虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

南ア最後の研究授業

2012-03-11 17:51:04 | 南ア-算数-

帰国も近づいてきた3月1日。

私の任地内の小学校で、Gr.5の教師対象に、研究授業を行いました。

前にも研究授業を行ったのですが、
そのときは、日本のとある大学の教授が中心となって行ったもので、
(そのときの記事はこちら)
純粋に私が企画・立案したものは、今回が最初です。

企画自体は、昨年より持ち上がってきていたのですが、
昨年の第4タームにワークショップが開催できない事態が発生したため、延期になっていました。

というわけで、今日は、
私が企画したものとしては、最初で最後となった研究授業について書きます。

今回、授業を行ったのは、Schoemansdal地区の教師です。

彼は、前回の研究授業にも見学、参加しているので、
研究授業については多少なりとも経験がある方だったので、安心しながら進められました。

今回のイベントにあたっては、
先月より赴任された新隊員の方にも積極的にも参加していただきました。

授業単元は、「二捨三入」という難しい単元。
(二捨三入についてはこちら)

事前の打ち合わせを綿密に行ったので、授業はなかなかいいものになりました。

写真は、授業のようす。画面手前に座っているのが、当日参加の教師です。

その後、反省会をしました。
この手の研究授業では、当たり前ですが、
授業者のよいところを褒めながら、必要に応じてアドバイスするという形が理想です。

今回、私が司会、進行だったため。
彼らの意見を十分にまとめられたか不安でしたが、
予想以上にたくさんの意見がでてきたので、ひとまずほっとしました。


今年も二捨三入?

2012-02-06 23:54:39 | 南ア-算数-

今日は、Schoemansdal地区の小学校。

Gr.5の「二捨三入」の授業です。

「二捨三入」については、こちら(昨年の授業より)をご覧ください。

「二捨三入」は、
子どもたちにとっても、教師にとっても(?!)、混乱しやすい単元です。
結果、教師たちは、指導法の議論をする前に、答えを確かめ合うレベルです。

この指導法は、やはり数直線を用いるのが、正攻法かと思いますが、
今回、ジンバブエ人の教師の授業でそれが効果的に指導されていたので、
今日は写真で紹介します。

彼は、家にたとえて、説明していました。

そこで、私は、そこに人を追加して、よりイメージしやすいようにしました。

最近は、活動終盤になってきたこともあり、
こうした1moreアドバイスに徹する時間が多くなってきました。


今年もMathsテスト

2012-02-04 19:13:50 | 南ア-算数-

今週は、木曜日にSchoemansdal地区の小学校で、Mathsテストを行いました。

昨年の8月のNationalMathematicsWeekに行った「和算に挑戦」を、
別の学校からも興味があるといわれたため、
今回、年度初めながら開催することにしたものです。
(記事その1その2その3)

このテストは、
論理的思考を問う問題やあまり見たこともない日本の問題(数独、虫食い算)などを
任地の教師や子どもたちに紹介することを目的に作ったもので、
見慣れない問題ということもあり、2人ペアで取り組むテストとしています。

そのときの様子は、こんな感じです。

子どもたちは、普段じっくり腰を据えて問題に取り組むことがないため、
この朱の論理的思考を求める問題は、すぐにあきらめるかと思いましたが、
予想以上に熱心に取り組んでいたので、驚きました。

翌金曜日に、子どもたちに答案を返しました。
今回も成績上位者に特製の表彰状を贈呈したので、
これが今後のモチベーションにつながっていったらと思います。


産休によりコンビ解消へ

2012-02-01 23:52:10 | 南ア-算数-

今日は、Kamhlushwa地区の小学校。

この学校では、主にGr.7のクラスをサポートしていました。

活動も残りわずかになり、一つ一つの学校に行く回数も限られてきましたが、
今日の教師は、来週から4ヶ月の産休に入るため、
今日が二人で授業する最後になりました。

最後の授業は、「正の数・負の数を数直線上で表す」です。
同内容は、昨年もコンビを組んで授業したので、
ちょっとは指導法が改善されたかなと期待していたのですが、
残念ながらほとんど変わっていませんでした。

もっと時間をかけて指導していきたかったのですが、
なかなか思い通りにはいかないものですね。

さて、彼女は、私の家の比較的近くに住んでいるので、
帰国前には、彼女の家を訪れたいと思います。

写真は、最後の授業のようすです。

 


素因数分解-Gr.7-

2012-01-31 22:54:32 | 南ア-算数-

今日は、素因数分解の授業を行いました。

「素因数分解」は、
二本松訓練所で語学訓練を受けていたときにも模擬授業で取り組み、
南アに来てからも何度か授業した思い出の単元です。

かれこれ10回近く教えているのではないでしょうか。
(いろんな学校を巡回して教えているため。)

基礎計算が苦手な南アの子どもたちには、
素因数分解以前に割り算でつまずく場合が多いのですが、
じっくり先週からじっくり時間をかけて教えてきたので、
ある程度、わかってくれたように感じます。

またふりかえりをノートで確認していきたいと思います。

写真は、こっちで一番良く一緒に授業をした先生です。
サッカーの南ア代表BafanaBafanaのユニフォームを着ています。