表現した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
日本の多くの祭りがそうであるが、秋の収穫が終った後などの、五穀豊穣に感謝、祈願したものが、色々な形に変化していったものと思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
この泉州地域で行われているだんじり(地車)は、4つのコマ(木製の車輪)に、美しい彫り物をほどこした台を造り、その上に屋根を乗せ、曳行するシステムである。
屋根には、大屋根と小屋根の二つの屋根がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yoka.gif)
大屋根が前方、小屋根が後方にあり、段違いで造られている。
屋根の上に乗って、団扇を手に、跳ねたり飛んだりしながら華麗に舞う人を、大工方(だいくがた)と呼んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_face.gif)
大工方は、大屋根には一人、小屋根には3人ほど乗っている。
特に大屋根に乗った大工方は、だんじりの方向を、前の見えない後梃子(うしろてこ)の人たちに指示したり、速やかに方向転換するやりまわし時に、屋根の上で、勇壮で華麗なパフォーマンスを表現し、多くの観衆を魅了する役割を担っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
4トンもあるだんじりが、「そーりゃ そーりゃー」の曳き手たちのかけ声のもとに 勢いよく方向転換する際に、大工方が屋根上で、両手を左右に大きく広げ、だんじりと共に勇壮に舞うシーンは、だんじり祭り最大の見所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_face.gif)
大工方は、プロフェッショナルの要素が高く、熟練が必要だとされている。
大屋根の下には、4本の柱に囲まれた空間があり、囃子を担当する鳴り物係りが乗り込んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/headphone.gif)
鳴り物の囃子は、大太鼓、小太鼓、鉦、笛などで、祭りのムードを高めるべく最初から最後まで演奏してやまず、かなりの体力を必要としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
だんじりの後ろには、大きな棒が台に固定され、長い綱で結ばれている。
この大きな棒を後梃子(うしろてこ)と呼んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
後梃子は、大工方の合図により、押したり、引いたりしながらだんじりの方向をコントロールする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
台の前方には、左右に2本の木の棒が差し込まれている。
これは、前梃子(まえてこ)と呼ばれ、方向転換するやりまわしの時に、内側のコマ(木製の車輪)の回転を抑え、だんじりを廻りやすくする役割であるが、危険が生じる恐れの時には、急ブレーキをかける事もある。
このように、前梃子を操作する人は、最も危険な役割の為、素質と技術を要求されると共に、全体の規律やチーム全体の連携を保つ、重要なことも課せられている。
各地区のだんじりの前後には、お祭りのムードを盛り上げる為に、色彩豊かで美しい大きな飾り物が取り付けてある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
だんじりの後には、長い綱が取り付けられ、各地区の青年団を離れた人や、婦人会や小さな子供などが、揃いのハッピを着て、行列に加っていたり、追っかけ隊などもあって、だんじりの後を走りながら追っている光景が、祭り見学に訪れた観衆の目を潤わしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/nezumi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/nezumi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_hatsuhinode.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dango.gif)
宮入順は、大森神社から遠い地区から宮入するように決められている(毎年上記の順に決定)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dango.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/98/5b7877778a57a592ae47950fbb5e526e.jpg)
出発前の入念な整備とチエックを行なう(大久保)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/0a/cdb89ccd9e2e9b7b8b32a52a38a56b7e.jpg)
整備しながら車軸にコマ(木製の車輪)の取り付け作業をする
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/19/a9132e96147cdea3c6b528953a4dbd03.jpg)
だんじりの美しい彫り物(大久保)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/a8/638f1623adbfa67a3e23ef489312d611.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/79/842279f4ac79ab8bea74e51104bbf0e3.jpg)
最終チエック(だんじりの後方) 整備完了 サー出発
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/0c/3c906dd15bb9f2495a14a2bf036c3b3c.jpg)
多くの人たちによって曳行されるだんじり(大久保)
この大久保地区のだんじりは、多くの人たちに曳行され、お祓いを受ける為に、4kmほど先にある大森神社へ宮入りする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c6/0c0a947c346479783e943df11db26158.jpg)
町内至る所から大森神社に宮入して、お祓いを受ける為に向かうだんじり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/10/5b873b6996c9d9adb78352071a9dc8c6.jpg)
だんじりを待つ大森神社の境内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0207.gif)
伽藍を廻るだんじりは、速やかに廻ることを良しとされており、狭い境内を止めずにスムーズに廻ることは、なかなか難しく、それなりの熟練と、指図する人、曳行する人たちの息が合致することが要求される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0161.gif)
特に境内は砂利で覆われており、おまけに昨夜からの雨で多少ぬかるんでいる。
4トンもあるだんじりが、狭い境内の中での、速やかに曳行されるシーンは見ごたえがあって、多くの観衆がつめかけ、歓声をあげている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
だんじりは、境内の中央にある伽藍を2周半したところで、神社からお祓いの厳粛な儀式を受ける。
お祓いを受けただんじりは、境内の所定の位置(毎年決まっている)に、だんじりを止め、全てのだんじり(11台)のお祓いの儀式が終了するまで待機することになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_f.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/62/9152cadd5f7146cf0549da6c6c9008cf.jpg)
大森神社の境内に次から次へと入って行くだんじり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/97/1ce1a878e18f9d4fc1e128f8e7bae0b4.jpg)
神社境内に入っただんじりは、最初に中央の伽藍を2周半する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f6/6adf6e6748d7d76c26b192375a20ca76.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/01/998742e93599292d594b46a7ca726471.jpg)
槍のようなのぼりをあげながら行進する だんじりの御祓いをする神主さま
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/45/1bb6e94931c423f36a4ed4fcc2249687.jpg)
境内の中でリーダーの合図の基に、一気にだんじりの曳行を開始する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9a/138d2f32dd4d211a129812c0791a145d.jpg)
境内でだんじりを曳行する女性たち
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/73/ac9b671d44f4320f08da4c6861a7b710.jpg)
境内の中央にある伽藍を2周半するだんじり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/87/a12306aa30d2f74338910d3babe87db6.jpg)
大屋根の上で華麗なパホーマンスで観客を魅了する大工方
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/19/a8105194419c793604b17622753db1ed.jpg)
伽藍を2周半するが止まらずに速やかに廻ることがよしとされている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/27/ec156639934afd30f0664f829f8ea851.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/9c/448b7b72f32fab61dd2e930a8095730e.jpg)
神前にてお祓を済ませ、玉ぐしをだんじりに取り付ける 境内に入ってくるだんじり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/65/65d0c7dcd5156845ba772182745cdd93.jpg)
お祓いを受けただんじりは全て所定の位置に集結する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0001.gif)
勿論、だんじりの太鼓や鉦、笛などの囃子は、鳴り止むことなく、街中に響き渡り、だんじりの方向転換する、やりまわしの時は、そーりゃ そーりゃー と大声を あげながら、だんじりを走りながら曳行して行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0216.gif)
この光景を見たく、だんじりが方向転換する角地では、大勢の観衆がつめかけ、大きな歓声と拍手が湧き上がり、祭りムードを一層盛り上げている。
夜になると、だんじりには灯入れが行われ、曳行されるが、時には子供達もだんじりに乗り込み、太鼓を叩くこともある。
夜遅くまで、囃子は街中にこだましやむ時がなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0152.gif)
明日は町内のパレードで行われ、祭りムードが、一層盛り上がっていくに違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます