Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

帰ってきたカリスママン

2009年09月08日 18時03分09秒 | Weblog



Charisma Man: An American geek is reborn in Japan(Los Angeles Times)

あのカリスママンが帰ってきた。えっ?カリスママンって何?ッていうかたは、この方がまとめてくれている。

内容は、本国では冴えないごくごく普通の外国人(このマンガではカナダ人)が、日本に来た途端、チヤホヤもてはやされて、女の子にモテまくり、やったこともない英語の先生で軽~く生計をたて、天国のような日本からなかなか抜け出せず、ビザを更新し続ける・・・そんな彼の敵は、自国では普通以下にもなりえる彼の正体を知る『外国人女性』! カリスママン always be happy 


 著者がこの漫画を描くようになった背景

In this land of anime, Charisma Man is a comic strip character created in 1998 by Larry Rodney, a Canadian then teaching English in Nagoya, to lampoon what he saw as the absurd hubris of many Western men in Japan. Capitalizing on their novelty status, they prowled for cheap thrills, an easy paycheck and sex -- not necessarily in that order. Many were slackers posing as teachers (a job for which they were underqualified) to continue the charade of their low-wattage celebrity.

 要するに主人公と似たような奴がいっぱい日本にいたそうな。
 おもしろいのは、



Even with Charisma Man's limited knowledge of Japanese language or culture, he nonetheless sees himself as a self-styled Superman

カリスママンは日本語や日本の文化についてたいして知識は無かったが、自分をスーパーマンと思いこんでいた。

という。

こんな感じかな??


I liken a trip back to America to Superman making a trip back to Krypton・・・・Hence America becomes my Krypton because I feel absolutely sapped of strength there, even at the most interpersonal levels. Here in Japan, I can relate more to people; they generally give me the time of day and listen to what I say. This could be due to their interest in America, their tendency towards deference with White people, or my ability to describe in Japanese what I see around me--my X-Ray vision, so to speak. In terms of strength, here I feel I can accomplish more in a negotiation than the average Japanese・・・・・

debito.org/americatrektwo.html


 それはいいとして、

"Part of his success comes from the fact that many Japanese women are frustrated by their choices -- Japanese men who often are very conservative, old-fashioned and not very romantic," says Rodney, 41, who now lives in Vancouver.

"And even after all these years, many still have a romanticized view of what Western men are all about."

 
 作者によると、日本の男性が保守的で、古めかしく、ロマンチックでもないが、西洋人の男性についてはロマンチックなあこがれがあるから、日本の女性はカリスママンを選ぶ、のだそうである。
 これは一部欧米人が他者=黒人、中東人、南米人、東洋人などに対してもつ根深い偏見であろう。
 オリエンタリズムの一種である。

 日本人女性が欧米人とつきあう理由もいろいろあろう。
 その個人に魅了されて、というのは当然だろうが、英語がしゃべりたいから、日本人男性にもてないから、未知のものにあこがれて、あるいは、


カリスマ達に会うのは、決して愉快なことじゃないので、極力、彼らが出没しそうなパーティーやらバーやらは避けてた・・・・カリスマはべりをする女の子達の心境というものは、実際に聞いたことがないので分かりませんが、どこかに「外人と付き合う私→ちょっといけてる私→つまり、他のみんなより格上な私」ってゆう、図式があるんじゃないかなぁ・・・・
(カリスマ・マンについての考察。(Monologue Mania)

という人もいる。


 この本どっかの出版社で翻訳して出版しないかなあああ。売れると思うんだがなああ。

 もっとも、こうした在日外国人のステレオタイプはすでに形成されつつある。

 白人からミスタージェームスを連想する人はほぼいないだろうが、在日欧米人からカリスママンを連想する日本人は、わりに多いのではないか、と思う。固定観念の定着という意味ではこっちの方がよほど問題があるかもしれない。






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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (uzu)
2009-09-09 04:10:56
面白そうですね。
映画化も希望します。
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Unknown ()
2009-09-09 07:58:24
外人スマッシュと2本立てなら、案外ウケるかもしれませんね。
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カリスマウーマン? (shir)
2009-09-09 19:52:21
ネット上では日本人女性は海外でモテモテとかいう情報が流れているようですね。

カリスママンについて。男性の視点から見ると確かに、女性たちが彼らを取り囲んでいるのかもしれませんが、「カリスマはべりをする女の子」の視点から見るとどうなんでしょう?もしかしたら、カリスママンたちに頻繁に言い寄られて、「アタシってガイジンにモテちゃってしょうがないの。鬱陶しいくらい。」とか思っているんでしょうか?

ところで、「高校デビュー」とかいう言葉が若者たちの間にはありますね。これは中学まで部活動や勉強に打ち込んでた真面目で地味な子が、高校進学という環境の大きな変化を好機としてこれまでとは違う派手で社交的な子に突如変身する、という事象を表す言葉だそうです。

もし日本人集団内では冴えないと見なされてきた女の子が、外国人が支配的な「特殊な空間」で華やかなデビューを飾り、モテモテになるとしたら…
この仮説が成り立つとすれば、カリスマウーマンという別の類似したストーリーが潜んでいると主張できるかもしれません。

カリスママンとカリスマウーマンという、ふたつの類似した、しかし異なる視点を巧みに切り替え、時には交叉させながら複雑に進行するプロットを練り上げ、壮大なラヴ・コメディーを描き出すというのはどうでしょう?
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Unknown ()
2009-09-10 00:27:27
なるほど、カリスマウーマンってのはおもしろいですね。たしかに言えてる。
まじめなおつきいをしている人が大半なんでしょうが、カリスマウーマン的な勘違いをしている女性をみたことがある。
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Unknown (uzu)
2009-09-12 05:34:19
"カリスママン" "カリスマウーマン"
日米合作でハリウッドに旋風を巻き起こして頂きたい。
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