上記の写真は国土交通省の国土情報ウェブマッピングシステムから検索して写真を合成。
尖閣諸島とは沖縄県石垣市に属する島で、8つの島・岩礁からなる。昔は人がいたらしい
が現在は無人島。
驚いたのは、「処分保留による釈放」という処置だ。犯罪の有無の前に判断を停止して被疑者
を釈放するというのは法治国家としてあってはならないだろう。中国人船長が無罪になっても
別に構わないけれど、起訴・不起訴の判断すらしないというのは一体全体日本の検察は何様なん
だろうかとも思える。不起訴にして釈放ならまだしも判断すらしない。あいた口がふさがらない
というのはまさにこういうことだろう。
次に驚いたのは「日中関係を考慮して...」というくだりが検事の口からでたことだ。貴方は
検察官だろう。検察は法律に従って、犯罪の有無の捜査、起訴・不起訴の判断をすることであって
政治判断をするのは仕事に含まれていないだろう。それとも日本の検察というのは政治家の仕事も
兼任しているのだろうか。これもまた開いた口がふさがらない。自分は右翼思想の持ち主ではない
がそれでも三権分立の要である司法組織の中核をなす検察が守るべき原則というはあるはずで、
今回の決定はその原理・原則を破るもので日本にとっての痛恨事ともいえる。