KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

梅雨の最中「伊勢の国は曇り後晴れ」

2013-06-23 22:13:22 | 平成の弥次喜多道中

梅雨どきのさなか 台風接近に気をもみながらも

にもかかわらず この三重の地は 晴れだ

第6回目の「やじきた道中」が 始まった

幸いにしてウォーキングには望ましい 曇り空である

 

JR関西本線 亀山駅から

ワゴン車3台にそれぞれ分乗して

今日の出発点、関宿西の追分に集まった。

鈴鹿のメンバーは一足早く集まっている。

 

 

 

神奈川県からの参加者 田原さんにならって準備体操

足首や膝、体全体を伸ばしたり縮めたり、いざという時には

大事に至らぬよう体自身に準備させておくのだとか

さあ 出発!

 

 

姫路からの一行と出会う

ウォークや登山などでは

ただ声を掛け合って 笑顔ですれちがうだけなのに

それでいて何故か仲間意識を覚え 共感するものがある

だから つい声をかけてみたくなる

「どちらから来られましたか?」

「姫路からです」

「鈴鹿の峠を下ったんですか?」

「いやいや今朝は坂下からです、あなたたちはどちらから?」

と聞かれて

「神奈川、静岡、愛知、三重からです」

「そうですか!では気を付けて!」

「どうも 気を付けて!」

このような会話は

列からは2、3人が遅れるが 違和感はない

むしろ旅人同志の「交流」のような場面でさえある

 

超泉寺で休憩

東海道筋にあるお寺さんでは

いつもトイレをかりている

とくに伊勢の国ではお寺さんが多く

われら旅人にとっての休憩場所として

たいして承諾もなく使わせてもらえるという

安心できる施設になっている

 

休憩ではさりげなく原田さんが

チョコレートや飴を

みんなに配ってくれる

ありがとう!という言葉も

にっこりとする笑顔に

 もう言葉は要らないですなあ

 エネルギー補給のあと

 

 

しばらくすると

馬子唄会館に着いた

 今回は

正調鈴鹿馬子唄保存会の皆さんによる 馬子唄の発表と

馬子唄を教えてもらって 一緒にうたおう

というサプライズだ

 

馬子会館に到着すると すでにテーブル 椅子を

保存会の方がセットしてくれていた

 

坂は照る照る鈴鹿は曇る

 間の土山雨が降る

馬がもの云うた鈴鹿の坂で

 おさん上臈なら乗しょと云うた

 

これは正調鈴鹿馬子唄の歌詞

< 「鈴鹿馬子唄」とは

東海道を馬を引いて荷物を運搬した人「馬子」が、

道中に唄っていた唄のことです。

土山から鈴鹿峠を挟んだ三重県亀山市ぐらいまでの

地域の民謡として歌い継がれています。>

ということだった。

 

しばし 聞き入った

シャン シャン 鈴の音

はい~っ  ん

 

透るような高い声と

長~い 息継ぎ

 

92歳のお婆様の鈴の一振りに

唄い手達が息を止めて

吐き出す声を 溜めて

その時を待つ

合せる その一声に

緊張の間が

我々にも伝わる

 

馬が馬子にひかれて

東海道鈴鹿の峠にさしかかる

馬が首を振るごとに シャンシャンと鈴がなる

のどかに仕事唄が聞こえ

時空を超えて わたしたちも 

その情景の中にいるような感覚が わきあがってくる

ああ みんなでここまで来た 東海道を歩いてきた

そんな力をもらったような気がする

 

しかーし

正調鈴鹿馬子唄は難しかった!!

 

余韻の残る中 同じテーブルで昼食

午後からにそなえて しっかり腹ごしらえ

 

出掛ける前に 記念写真

 

 

本日の終点 

元坂下までは早めの到着だった

片山神社まで 行こうか

 

ここで一行は迎えの待つ

集会場まで戻るが

脚どりは 軽快だ

お日様も出てきて

曇りから 晴れへと

 

次回の第7回やじきたは 9月です

 

平成 伊勢の国編の最後の行程です

今回参加できなかった方

また、神奈川、静岡、愛知のみなさんと

歩きましょう!!

それまでお元気で。。。と口々に

なんだか熱い思いで 

亀山の駅を後にしました 

         (写真中井 記大平) 平成25年6月22日