鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

飛騨・白川のどぶろく

2007年10月20日 | 鬼笑が食べる、飲む

 仕事で白川村(岐阜県)に行ってきました。
 ちょうど「どぶろく祭り」をやっていて、村長さんがもうこれはぜったい楽しんでいってくださいと勧めてくださるので、予定を変更して神社へ。




 境内では飲み放題でどぶろくが振る舞われていて、ものすごくうらやましかったけど、車だったので「買って」帰ることにしました。



 お酒は販売免許がないと売れません。
 まず、神社に寄付します。寄進帳にもちゃんと記帳。そうするとお札がもらえ、「徳利お渡し所」にそのお札をもっていくと、神社からの振る舞いでどぶろくがいただけます。

 寄付受付の壁には、寄付2千円・2合徳利1本、5千円・3本などと貼り紙がされていて、受付の人も「5千円の寄付がいちばんお得です」なんて言ってましたが。



 急いで帰り、なじみのお店にもちこんでさっそく試飲会。
 たいへんおいしかったです。

 「どぶろくはあとがたいへん」とよくききますが、翌朝、すっきりしていました。むしろ清酒や焼酎より酔い覚めがいい感じです。

 白川村は、合併をせず、単独でがんばっていくことを決めた村で、「日本一美しい村」をめざしています。
 「日本で最も美しい村連合」というちょっと矛盾した感じの名前の団体にも入っています。

 世界遺産の合掌集落、千年以上の歴史があるといわれるどぶろく祭りなど、住民が村に誇りをもっているのがよく分かります。
 荻町集落の自然環境を守る会の会長さんも、村長さんも、ともかく語りが熱い。

 人口2千人足らずの小さな村が単独で生きていくには厳しい状況で、多難な前途が予想されますが、誇りと熱意を応援したい。