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心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

戦争放棄の平和主義者・国の団結が民主主義秩序を守る

2022年01月24日 | 世界

今度着任したエマニュエル新駐日アメリカ大使は、アメリカ・日本同盟が推進するルールに基づいた民主主義秩序を守るとの趣旨の発言をしたが、本当に民主主義秩序の意味がわかっているか疑問です。わかっていれば沖縄県民が、民主的に、アメリカ軍基地縮小、辺野古飛行場建設中止を求めていることに積極的に配慮するでしょう。

沖縄県民の苦悩を取り除きつつ、中国の強権的活動から民主主義的秩序を守る工夫努力をしてほしいものです。

エマニュエル大使は、日本は戦争を放棄した国であることを理解すべきです。彼は、「これから3年間の両国の協力が、今後30年間の両国の立ち位置を決定する」と言っていますが、戦争放棄をしているといつまでも日本はアメリカの下だと言われた感じがします。戦争放棄の日本の方がアメリカより進んでいると思います。

アメリカと日本が同盟しても東アジアが平和になることはありません。中国・ロシアとの対立が深まるだけです。東アジアの平和は、世界に通用する法の下に東アジア諸国を置かない限り実現しません。

世界に通用する法とは、国は行政区、戦争は犯罪という考えだと思います。国連、あるいはそれに代わる世界政治機関を設け、その下にアメリカも中国も日本も置かないと平和は夢のまた夢です。アメリカと日本が同盟して民主主義秩序を守るというのは両国の思い上がりと思います。戦争放棄の平和主義者・国の団結が民主主義秩序を守ります。

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人間性を重視した政治が重要

2022年01月24日 | 世界

先進国では政教分離、政経分離が進み、人々の宗教の自由や経済の自由が大幅に認められています。これは国の平和を保つ上に重要な法と思います。これに加えて、他民族・異文化混合社会では他民族・異文化に寛容な政治が重要です。

人が人であることを重視した政治が国を平和に保つために重要です。日本が日本人を大切にするが、外国人を差別するというのでは人が人であることを重視した政治を行っているとは言えません。国内にいる外国人の生命を大切にするだけでなく、外国に住む外国人の生命も大切と考える政治が重要です。

ややもすると国は支配的民族の民族主義的政治を行いがちですが、これをすると他民族・異文化差別の原因になります。人間性に関する学問を深め、人間性を重視した政治を追求することが現代的です。

日本主義的思考では世界に通用する法を研究することはできないでしょう。日本国法も世界法も日本主義とは分離して考えることがだいじです。法に日本主義を持ち込むと、外国との対立の原因になる恐れがあります。国連を立てるような行動もとれなくなります。

イスラム圏ではなかなか政教分離がむずかしいのですが、少しずつ政教分離が進んでいます。国内で争いが絶えないとか、外国との紛争が続くといった経験を踏まえて、政教分離がゆっくりと進んでいます。スンニ派が勝つかシーア派が勝つかなどという次元で政治を考えていたら内乱がやまないでしょう。政治あるいは国法はその上の次元に置かなければなりません。政治あるいは国法が宗教の自由を認めることが重要です。

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