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★読んでいると気持ちが落ち着く本ってありますか?オススメは「ティク・ナットハン」の本

2019-09-16 08:08:19 | 「本」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?

今日は、またまた「本」です。
しかも、かなりオススメ
私的に、読んでいると気持ちが落ち着く本
こんな本は、久々です。

ストレスが溜まっている方
悩みを抱えている方
少し、時間がとれたら
この本のページをめくって数ページ読むと
また違う、今日がやってくるかもしれません。

本のタイトルは
「ティク・ナットハン Thich Nhat Hanh」
「ブッダ「愛」の瞑想
人間関係がうまくいく<気づき>の実践法
True Love
A Practice for Awakening the Heart」
です。

「ティク・ナットハン」
ベトナム生まれの禅僧、平和・人権運動家
学者、詩人
です。

15年にも及ぶベトナム戦争の時に
非暴力や慈悲という仏教精神をそのままに
南北勢力どちの側にも立たず
民衆を助ける社会活動を命懸けで行った人

です。

「私たちの的は人間ではない。憎しみの心や暴力だ」
として、負傷している兵士があれば
どちらの軍の兵士だろうと無条件で助けます。

その時代の苦しみを救うために
ブッダの教えを社会に生かそうとされた方
です。

言うは易しです。
これを実際にやってのけた
「ティク・ナットハン」の言葉
文字からも、やさしさが伝わります。
読者の心を穏やかにしてくれる

ということですが、
まずは、本の中から「愛」についてみてみます。

◆愛の四つの側面 四無量心
一つ目は「マイトリー(慈)」です。

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これは「愛に溢れた優しさ」「慈しみ」
と訳すことができます。

「愛に溢れた優しさ」とは「人間を幸せにしたい」
「愛する人を喜ばせたい」
といった気持ちばかりではありません。

それは、愛する人に実際に
「喜びと幸せをもたらす能力」のことでもあります。
人は愛しているつもりで、

かえって相手を苦しめてしまうこともあるからです。

真に愛するためには、訓練が必要です。
つまり、喜びと幸せを与えられるようになるには、
愛する人を深く見て理解する
実践をしなくてはなりません。
しっかりとあなた自身がそこにいる状態で、
時間をかけて、相手を注意深く観察するのです。

この「深く見る」実践から生まれる果実が、
「理解」と呼ばれるものです。

そして、理解にもとづく愛こそが
本物の愛です。
愛の本質は理解です。

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二つ目は「カルナー(悲)」です。

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「思いやり」です。
これは「人の苦しみをやわらげてあげたい」
と思うだけではなく
そうできる能力のことでもあります。

そのためにはやはり深く見るを実践をし、
その苦しみの本質を理解しなくてはなりません。
それでこそ、相手の苦しみや悲しみをやわらげ
変容させるように助けてあげられます。

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三つ目は「ムディター(喜)」です。

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「喜び」です。
喜びがない愛は、真の愛とは言えません。

ムディターとは、「人の幸せを喜ぶこと(随喜)」
と説明する人たちもいます。
しかし、それではあまりにも限定的です。
自分と他人を分離し、分けて考えています。
より深いムディターの定義は
「平和と満足にあふれた喜び」です。

人の幸せも自分の幸せも同じように喜んでください。
自分が喜びを感じてなければ、
どうして、人のために喜びを感じられるのでしょう?
喜びは、すべての人のためのものです。

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四つ目は「ウペクシャー(捨)」です。

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つまり、無執着、平静さ、あるいは自由です。

真の愛は人を自由にします。
あたながだれかを愛しているなら、
あなたはその人を自由にしてあげられます。
そこに束縛はありません。

愛する人が、自分のまわりにも心の中にも
自由を感じられるようなやり方で
愛する必要があります。

「愛するあなた、あなたの心の中にもまわりにも
自由な空間が十分にありますか?」

そう尋ねてみてください。
これはあなたの愛が本物かどうかを知るための
智慧ある問いかけです。

ウペクシャーがない愛は、所有欲が強くなります。
夏のそよ風はとれもさわやかで気持ちよいものですが
「自分だけのものにしよう」
と缶に入れたら、そよ風は死んでしまう
でしょう。
わたしたちの愛する人も同じです。
愛する人は雲、そよ風、あるいは花のようなもの
缶に閉じ込めたら、生きていられません。

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愛には、こんな四つの側面があるそうです。
種類といってもいいのでしょうか?
愛は幸せを感じるためには、最も大切な要素ね
この中にもありますが
真に愛するためには、訓練が必要とのこと
自分のこと、相手のことを
深く見て、理解する必要があるようです。
ともすれば、自分の瞬間の感覚だけで
相手を判断して、自分の想いだけで愛している
そんな気持ちになっているときが
ほとんどなのかもしれない
そんなふうに感じました。

では、愛を実践するために大切なこと
それが、次です。

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愛するとは、何よりも「存在すること」
ブッダはそう教えています。
あなたがそこにしっかりと存在していないのに、
真に愛することができるでしょうか?

けれども、存在するというのは、
決して簡単なことではありません。
いくらかの訓練、実践が必要です。
実は瞑想の真髄とは、まさに「存在すること」です。
瞑想とは、あなたが真に
「今ここ」に存在できるように
してくれるものなのです。

ここで、ひとつの問いが生まれてきます。

それは、
「あなたはた、今ここに存在する時間が持てますか?
愛する時間が持てますか?」
という問です。

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「今ここ」に存在する
これが、この本の大きなテーマだと思います。
忙しい世の中です。
あれをしなければ、これをしなければ
知らぬ間に日が過ぎています。
もしかしたら、「今ここ」に存在する
これが理解できたら
人生が劇的に変化するかも?
そんな、ふうにも感じました。

それでは、
それらを実践するためにいいなあ
と思ったキーワードを紹介します。

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◆本当に存在することができる「気づきの呼吸」

息を吸いながら 息を吸っていることに気づく
息を吐きながら 息を吐いていることに気づく

そう、心の中で唱えてみましょう。
少しの間集中して行えば
しっかりと今ここに存在できるようになります。

◆魔法の言葉

いったん唱えれば、状況も
わたしたちの心も体も
あるいは相手もすっかり変えることができます。

ただし、集中した状態
つまり、自分の心身が完全に結びついて
ひとつになっている状態で
唱えなくてはなりません。

「わたしは本当に、あなたのためにここにいます」

相手の存在を認める
「あなたがいてくれて、わたしはとても幸せです」

愛する人が苦しんでいたら
「苦しんでいるのですね。

だから、わたしはあなたのために、ここにいます」

あなたが苦しみの中にいるとき
「わたしは苦しんでいます。助けてください」

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シンプルなことばですね
ですが、この言葉が本当の意味で
伝わってきたら
まずは、心が落ち着く。
そして、いろいろな問題も解決していくかもれない
そんなふうに感じます。

まだまだお話はつづきますが
このくらいにしたいと思います。
最後にYOUTUBEのティク・ナットハンの動画を
紹介します。よろしければどうぞ!

2017-06-25 禅僧ティク・ナット・ハン(1)怒りの炎を抱きしめる

 



ということで、
今日は
「ティク・ナットハン」の
「ブッダ「愛」の瞑想」でした。

 

 
 


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