鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

7つの月

2007年10月25日 | 鬼笑な日々
能登半島地震発生から7か月。

本震1週間目に友人たちとボランティアに入り、冷たい雨に下着までびしょ濡れになってそのうえ午後には雨がベタ雪にかわり、それでも寒いの冷たいのと言っておれないほど町全体がうちひしがれていて……。

いまでは「能登の花嫁」なんて映画のロケも入って、それなりに復興へ向かっている気配もある。

地元のひとたちは、(正直、方向をまちがえているように思えるものも少なからずあるけれど)みなさん、精一杯がんばっておられる。

なにができるだろう。なにをなすべきだろう。だれになにを伝えるべきだろう。--自問自答がつづく。

ひとつだけ、この震災と復興過程を通じてはっきりしたこと。
僕はやっぱり能登が好きだし、能登の人たちにいくらかでも役に立てる人間になりたいということ。
これだけでは何の足しにもならないかもしれないけれど、僕は、意外と大切なことだと思っている。

能登と高知の出会いもの

2007年10月25日 | 鬼笑が食べる、飲む

南風耕作堂さんからどっさりいただいたパプリカ、やはり生がおいしいのですが、昨夜はちょっとだけ手をくわえてみました。



オリーブオイルをからめてしばらくおき、お皿にとってから「いしる」をかるくかけまわします。
オイルといしるをさきに混ぜてドレッシング様にしてしまわず、食べる直前にいしるをさっとかけるのがコツ。(コツというほどのことか?)

どや! おいしそうやろ!

能登をこよなく愛されたミキさんが高知でつくったパプリカが、珠洲のいしるとであってよろこびいっぱいのおいしさです。

今回のいしるは、「夢のと」さんの鰯を原料にした「よしる」をつかわせていただきました。