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ヒトが減り、タヌキがふえた

2007年10月18日 | 鬼笑が知らせる
 きのう、奥能登・門前町(現輪島市)を訪ねました。
 ある集落の区長をされている男性から、過疎化・高齢化のなかでいろいろ困っていることをお聞きしました。

 そのなかで印象に残ったのが、「最近、タヌキがものすごくふえて、農作物被害がたいへん」というお話。
 タヌキが急にふえた理由は分からないということでしたが、過疎化がある臨界点を超えてすすむと、一種、「生態系」のバランスが崩れて特定の種の異常繁殖が生じるのではないかと思いました。

 ヒトが視界に入らなければ恐れず畑にタヌキが出てくる。畑にはエサが豊富。栄養十分で大繁殖。--こういうことではないかと思うのですが、どうでしょう。
 これでさらに、農業収入が減少、さらに過疎化が進行、となれば、まさしく生態系のバランスの崩壊です。