@suzuky
「ベルばら」はフランスでも大人気だった。○か×か?
「テルマエ」のヤマザキマリと、「トリイカ!」のとり・みきが考えた。
とり・みき
、
ヤマザキマリ
、
清野由美
>>バックナンバー2013年8月27日(火)5/6ページ
ピューリタン云々の理論が正しいかどうかは別にして、裸、おっぱい、ポコチンの露出についての反応についてはおもしろい。
良記事。日本マンガについてとりみき×ヤマザキマリ対談。クール・ジャパンはこの認識をベースにすべきだった。>「ベルばら」はフランスでも大人気だった。○か×か? http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130726/251563/ …
「ベルばら」はフランスでも大人気だった。○か×か?
「テルマエ」のヤマザキマリと、「トリイカ!」のとり・みきが考えた。
とり・みき
、
ヤマザキマリ
、
清野由美
>>バックナンバー2013年8月27日(火)5/6ページ
スペインでは大人気、アメリカでは無理!な児童マンガ
マリ:スペインというのはちょっと変なところで、『クレヨンしんちゃん』も大人気なんですよ。同じヨーロッパとはいえそれぞれが抱えている社会的な背景や歴史によって一つの事柄に対する反応が変わる。比較文化論として掘り下げると面白いと思います。
とり:『クレヨンしんちゃん』って、ピューリタンの国だと難しいんですよね。子供だけどすぐ裸になるし。
90年代にアメリカに行って、コーネル大学のアニメ部の学生たちと話をしたこと があるんです。そういう人たちなので、普通の人よりは全然理解があって、「エヴァンゲリオン」とか「めぞん一刻」とかのアニメが好きだと言う。「ほかにお勧めの作品はありますか」と聞かれたので、「いや、『クレヨンしんちゃん』はテレビ版も劇場版もすごく面白いよ」という話をしたら「『クレヨンしんちゃん』は、アメリカでは無理です」と言っていました。
マリ:無理、無理。あんなすぐにパンツ脱いで、お尻を丸出ししちゃう子供はアメリカでは無理。
とり:性器、振り回しながらあっちこっち。
マリ:だって、『テルマエ・ロマエ』の単行本だって、アメリカの日系の書店では最初、置いてくれなかったんですよ。表紙の全裸の彫刻絵がだめだって。
この表紙はNGだった
やっぱりアメリカは、それぐらいピューリタンなんですよ。なぜアングロサクソン系に日本のマンガが浸透しにくいかというのには、いろいろな理由があると思うんですけど、そのあたりの宗教的なベースが第一にあると思う。
ピューリタン云々の理論が正しいかどうかは別にして、裸、おっぱい、ポコチンの露出についての反応についてはおもしろい。