さくら日記でございます。

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★「全身で聴いて感じる」 人との繋がりにマジックが起きるかも「山根」さんからのメッセージ

2021-04-10 22:33:57 | 「本」


お疲れ様です。
みなさまお元気ですか?

今日は本です。
「山根基世」さんの
「こころの声を聴く力」です。

先日、図書館で借りてきたのですが
なかなかグットな話が盛りだくさんでした。
なので、今日はそのご紹介です。

「山根基世」元NHKのアナウンサー
この声を聞けばみなさま
「あっ~この人か・・・」
と気づかれると思います。

人気ドラマの「半沢直樹」のナレーター
をされていた方です。

半沢直樹のナレーター元NHKアナ山根基世さん 130831


検索してみると
女性初のNHKアナウンス室長をつとめられたそうで
退職後も「LLP ことばの杜」の代表として
ことばの大切さを伝える活動をされているそうです。

この「ことばの杜」のミッションから引用させてもらうと
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人は「ことば」を交わすことによって、
心を通い合わせることができ、
それはとても心地良い体験なのだと、
子どもたちに知ってほしい。
子どもたちに「ことば」の本当の美味しさを伝えたい。
「ことば」に、
人の心を動かす力があることを信じる子どもを育てることが、
より良い世の中を実現していくための第一歩になると信じて・・・

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とのことです。

便利なスマホの登場とともに
人と人のコミュニケーションも
大きく様変わりしてきました。
そして、「ことば」の使い方も
時代とともに変化しています。
こんな時代だからこそ
改めて「ことば」の大切さを
認識する必要があるのかもしれませんね。

ちなみに「ことばの杜」サイトはこちらです。
http://kotobanomori.jp/about/mission

ということで
少し話が脱線してきましたが

今日はそんな「山根基世」
から「聴く力」についてのメッセージです。


人と人との繋がり
一般的に大切なのは
自分の意思を人に伝える力
プレゼンテーションの能力
などなど、いろいろと取り上げられていますが

実は、大切なのは
自分の想いを一方的に伝えることではなく
お互いに伝え合うことが大切なのかもしれません。
そこで、カギとなるのがこの
「聴く力」そんなふうに感じました。

本の「はじめに」の一節を引用させていただくと
こんな言葉がありました。

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もちろん「聞く」ことも大切だけれど
それ以上に「聴く」という行為にいは
何かしら人知を超えた力が潜んでいるように思えます。
たしか、ギタリストのジミ・ヘンドリックス
の言葉だったと思いますが
「知識は語り、知恵は傾聴する」
というのがあるそうです。
他社の言葉をじっくりと聴こうとする人に
漢字の成り立ちそのものの、

真の聡明さ人徳を感じます。・・・
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ちなみに
「ジミ・ヘンドリックス」はこの方です。

Jimi Hendrix - Little Wing live in Stockholm 1968


前置きが長くなって
申し訳ないです。
では、早速本の中身ですが
こちらは、「山根基世」
アナウンサーとしての多く方との関わりのなかで
いろんな「ことば」を「聴いた」
さまざまなエピソードが紹介されています。

じっくりと「聴いた」その話は
どれも、なるほど・・・
という感じで
紹介した話題ばかりですが
その中から

今回は
「生涯現役だったチェリスト青木十良」さん
のお話です。

「青木十良」さん
みなさまご存知でしょか?
天皇陛下にチェロを教えていたことで有名な方
なんですが
90歳を過ぎても、なお現役で活動されていた
そうです。

YOUTUBEにありました。この方です。
cellist JURO trailer


では、本より少
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青木さんは音楽の素晴らしさについて滔々と
語ってくださったんだけれど
特に印象に残っているのは
ベートーヴェンの音楽はもの凄く救いになるという話
演奏した後、
心が冷えてしまう音楽も中にはあるんですって。
そういうときは、
ベートーヴェンを弾くと温泉に入ったような
気持ちになれる
というのです。
なぜかというと、彼は本気で神様
神の国を信じていて
いつか自分がそこへ行けると信じることによる
温もりがある。

だから、「ベートーヴェン温泉に入る」
とおっしゃるの

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こちらはベートーヴェンのチェロの曲です。
Beethoven:Cello Sonata No.3/Yo-Yo Ma & Emanuel Ax(1985 Live)
 

そして、こんな一文もありした
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青木さんがよくおっしゃる
「楽譜が読める」ということも
朗読と同じだなあ
と思います。
本当に譜面通りに弾いたら
つまらない曲
になってしまう。
もちろん、譜面通りに弾かなきゃならないけど
楽譜を読んでそれを音楽にするとき

ある翻訳
ある意訳
ある解釈

そういうものが入らなければ
つまらないという。

そういう意味で
青木さんは八十過ぎてようやく
「楽譜が読める」ようになった

おっしゃるんですね。

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一部分のご紹介なので
「聴く力」の魅力がぜんぜん伝わりませんが
どの話もどんどん深い話へと発展していくのがわかります。
私的にはなるほどっ!です。

やっぱり本みるのが一番なので
興味がある方はこちらで!

 
最後にこの「ことば」を紹介したいと思います。
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「聴く力」とは
十四歳の頃の繊細で柔らかな感受性で
相手の言葉をを澄まして聴いていると
自分の内なるに気づきはじめる。

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ということで
今日は
「全身で聴いて感じる」
人との繋がりにマジックが起きるかも
「山根基世」さんからのメッセージ
でした。

 
 
 


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