虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

35.7%

2010-07-31 13:33:24 | 南ア-情報-
今日は数字から始めます。

『35.7%』

この数字に思い当たるところがありますか?

せっかく考えてもらっているので、
3択クイズにでもしましょうか。

①南アの国内の消費税

②ムプマランガ州における白人の割合

③ムプマランガ州におけるエイズ感染者の割合

ヒントは、ありません。






分かりましたか?

正解は、③ムプマランガ州におけるエイズ感染者の割合です。

ちなみに①の南アの消費税は、14%、
②のムプマランガ州の白人の割合は、正確にはわかりませんが、
南ア全体で10%程度と言われており、
黒人率の高いムプマランガ州では、さらに低いと考えられます。

ところで、35.7%の方がエイズ感染者というわけですが、
これって相当高い数字です。

世界一エイズ人口の多い南アフリカの9つの州のなかで、
ムプマランガ州が2番目に多いと言われています。
ちなみに一番は、ダーバンのあるKZN(クワズルナタール州)。

3人に1人以上ですから、エイズが街に根づいてしまっています。

しかし、未だにエイズ教育は、うまくいっていないように感じでいます。

これが、この国の発展を大きく妨げています。

何とかならないのでしょうか。

ストライキは始まるのか?

2010-07-30 22:33:09 | 南ア-活動の記録-
今日は、ストライキの話。

とりあえず今日の様子を写真で。

まずKamhlushwaの小学校について。



この地区では、先生も生徒もいませんでした。

次にSchoemansdalの小学校へ。



こちらは平常通り、授業が行われていました。

ここ1~2週間は、どこの小学校では、
ストライキの話でいっぱい。

日本では、公務員にはスト権はありません。

その分、公務員の給与は少し上乗せされています。

中学校で習いましたよね?

しかし、ここ南アの公務員には、スト権があります。

私の任地内のほとんどの先生がどこかの組合に入っています。

詳しいことは、ニュース等で調べてください。

私から言えることは、
学校教員のストライキが起こると一番被害に遭うのは、
教育を受ける子どもたちではないでしょうか。

学校を楽しみにしてきている子どもたちもいますし、
勉強に一生懸命取り組んでいる子もいます。

彼らの教育を受ける場を取り上げるのは、
いささか納得できません。

現時点では、来週も続くとか、来月の中盤から始まるとか、
いろいろ憶測が流れていますが、
私の活動に影響が出ないことを願っています。

MILO

2010-07-29 22:16:54 | 南ア-情報-
今日は、突然ですが、写真を見てください。

これなんでしょうか?

そうです。
日本でもおなじみの、
特に子どものときによく飲んだ、
「MILO」。

日本では「ミロ」という愛称で親しまれていますが、
こっちでは、「マイロ」と発音します。

味はというと、日本と同じだと思います。

すいません、日本でも数年来飲んでいなかったので、
ちゃんとした比較はできません。

ただ日本と明らかに違うこと。

①こっち(南ア)の人は、これでもかというくらい
砂糖を入れるということ。
日本では、砂糖を入れなくても飲みますよね?

②こっちの人の大半は、お湯に溶かして飲みます。
日本のように冷たい牛乳で飲んでいる姿をまだ見ません。

私は、甘いものがあまり好きではないので、
この一本が最初で最後になりそうです。

ズボン小学校-通算17校目-

2010-07-28 22:13:15 | 南ア-学校-
今日は、通算17校目にして、
初のマレラネ地区の小学校。

田舎の農家の子どもたちが通うので、
地元の人たちは、「ファームスクール」と呼んでいます。

この手の学校が、このマレラネ地区に圧倒的に多いので、
今週から来週にかけて、このファームスクールにお世話になろうと思います。

ところで、今日の学校。

Grade1~7までで、全校生徒81人の小さな小学校。

先生に車で送迎してもらわなければ、来られないような学校です。

私は、今日朝、5時に家を出て、バスに乗り、マレラネに行き、
その後、先生の車を待って、学校に着いたのが、7時半すぎととても長い旅になりました。

この学校は、前任者も訪問したことがない、
とても地味な学校ですが、生徒からは歓迎ムード。

私も張り切って、分数の授業と算数パズルを一緒に挑戦しました。

ところで、今日のタイトルの「ズボン小学校」。

この学校の名前はシスワティで、ズボンを意味します。

というわけで、この学校では、
男の子も女の子も全員ズボンをはいている‥
わけないですね。

名前の由来を聞くの忘れました。

また次回の訪問するときに、聞きたいと思います。

クラスコントロールの難しさ

2010-07-27 23:09:19 | 南ア-学校-
今日も昨日と同じく、
JeppesReef地区の小学校を訪問しました。

いつも通りに、
淡々と授業参観していたのですが、
この学校、どの学年も子どもたちがのびのびしすぎているというか、
先生の話をほとんど聞いていません。

日本で言う、学級崩壊でしょうか。

訪問2日目ですので、
一時的なものなのか、継続的なものなのか、
はっきりとした原因は分かりませんが、
一つ言えることは、
子どもたちが集中しやすい環境を整えるのが少し欠けているのかもしれません。

たとえば、写真を見てください。

子どもたちに、金額が書いてある紙を渡して、作業させる授業がありました。

しかし、この授業では、ほとんど活用しておらず、
単に子どもたちにとっての遊び道具になっていました。

それなりの指示があれば、また違う展開になっていたように思います。

日本でもクラスコントロールが難しくなってきています。

私も上手にできる自信がありませんので、
この学校の先生方と今後、一緒に考えていきたいと思います。