Bankの秘密基地

個人日記兼つれづれなるままに

MMDを触ってみる(17)

2010年06月06日 | Weblog



 モーションは作れないけれども、若干の修正や調整が出来るようになると今度はいろいろと挑戦した
くなるものだが、その一つに口パクの作成がある。MMDから直接口パクを作成することも勿論できるが、
もっと簡単に口パクを作成することが可能だ。vpvpではMMD本体だけでなく、関連ツールがダウンロード
できるようになっているが、そのうちの一つにMikuMikuVoiceがある。VPVPの下の方に「なんちゃって
ツール」と書かれているリンクあり、そこからMikuMikuVoiceがダウンロードできる。もともと
MikuMikuVoiceはVocaloidソフトで作成した音楽ファイルから口パク用モーションであるvsqファイルを
作成するものであるが、単純にマニュアルベースでvsqファイルを作成して口パク用モーションを作成
するという使い方も可能だ。




  本来は音声Waveファイルから基本周波数と音量を抜き出し、それぞれPitchBendとDynamics
に変更してVocaloidシリーズ用のVsqファイルに出力するツールで、普通の音声ファイルをMMDの
口パク用作成に開発されたわけではないのだが、口パクの作成をMMDでマニュアルで行おうとすると
意外に面倒な作業で、本ソフトを利用した方が生産性が高い。使い方はそれほど難しくなくて、まずは
ファイルから元となる音声waveファイルを入力する。そうすると図のような画面が出てくる。口パク
モーションのみの作成であるので上段のグラフ以外は必要なく、2段目、3段目は特に必要がない。




 実際の口パクモーションの作成手順だが、まずマウスで対象となる範囲を指定して再生しながら音節
毎に範囲を指定する。これは自分の耳で聞きながら音節毎に範囲を指定する必要があり、MMVで最も
煩雑な部分ではあるものの、MMDで直接作成するよりは簡単だ。範囲を特定できたら、音節とかかれ
た入力欄に該当する音節を入力する。図の参考例では最初の音節は「な」であるので範囲を特定でき
たら入力欄に「な」を入力して登録ボタンを押す。すると音節バーに「な」が登録される。これを音節
毎に繰り返す。かなり根気がいる作業に聞こえるが、慣れるとそれほどでもなく、MMDで直接入力する
よりも格段に楽だ。




 時折、台詞が早口で範囲指定が困難になるときがあるが、その場合にはwaveファイルを拡大する
ことで細かい指定をすることができる。拡大・縮小ボタンは結構便利なんで活用すれば意外に早く
口パクモーションを作成することができるようになるだろう。




 全ての音節を入力できれば後は出力するだけだ。出力は簡単で範囲を指定してファイルタブを選択
し、vsq出力を選べばファイルが出力される。後はMMDで適用すればよいだけだ。





 vsqファイルの入力はMMDで表情タブを選択するとvsqによるリップシンクという選択肢があるので
それを選択する。するとファイルを指定するように求められるのでMMVで作成したvsqファイルを入力する
だけだ。ただし、問題があってvsqファイルを入力すると何故か位置がずれている。その理由はよく
分からないのだが、再生しながら位置決めをする必要がある。位置決めの基準となるモーションとか
が分からないとずれたままになるので調整は必要だ。調整が完了すればMMDで再生してずれがないか
確認する。モーション作れなくても口パクだけでも意外に応用可能なんじゃないかとも思う。やはり
工夫とアイデア次第でMMDはいろいろな遊び方ができると思う。






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