虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

進化する校舎、増えない教科書

2011-07-31 19:56:17 | ひとりごと

今週から隊員共同イベントの準備を始めています。

そのなかで思うこと。

前から何度となく書いていますが、
南アの学校設備は、常に進化しているということ。

ターム休みが終わるたびに、
新たな建物が建ち、いろんな変化が起こります。

例えば、
今回の隊員共同イベントの開催校になっているこの学校では、
ホールのような大きなスペースがなく、
また屋外に充分な日陰を確保するスペースもなかったので、
写真のような木の影で行うことを考えていたのですが、

ターム休みが明けてびっくり。

写真のような屋外スペースができていました。

こうした変化は後を絶たず、
今週も別の学校で、屋根のペンキを塗り替えていました。

こういったお金は、学校運営費から賄われるわけですが、
充分なお金があるようにも感じます。

実際のところはどうなのでしょうか。

校舎を改造することと教科書ではどちらが大事なのでしょうかと
私は思うわけですが、まったく不思議な国です。

話がそれました。

隊員共同イベントの打ち合わせは順調にいっています。

先日は、初日と2日目の学校から太鼓を借りることに成功しています。
あと2校は、借りることから始めなくてはいけません。
(何に使うかは、お楽しみに。)

準備は順調ですので、
南ア隊員のみなさんは、楽しみにして下さい。


自治体主体の陸上競技大会

2011-07-30 23:16:10 | 南ア-学校-

今日は、Municipality主催の陸上競技大会がありました。

陸上競技大会といえば、
教育省主体の大会が今年2月に行われました(リンク)が、

今回は、Municipality(自治体)主催です。

参加校は、10校前後。
ほとんどが私の巡回校からの参加でした。

というわけで、
大会のようすを写真で簡単に紹介します。

初めに、1200m走。

よーいドン。

年齢別(学年別とならないのが南アらしい)で走ります。

コースは、椅子を使って区切ってあるだけ。

冬とはいえ、水分補給を怠ると、途中でリタイアする子もいました。

また短距離走(100m走)もありました。

応援団は、終始盛り上がっていました。

今回は、後輩隊員さんにも来てもらい、任地の子どもたちと戯れてもらいました。
(普段見ない日本人に大興奮していました。)

私も普段会わない学校の子どもたちとひさしぶりに会えて、よかったです。


隊員イベント打ち合わせ中

2011-07-29 22:35:55 | 南ア-日本文化紹介-

今タームのはじめにも書きましたが、
8月中旬に、南アの協力隊員を呼んで、
隊員共同イベントを開催することになりました。

その名も、
『JAPAN SCIENCE FEST IN MALELANE 2011』。

4日間(6校)で開催する予定で、
日本紹介イベントと科学隊員によるサイエンスショーなど、
盛りだくさんの内容となっています。

南アで唯一の小学校派遣の協力隊員の私の任地に、
さまざまな職種の南ア隊員が来ます。

ちなみに昨年も同様の企画を開催したのですが、
そのときは、全隊員9名参加に対して、
今年は、最大10名参加と前回を上回る規模となる予定です。

今回、選んだのは、
来てほしいとオファーがあるにもかかわらず、
時間の都合で訪問できていない学校。

打ち合わせに行くと、
先生や子どもたちから「おひさしぶり」といわれることが多い学校です。

打ち合わせのようすや学校紹介は、また後日書きます。

お楽しみに。


セキュリティは2交代制

2011-07-28 19:33:51 | 南ア-学校-

先日、いつものごとく、
Schoemansdal地区を散歩していると、とある若者から声をかけられました。

彼の親戚(おそらく生徒)が、私のことをよく知っているらしく、
いろいろなことを話しました。

その後、彼が学校に通っているということで、ついていくと、
彼が通っているのが、セキュリティの学校。

Schoemansdalの田舎に、こんな専門学校があるとは思いませんでした。
しかもここは大通りから結構なかに入った場所にあるのです。

この日、授業が行われていなかったので、
どういう組織なのかは分かりませんでしたが、
セキュリティ専門学校でどんな勉強をしているか気になるところではあります。

そんなわけで、
今日は、学校にいるセキュリティ(守衛)の話。

私の任地の学校のなかには、
セキュリティを雇っている学校があります。

割合で言えば、70%くらいでしょうか。

学校には、パソコンなどの電子機器、
学校の運営上に必要な書類など、たくさん置かれています。

それらを守るのが、セキュリティ(守衛)の仕事。

もちろん首都などの都会では、
日本で言うセコムのような警備会社があるようですが、
田舎にないので、セキュリティが活躍しています。

彼らの勤務時間は、24時間2交代制で、
学校の校門のなかにある、このような小屋に住んでいます。

なかには、料理器具や寝床も用意されています。

学校の安全を守るために、彼らは日々活躍してくれます。


オランダ人の前で即興授業

2011-07-27 23:53:52 | 南ア-学校-

先週来、従来活動である授業補助を止め、
なかなか活動らしい活動ができなくなっていたわけですが、
今日より本格的に授業補助を再開しました。

といってもあくまで補助の目的で、
Schoemansdal地区の小学校に行きました。

本来であれば、授業前に現地の先生と一緒にトピックを決め、
その授業の補佐をするわけですが、
今日は、その相方先生が急に別の会議に出席することになり、
急遽私がすることに‥。

ちなみに今日、サポートする予定だった先生の過去の授業はこちら
彼は、とてもいい先生です。
(決してサボって逃げたわけではありません。)

そんなこともあり、私は代わりに授業をすることになったのですが、
始まってすぐに、突然現れる、オランダ人の女子大生。

「何故に私の授業を参観しに来たの?」

何故オランダ人がいるかはこちら

しかも先ほども述べたように、

今回は急に授業を頼まれていて、授業の事前打ち合わせをせず、即興授業だったのです。

彼女たちから授業参観の予定表をもらったのですが、
たしかに今日は、この授業を参観することになっていました。

何度も言います。
本来授業するべき先生は決してサボったわけではありません。
逃げたわけでもありません。

私は、すぐに他の先生たちに別の授業参観に変えた方がいいんじゃないと進言しましたが、
オランダ人の彼女たちから、
「せっかくなので、日本から来た算数教師の授業もみたい」と言われ、
結局見せるハメに。

まあJICA的には、いいアピールなのですが、
準備がまったくない状態だったので、四苦八苦するのが目に見えていたので。

ちなみにトピックは、小数の足し算。

比較的簡単なトピックなので、さしあたって問題はなかったのですが、
何せ急だったので、事前に問題も準備していない、テキストもない、
指導プランもなく、とても緊張しました。

授業自体は、無難に進んだのですが、
さすがに日本テイストがないと観客(?)に申し訳ないので、
見栄を張って、「虫食い算」形式に。

我ながら機転を利かせて、子どもたちの活動重視の授業にしたので、
オランダ人でもちょっとは納得していただけたかなと。

嘘です。言い過ぎました。

事前にきちんと分かっていたら、
もう少しまともな授業ができたと思うので、とても残念です。

授業後、オランダ人女子大生とは、
それなりに話すことができましたが、
残念な授業のせいか、私のテンションは、低めのままでした。

また写真撮り忘れました。
今日はそれどころではなかったので。期待した方、すみません。

即興授業を引き受けるときは、それなりの覚悟がいるというのが今日の感想です。