今度着任したエマニュエル新駐日アメリカ大使は、アメリカ・日本同盟が推進するルールに基づいた民主主義秩序を守るとの趣旨の発言をしたが、本当に民主主義秩序の意味がわかっているか疑問です。わかっていれば沖縄県民が、民主的に、アメリカ軍基地縮小、辺野古飛行場建設中止を求めていることに積極的に配慮するでしょう。
沖縄県民の苦悩を取り除きつつ、中国の強権的活動から民主主義的秩序を守る工夫努力をしてほしいものです。
エマニュエル大使は、日本は戦争を放棄した国であることを理解すべきです。彼は、「これから3年間の両国の協力が、今後30年間の両国の立ち位置を決定する」と言っていますが、戦争放棄をしているといつまでも日本はアメリカの下だと言われた感じがします。戦争放棄の日本の方がアメリカより進んでいると思います。
アメリカと日本が同盟しても東アジアが平和になることはありません。中国・ロシアとの対立が深まるだけです。東アジアの平和は、世界に通用する法の下に東アジア諸国を置かない限り実現しません。
世界に通用する法とは、国は行政区、戦争は犯罪という考えだと思います。国連、あるいはそれに代わる世界政治機関を設け、その下にアメリカも中国も日本も置かないと平和は夢のまた夢です。アメリカと日本が同盟して民主主義秩序を守るというのは両国の思い上がりと思います。戦争放棄の平和主義者・国の団結が民主主義秩序を守ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます