虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

今年度第1回ワークショップ

2012-01-31 23:29:35 | 南ア-ワークショップ-

今日は、今年度はじめのCI主催のワークショップが行われました。

昨年の最終タームはワークショップが開催できなくなってきたため(詳しくはこちら)、
約4ヶ月ぶりの開催となりました。

内容は、今年度の授業のあり方やクラスター代表者の決定など、
かなり事務的な内容でしたが、
後輩隊員の赴任日が来週に近づいてきたいま、有意義な時間となりました。

初めてワークショップに参加してから約2年。
いまはほとんどの教師の顔を知っていることもあり、
帰国が近づいてきたことに、少し寂しさを感じました。


ワークショップの開催不可?!

2011-10-24 12:50:53 | 南ア-ワークショップ-

今日は、ワークショップの開催について。

まずはじめにワークショップについて。

ワークショップとは、
日本で言うところの「教職員研修」にあたり、
主に、CI(学校指導主事)が該当地区の教職員を集めて、
授業の指導法や学校運営の在り方を指導するための研修会のことです。

ワークショップを開催するのは、CIのみではありません。

地域の教員代表も、私のようなボランティアも
サーキットオフィスからの要請に応じて、ワークショップを開催することができます。

私の前任者は、
このワークショップを幾度となく主催して現地の教師の指導力向上に努めてきましたが、

私は、さらに現地の教員が主体的になれるように
教員代表を中心に後方支援に徹してきました。

このタームでは、前タームで紹介した「研究授業」を、
サーキット内全体に広めるべく、ワークショップを開催する計画を立てていました。
(前タームの研究授業については、こちら)

しかし、残念ながら、
今タームは、ワークショップを開催できないようです。

どうやら先日のストライキの影響からです。
(先日のストライキについてはこちら)

これが未だに解決しておらず、その結果として、
南ア最大教職員組合であるSADTUが、
RegionalOffice(つまりそこに属するCI)主催のワークショップへの参加を拒否しているようです。

私のところにも
教員代表や私が主催してもワークショップが行えないとの旨の連絡をもらいました。

先週、SADTUの地域の幹部の先生と話したのですが、
彼らからは、子どもたちと地域の利益のために行っているので、理解してほしいと頼まれました。

教職員組合が強すぎる南アの実態を改めて浮き彫りにした出来事だと思います。

さて、このタームは、あっという間に試験期間に入ります。

ふり出しに戻った感がありますが、
残された時間を有意義に過ごせるように善処したいと思います。


AMESA全国大会-最終日-

2011-07-15 23:03:45 | 南ア-ワークショップ-
今日でAMESAの全国大会最終日でした。

最終日は、午前中のみで、私も2つのワークショップに参加しました。

一つは、小学校教師の若手の白人先生が行う、DataHandlingについて。


彼の説明は、とてもわかりやすく、彼の授業をぜひ生で見てみたいと感じました。
彼のような若手の白人先生が
このような全国大会で発表する機会が与えられたことが何より驚きでした。

そして、もう一つは、
ケープタウンのあるWesterCape教育省の指導主事(白人と黒人のコンビ)が行う、
自然と学力が身につく算数クイズについてでした。
(写真撮り忘れました。ごめんなさい。)

こちらもレベル的には、私の任地では、使えないとは思いましたが、
算数の楽しさを自然と身につけるという意味では、とても興味深かったです。

その後、閉会式があって、全日程が無事に終わりました。

多くの方たちが今日帰ることを見届けて、私は、明日朝一番に帰ります。

ストライキの影響でガソリンが依然不足しているようなので、
ちゃんと無事に帰れるか心配です。
(記事はこちら)

AMESA全国大会-4日目-

2011-07-14 23:56:14 | 南ア-ワークショップ-
AMESA全国大会も残りあと2日。

今日も充実した一日となりました。

午前中は、授業のワークショップではなく、
MM(MathMarket)というスポンサーの宣伝のワークショップに参加しました。


彼らは、企業として商売をしているわけで、
どうしたら物が売れるのかを常に考えていますが、
その過程で、学校の教師や子どもたちと共同研究をしているようです。

彼らのような教科書会社の協力も、
南アの学校教育改善には必要だと感じました。

ちなみに今回のAMESA全国大会のスポンサーは、以下のとおりです。


OLD MUTUALという保険会社とCASIOがメインスポンサーで、
あとは、教科書会社を中心にたくさんのスポンサーがついています。

さて、話を元に戻して、
午後は、まずNationalMathsWeek(全国算数週間)の話を聞きました。

NationalScienceWeekというのが、
例年8月初めにあり、さまざまなイベントが行われるのですが、
それに乗っかる形で、同時期に算数週間も行おうではないかという試みのようです。


特に、AMESAがイニシアチブをとっていくことで、
イベントがさらに充実したものになるのではないかとのことでした。

まったくそのとおりだと思います。

私も何らかの形で、算数イベントを行えたらなと感じました。

その後、AMESAの年次会議(AnnualGeneralMeeting)。


ここでは、予算の決済や来年度の予算案について議論されました。

私と仲良しのPresidentも大活躍していました。

このように1日で、おなかいっぱいになるようなくらい
たくさんの行事が行われているので、まったく飽きません。

明日はいよいよ最終日。

最後まで安全に生活したいと思います。

AMESA全国大会-3日目-

2011-07-13 22:35:57 | 南ア-ワークショップ-

今日は、午前中に、
ハンズオンと呼ばれる具体物を使用した算数のワークショップに参加しました。

彼女が今回の司会者です。


具体的には、円周と直径の関係から、πの近似値を求めることや、
同じ底面積、同じ高さの円錐と円柱の体積の比を
具体的な操作で求めることなどを行いました。


私としては、それほど新たな指導法をGETしたわけではありませんが、
南アの先生たちがこの問題をどう指導するかがわかって面白かったです。


ちなみに、彼らの多くが、容積と体積の違いを説明できなかったのが驚きました。

その後、午後からSowetoツアーに参加予定だったのですが、
なんと、私を含む20名の名前がリストになく、
急遽、強制キャンセルになりました。

AMESAの大会の一部に組み込まれていたので、
JICA的に参加OKをもらっていたので、とても残念です。

結局午後は、FreeState州の先生と談笑して、のんびり部屋で過ごしました。