東京大空襲なんて初めて知りました」
『137億年の物語』著者、クリストファー・ロイド氏インタビュー
広野 彩子
>>バックナンバー2013年7月29日(月)
『137億年の物語』著者、クリストファー・ロイド氏インタビュー
広野 彩子
>>バックナンバー2013年7月29日(月)
来日した時にブログで「東京大空襲を初めて知って大きなショックだった」と書いておられましたね。
ロイド:そうなんですよ。江戸東京博物館に行って、東京大空襲について初めて知ったんです。1945年3月10日夜、米軍のB29爆撃機が東京に焼夷弾を落として焼きつくし、10万人以上の人をたった一晩のうちに殺戮したという史実です。広島、長崎の原爆投下で当日亡くなったとされる人数にも匹敵するではないですか。本当にショックでした。
日本人なら大体、学校で習って知っていることです。
ロイド:でも、海外の人間は恐らく誰も知らないんですよ。日本人以外は。これほどのひどい大量殺戮を。信じられない。こんなことってありますか。