岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

あらゆる事象を都合のよい方へ考えるタイヤのスモールビジネス!

2012年10月15日 | タイヤビジネス
当たり前のことですが
小さなタイヤ屋を開業した時「金なし・信用なし・実績なし」の
状態です。

仕入れる資金がないから 「先にお客様から代金をいただいてそれで仕入れて取り付ける」
というようなことも頻繁に行なっていました。
信用がないから代金引換でしか仕入れることが出来ない
その代金もないから お客様から何気ない顔をして先銭をいただくわけです。
このような極限を体験すると「商売って面白い」って事になったわけです。

その当時年間何本売ろうなどという目標もなく
「閑な店」というのがイヤでイヤで 何とか毎日毎時間
何かの仕事をつくるということが第一優先順位でした。
ようするに「流行っている店」の演出です。
後から統計を取ると1000本売れたとか 結果が残ったわけですが
当時は目先のお客様に買っていただいて代金を先にもらう
そのお金で仕入れと言う究極の自転車操業です。
目の前の受注が最大の課題でした。

それから商売が軌道に乗り実績が残ると 
その本数が毎年一人歩きするようになり
商売もややこやしくなってきました。
特にスタッドレスタイヤでは6月ごろ確定オーダーを求められるようになり
2.000本単位で予測発注をしなければならないのです。
そればかりか「今度は生産が遅れて予定通り納入できない」
とこう来るわけです。
売るタイヤがなくなったという状況です。
でもこんなことはたいしたことはありません。
タイヤはどこかにちゃんとあるのです。
Y社になければB社に 今日なくても12月最初にはある。
といっただけのことです。

工場が被災してないというのでなく 生産が遅れているから「今納入すべき時にない」
といった「ない」が一人歩きして
「タイヤがない」という認識になるわけです。
ディラーでも無いと言われ 他の販売店でも無いと言われると
お客様の心理は不安になるわけです。
するとそういったお客様が私の店に来られると
「あります・あります」といわれパッと安心なさるわけです。
有るものと手配できるものをお伝えできれば
即受注となります。

当たり前のこととして需要と供給のバランスがあるわけで
多数のサイズがありますから一部のサイズに品薄感はあります
「売ってしまってからタイヤがない」といった状況にも
当店はチラシ集客販売をしていませんから どのようにも対処出来ます。
他店様はチラシ掲載サイズを売リるわけですから タイヤの獲得に血道をあげるはずです。
「無いとまったく無い」
をよく抑えて一人一人に丁寧に販売するのが我々スタイルです。


「売る」が先で仕入れが「後」という商売の経験があると
世の中にタイヤがない(そんなわけがないのです)が一人歩きするほど
チャンス到来です。
思い通りに行かないことが世の中の常です。
腹八文目でいい加減です。
その中でやり繰りする臨機応変さと融通無碍さを
タイヤのスモールビジネスは武器とします。
強者の他社様と同じ土俵には乗れません
弱者は弱者を認めて やれることをやるだけですね~。






スタッドレス販売の前哨戦はこんな感じです。
ありがたいことに予約好調です。



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