虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

開かない扉

2010-05-27 23:55:26 | 南ア-学校-
今日はもう一ネタ。

今日は、ひさしぶりにKamhlushwa内の小学校。

サイエンスイベントを外すと約3週間来ていませんでした。

特に、今日の学校には、1ヶ月も来ていませんでした。

本当にひさしぶり。

では、写真を見てください。

この学校で、授業に行こうと教室に向かったら、

見つけたこの扉。
ドアノブがなくって壊れているんですね。

外からは開かなくて、
中から子どもたちに開けてもらって入れました。

これはさすがに直すべきでしょ?

ちなみにドアノブは、近所の金物屋さんで、
R140(日本円で1700円)程度。

ペンは食べ物?

2010-05-27 20:45:11 | 南ア-学校-
今回も写真からスタート。

南アの学校を巡回していると、
小学校高学年(Grade6)の子どもたちでもたまに見かけるこの姿。

ペンを加えて授業を受けている子。

これって日本だと
だらしないとか、きたならしいとか注意されると思いますが、

こっちの先生はまず注意しないんです(何故かは不明)。

子どもたちに聞くと、
ペン先をなめると字が出るようになるとかならないとか。

これって本当なのでしょうか?

なんとなく身体に悪そうな気がしませんか(科学的根拠はしらないけど)?

ところで、今回のテーマのペンですが、
学校によっても子どもによっても格差が激しいのが現状です。

ペンをたくさん持っている子、鉛筆しかない子。
何にもないから友だちから借りないと一切何も書けない子。

お菓子をお金があっても、ペンを買うお金はない。
(そんなはずないですよね?)

ただ、できれば赤ペンと青(もしくは黒)ペンは一人1本ずつ持って置いてほしいと
私は願っています。

ちなみに子どもたちの使っているペン
1本1ランド=12円。

一番安いお菓子
1袋50セント。(2袋1ランド=12円)。

買ってください、ペンを。
書いてください、字を。

もちろん鉛筆を使っている子もいます。

使用率は、学校によりけりです。

電気指導教材

2010-05-26 18:31:27 | 南ア-学校-
今日はさっそくですが、写真を見てください。

これは、電気を教えるための副教材。

日本だと、一人ひとりがそれぞれ教材を買って授業にのぞむわけですが
(おそらくこれくらい充実したものだと500円くらいが相場)

この学校では、この箱が7つ職員室においてありました。

あまりに恰好よかったので、記念にぱちり。

ただこんなに良い指導教材が
南アの学校には、あるところにはあるわけです。
(日本ほど充分ではありませんが。)

アフリカを、そして南アを馬鹿にしてはいけませんよ。

あるところにはあるんです、お金も教材も。

問題は、どこにお金を使うのか。

そして、教員たちがどうやってそれを活用するのか。

私の今後の活動性が少し見えてきたひとときでした。

従来の活動を再開

2010-05-25 23:04:33 | 南ア-活動の記録-
昨日から従来の活動に戻りました。

昨日から3日間は、Grade6の授業参観。

単元は、関数の導入段階です。

この単元は、日本でも
教えるのが難しいと言われていますが、
やはりこの国でも変わりませんね。

今日の学校では、
私と同じ年の若手の男性教員と一緒に授業研究をしているのですが、
相当苦しんでいましたね。

子どもたちには、フォローをいれながら、
一緒に板書計画を考えました。

算数の詳しい話は、また後日にするとして、
今日は家をつくる話。

今日、授業参観が終わってから
子どもたちが外で工作をしているので、
ちょっくらお邪魔させていただくことに。

先生曰く、
Technologyという教科の授業で、
マーケットをつくる課題が出されたそうです。
日本だと図画工作科に該当するのではと思います。

多くの子どもたちは、
段ボールや紙、ビニール袋を使っていましたが、
写真の子は、針金を使って作っていました。

彼らには、
こういう物をつくる経験が少ないのだろうなと思いました。

南ア全隊員で行うHAPPY SCIENCE DAY-総括-

2010-05-24 16:01:04 | 南ア-日本文化紹介-
南ア全隊員で行った今回の一大イベント。

しかも私の活動先の学校で。

南ア赴任後、若干4ヶ月の隊員の任地で行ったサイエンスイベント。

巡回型の学校訪問をしている私にとって、
各学校に訪問した回数は、せいぜい4~5回ずつ程度。

特に今回の開催校のほとんどが
今回のイベントを行うことで初めて訪れる学校だったこともあり、
学校訪問のスケジュールは、大幅に変更を余儀なくされました。

また、当日までに幾度となく繰り返されるこちら(JICA)側の訪問者数の変更。

突然、ザンビアの元隊員が手伝いに来られたり
(結果的にかなり助かりました、この場を借りてお礼を述べさせていただきます)、
JICA南ア事務所の新所長や、事務所スタッフ、
南ア協力隊員OVの方も訪問されることになったりと
私の全く予期しないところで、人数が変更されていきました。
それを直前で知らされたのには、正直あせりました。

イベント開催に名乗りをあげたのが、約1ヶ月前。

後悔することもしばしば。

さらに、実施当日にある開催校の実施担当の先生が、出張で参加できないハプニング。

加えて、いずれの日も朝一番の7時の職員朝礼であいさつするために、
早朝5時台のまだ暗い時間帯より出発しなければならない、コンビタクシー。

それでもぎりぎりの到着でときに道を走ることも‥。

また夕方帰ってから他の隊員の皆様の歓迎会、そして反省会が夜遅くまで。

情報交換の上では、とってもためになりました。
(体力的には限界ギリギリでしたが。)

私のいたらなさから隊員のみなさんや現場の先生方などに迷惑をかけてしまったこともあり、
終盤の私のテンションはかなり低め(カラ元気)、血圧も低め。

しかし、たくさんのみなさんにブログを見ていただいていることと
隊員のみなさんの叱咤激励によって、
各開催校では、
子どもたちの、そして先生たちの笑顔がたくさん見られました。

今回のイベントについての主な数字をまとめてかくと、

参加していただいた日本人、15名。
実施させていただいた学校、5校。
イベントに参加した子どもたち、1383名。
イベントに参加していただいた先生方、約35名。
出会った笑顔の数、多数。
次回開催してほしいという声、多数。

これもひとえに忙しいなか参加くださった南ア協力隊員のみなさま、
ブログをご覧になっておられるみなさまの手助けによるものです。

この場を借りて、お礼を述べたいと思います。

今週からまた、基本的には、従来の活動に戻るわけですが、
また開催校には、お礼のあいさつまわりをしたいと思います。