心の旅紀行

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東アジアの平和は東アジア諸国が話し合ってつくるもの

2020年10月21日 | 世界
現時点では中国と日本は、南シナ海や東シナ海の管理について意見が合わず、対立を強いられていますが、この問題は、対立の構造を温存する限り、永遠に解決しません。確かに中国に国際常識が欠けているという問題があると思いますが、日本が、中国を除く、国々の会議を重視しているだけでは対立をやめる道は決して開けないと思います。

東南アジア諸国が、意見の違いを乗り越えて東南アジア諸国連合を維持してきたことは敬服に値します。別に日本は従来の、中国を除く政治的交流の場を解消する必要はありませんが、もっと真剣に中国と政治的交流を行う場を設け、口論になってもいいから継続的に話し合うことが必要だと思います。

韓国、中国、朝鮮(北)、ロシアからなる東アジア諸国連合をつくろう、経済・文化交流を拡大しよう、対立ではなく、共存の道を探そうと思うようになることが必要です。政治体制の問題は口論になると思いますが、説得合戦をやればいいと思います。中国の侵略的行動に対しては、連合の話し合いでは解決しない恐れがあります。国連や外の国々の協力を求めなければならない場合もあると思います。それでも東アジア諸国連合を維持することは平和な東アジアをつくるのに絶対必要なことだと思います。

東アジア諸国連合ができると、アメリカとしては心穏やかではないと思いますが、現状を分析すると、東アジアにアメリカが進出することで、東アジアに分断の構造がつくられ、平和の糸口がなかなか見つかりません。韓国の努力でアメリカと朝鮮(北)の話し合いの場が設けられましたが、アメリカが上から目線で朝鮮と交渉するので結局朝鮮は中国側に追い返された感じになっています。つまりアメリカは東アジア諸国連合を望んでいないと思います。このような情況で苦悩しているのが韓国だと思います。中国側に行けず、アメリカ側にいても平和になる道が見えません。日本は、アメリカと同盟すると言って、アメリカ側にいるので東アジア分断を認めているのが現状です。今は韓国との関係までおかしくなっています。これでは東アジアには平和は訪れません。東アジア諸国は軍事力競争に力を入れ、人々は政治的対立の犠牲になって貧困からの脱出がなかなかできません。

「こんな馬鹿々々しい政治を永遠にやっていていいのか東アジアの国々」と言いたくなります。特に日本は、アメリカから自由になっていません。独立できていません。主体性をまったく欠いていると思います。アメリカに降参した痛手からいまだに立ち直ることができず、アメリカにしがみついています。核兵器反対と言いながら、アメリカの核の傘の下にあるから核兵器賛成と言います。こんな矛盾した政治があるでしょうか。

自由で開かれたインド太平洋戦略は日本にとって大切なことですが、対立の構造を取り除く工夫努力をしないと、軍事力競争が続くだけになります。
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