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心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

アメリカは財政規律を失っている

2023年06月05日 | 世界

アメリカは、毎年度、財政資金が枯渇し、債務不履行が大問題になります。今回債務上限停止法が成立し、債務不履行を避けることができた、アメリカ国債の安全性が保持された、金融市場の混乱と世界経済への打撃は回避できたと言われていますが、長い目で見ると、アメリカ国債は危ないと思います。持っていて最も安全な資産とは思いません。ドルの信用も低下中だと思います。

アメリカの信用にかかわるということで共和党が妥協した結果ですが、条件として今後2年間の国防費以外の支出抑制が盛り込まれているそうです。

アメリカはロシアのウクライナ戦争についてウクライナを軍事支援してきましたが、財政を圧迫していたことは明白です。ウクライナ戦争に加えて中国の台湾戦争がおこるとアメリカは非常に苦しくなります。

アメリカは、政治的にも経済的にも衰亡中で、貧困層の拡大は深刻です。軍事力世界一は実は見せかけで、実戦はイラク戦争が最後かもしれません。アメリカ軍人にはもう戦闘意欲はないのではないでしょうか。ウクライナ軍事支援は中途半端で、ウクライナは勝てず、戦争が長びき、ロシア、ウクライナ、アメリカともに衰微することになりそうです。

中国の台湾戦争が加わったらアメリカは致命的でしょう。アメリカの人々は戦争反対で立ち上がり、政治は内向となり、静かな国になるでしょう。台湾戦争はやはり長引き、中国、台湾、アメリカは衰微します。台湾に対する支援が武器弾薬だけでもアメリカの衰微は加速します。

戦争意欲がなく、アメリカが実戦に加わらなければ、第三次世界大戦がおこる確率は50%以下に下がると思います。同盟国日本も戦争しなくてすみます。

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武士の社会にあって鎌倉仏教団体は概して平和であった

2023年06月05日 | 世界

現代は戦争の時代です。中国の台湾戦争のおこる確率は高くなっています。そんな世界で国が平和を保つ方法はないものでしょうか。そのヒントとして鎌倉時代の仏教団体に注目しています。

武士は一所懸命になって所有地拡大に務めていました。軍事力の大きさが重要でした。血筋、力関係、対立関係などで上下関係ができ、また敵味方に分かれました。戦争で土地を争うことはしょっちゅうで、武士は軍事力を上げる工夫努力をしていました。

このような戦争の時代、鎌倉新仏教団体は概して平和を保ち、公家、武士、農民、商工業者に幅広く布教し、信者を増やしていきました。

護国をうたって権力者に接近し、保護と統制を受けながら発展したのは臨済宗で、有名な寺は建仁寺(京都)、円覚寺と建長寺(鎌倉)です。座禅、公案(師が問題を出し、弟子が答える方法で弟子は悟る)が特徴で上級武士が信者になりました。臨済宗は天台宗と違って僧兵をかかえることはなく、武士の敵ではありませんでした。権力者に接近したが、別に戦略戦術を教えた訳ではなく、平安や悟りを重んじました。内心穏やかでなかった武士は、不動、冷静を臨済宗で学んだのではないでしょうか。権力者は臨済宗を保護しました。

権力者に接近しなかったが、座禅による悟りを重視し、地方武士、農民に信者を増やしたのは曹洞宗です。開祖道元は鎌倉に一度行ったことがあるが、幕府との関係形成はうまくい行かなかったようで、道々、地方の生活水準改善に貢献したとの事績が伝えられています。その後も曹洞宗の僧は農業の改善などに貢献し、地方寺がたくさんできました。権力者に敵対することなく共存していました。

激しい幕府批判を行って迫害されたのは日蓮宗です。南無妙法蓮華経と唱和すると救われる、救えるとの庶民的教えで、下級武士、商工業者に受けたようです。

他力本願的宗教は、浄土宗、浄土真宗、時宗です。阿弥陀仏信仰です。阿弥陀仏はキリスト教の神の仏教版というべき存在で、阿弥陀仏の本願で人は救われる、したがって南無阿弥陀仏と称号するだけでいいと教えました。むずかしい漢文の経典を学ぶ必要もなく、広く公家、武士、農民に流布しました。浄土真宗は下層農民まで、時宗に至っては最初は浮浪人も布教の対象にしていたそうです。これらの宗教も権力者に敵対せず、平和的に共存していました。なお、浄土宗の法然は旧仏教の迫害で讃岐に配流されたがすぐ許されました。法然に連座して越後に配流された親鸞(浄土真宗の開祖)は4年後に釈放されました。武士から迫害された訳ではありません。

当時の宗教団体は学校のような機能も持ち、生活、産業に関する知識を持っていたと思います。武士にとってはこれらの知識も有益と評価されていたのではないでしょうか。

仏教団体は武士の支配について厳しく批判しない限り、敵として迫害されることはありませんでした。反対に武士は仏教団体が役立つ面に注目し、自分の不動、冷静、知識に活かしていたと言えます。

これを現代の戦争の時代に応用すると、日本が、平和主義に徹し、ひたすら生活改善、産業改善に注力するなら、アメリカ、中国、ロシアなどの軍事力強大国は、日本に統制を加えてくるかもしれませんが、戦争をしかけてくることはないと思います。日本は役立つと考え、その平和主義を認め、共存すると思います。

中国やロシアが日本の脅威になる原因は、アメリカとの同盟にあると思います。アメリカが中国やロシアと対立、対決するからだと思います。

中国やロシアの不法は、現時点では国連が対策を考え、国連が対策を実行すべきです。実行不可能な場合は、世界の人々が国をこえて世界的議論を行い、世界に通用する法を確立、次に司法について議論を行い、世界に通用する司法機関を設立することが望ましいと思います。十分時間をかける必要があると思います。

急いで、民主主義国連合軍を設け、中国・ロシア連合軍と戦争して勝ち、世界を民主主義国世界にする方法は、世界を廃墟にすると思います。焦りは危険です。

鎌倉時代の仏教団体の武士に対する対応は、日本のような憲法で戦争放棄をうたっている平和主義国がいかに軍事力強大国に対応すべきか教えていると思います。

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岸田文雄総理は拉致被害者家族会にリップサービスしているだけ

2023年06月05日 | 世界

拉致被害者やその家族を助けるためには朝鮮(北)と日本が交流できるようになる必要があるが、朝鮮が国連決議に違反して長距離ミサイルなどの実験を行うので日本は朝鮮を制裁することになり、勝手に交流をすることができません。複雑な国際関係の中で拉致被害者やその家族は犠牲になっています。

人道上の問題として日本が朝鮮と特別交渉に入る例外を切り開かないと問題解決はできないと思います。その意欲は岸田総理にあるとは思いません。彼は国連、アメリカ、韓国などを説得して、例外的に朝鮮と交渉する意欲はないと思います。無条件で金正恩総書記と会うと言うが、拉致被害者問題は解決済みと言われたら彼はどうするでしょうか。問題を棚上げして交流の道を切り開く交渉が彼にできるでしょうか。そんなことをしたら日本の人々は甘いと言って岸田総理を批判するでしょう。アメリカや韓国も批判するでしょう。

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中国は台湾の現状を認めない

2023年06月05日 | 世界

自立状態の台湾の現状を認める形で戦争を避けることを中国に期待していたが、やはり中国は台湾が中国の一部であることを明確にするため台湾の主権を中国に明け渡すことを求めています。国長として行動する総統の存在を認めていません。一国二制度と言っても中国の政治的影響は大きく強まり、台湾の人々の世界との交流は自由度が低下すると思います。中国が台湾に世界との経済交流の自主独立を100%認めることはありえません。

したがって、台湾は現状維持のため、中国の統制を防ぐため、中国から攻撃を受ければ防衛すると思います。現にアメリカを中心とし、自由民主主義国が団結して台湾支援体制を構築しつつあります。

東アジアの戦争の不安は高まりつつあります。

中国は世界との経済交流を優先すると期待したが、国威、国権、国益を優先し、台湾と戦争する恐れは高いと思います。

この東アジアの戦争はロシアのウクライナ戦争同様、世界平和づくりの産みの苦しみになりそうです。第三次世界大戦になる確率は50%以上になったと思います。

台湾有事は日本有事と言って日本が戦争に参加することは反対ですが、現状、戦争に参加することになる確率も50%以上になったと思います。

戦争と経済低迷で日本の不幸の度合は深まりそうです。

日本の幸福度を上げるためにはアイスランドなどを先生とした断固たる平和主義を実現する必要があります。アメリカと同盟すると言っていると戦争になる確率は高くなります。

しかし、現実、日本の人々はアメリカとの同盟が日本を守ることになると思う人が60%ぐらいになっています。

日本の貧困化は続く、衰亡も止まらない、戦争に巻き込まれると予測します。心ある人は勇気をもってこの流れの外に出ることがだいじと思います。

(注)ロシアのウクライナ戦争ではウクライナに対する日本の軍事的支援度はじりじりっと上がっています。アメリカからの要請が強まっており、アメリカとの同盟強化をうたう日本はもはやノーとは言えません。

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